
ブリティッシュ・エアウェイズの現在の塗装(機体はボーイングB767-300)。尾翼は英国国旗であるユニオン・ジャックをモチーフとしたものです。
航空会社ごとに決められている「コールサイン」
旅客機の運航は、パイロットと航空管制官が交信しながら行われます。管制官は離陸や着陸の許可を伝え、パイロットはそれを受けて離陸や着陸を行います。パイロットや航空管制官が主人公となった映画などもありますので、実際耳にすることはなくても想像はつきますよね。
航空管制について詳しくお話しはしませんが、ルールとして航空管制で交信を行う祭には相手の“コールサイン”を呼び合うというのがあります。これによってどの旅客機とどの管制セクションが交信しているのかが、お互いに間違いなく伝わるわけです。
旅客機側のコールサインは、航空会社ごとに定められています。これはICAOコールサインと呼ばれています。ICAO(International Air Rail Organisationの略)コールサインが定められていない航空会社や小型機は、登録記号をコールサインとして無線交信を行うのが一般的です。航空管制の場合、このICAOコールサインに便名を付加して行われます。たとえば日本航空の777便ならば「ジャパンエア777」、全日空の10便ならば「オールニッポン10」という感じになります。
それでは日本の空でおなじみの航空会社のコールサインをちょっと紹介しましょう。このコールサインは基本的に航空会社が好きな言葉を選ぶことができます。
ご覧になっていただければわかる通り、たいていの航空会社は自社名をコールサインにしています。その中で異彩を放つコールサインがありますよね。
ブリティッシュ・エアウェイズのコールサイン、「スピードバード」です。「ブリティッシュ」とかになりそうなのものですが、スピードバードなんです。このコールサインはブリティッシュ・エアウェイズのマーキングの歴史に関係があるのです。
ブリティッシュ・エアウェイズは複数の航空会社が合併してできた航空会社です。元々英国航空と名乗っていた航空会社とインペリアル航空が1939年に合併し、英国海外航空(BOAC:British Overseas Airways Corporation)となりました。その当時のBOACの旅客機のマーキングは、機首や尾翼に矢印のように簡略化された鳥が描かれていました。この鳥をスピードバードと呼んでいて、それがそのままコールサインとして残っているのです。素敵な名前ですよね~。その後BOACは1974年にBEA(British European Airways)と合併する際に、現在の社名であるブリティッシュ・エアウェイズとなるのです。
そうそうコールサインで有名なものといえば、アメリカ大統領搭乗機を指す「エアフォースワン」というのがありますね。ちなみに副大統領が搭乗している時は「エアフォースツー」となるそうです。
| 日本航空 | ジャパンエア |
|---|---|
| 全日空 | オールニッポン |
| アメリカン航空 | アメリカン |
| エールフランス航空 | エアフランス |
| ブリティッシュ・エアウェイズ | スピードバード |
| コンチネンタル航空 | エアマイク |
| キャセイパシフィック航空 | キャセイ |
| デルタ航空 | デルタ |
| 大韓航空 | コリアンエア |
| KLMオランダ航空 | ケイエルエム |
| ルフトハンザドイツ航空 | ルフトハンザ |
| ノースウエスト航空 | ノースウエスト |
| シンガポール航空 | シンガポール |
| ユナイテッド航空 | ユナイテッド |
| ヴァージン・アトランティック航空 | ヴァージン |

