車が駐車料金を払うように飛行機も空港に料金を払うの?
飛行機は毎日毎日空港と空港を行き来しています。空港では飛行は乗客を乗せる前に、点検作業や給油、貨物の積み下ろしなどさまざまな作業を行います。スケジュールによっては、空港に着陸してから次の日までとめておく場合もあります。なんだか空港は、飛行機の駐車場みたいな感じですよね。となると気になるのが、車と同じように飛行機も駐車料金のようなものを払うのでしょうか。
着陸料とは?
車の駐車料金に当たる料金を「着陸料」といいます。着陸料は滑走路など離着陸施設の使用料で、航空会社が空港に支払います。この価格は、空港が世界の航空会社などで構成される団体IATA(国際航空運送協会)と交渉して価格を決めます(日本の空港は価格が決まった後に国土交通省に届け出します)。だいたい飛行機1トンあたりいくらといった勘定がされますが、空港によっては飛行機の騒音別に1トンいくらとしているところもあります。
主要空港の国際線着陸料※B747-400、1機あたりの料金
| 空港名 | 国 | 料金(円) |
|---|---|---|
| 新東京国際(成田)空港(9/30まで) | 日本 | 948,000 |
| 関西国際空港 | 日本 | 826,000 |
| 新東京国際(成田)空港(10/1から) | 日本 | 731,000 |
| 中部国際空港 | 日本 | 656,000 |
| ジョン・F・ケネディ国際空港 | アメリカ | 521,000 |
| チェックラックコック国際空港 | 中国(香港) | 379,000 |
| シャルル・ド・ゴール国際空港 | フランス | 370,000 |
| 仁川国際空港 | 韓国 | 354,000 |
| チャンギ国際空港 | シンガポール | 224,000 |
| ヒースロー国際空港 | イギリス | 108,000 |
空港ごとに値段の交渉をするわけですから、世界中の空港の着陸料が一律、というわけではありません。たとえば施設を拡張したり、滑走路を増やすなどの計画を実現するためには大金がかかります。そういった諸経費を負担するために、着陸料などを利用することになります(もちろん着陸料だけではなく、施設使用料などさまざまな料金を航空会社は空港に払っています)。そうした計画がある空港は、着陸料をあまり安くすることができないというのは皆さんもおわかりですよね。逆に近々にそうした工事が必要なかったり、土地が安かったり、人件費の安い国の空港などは着陸料も安そうだな、と想像がつきます。
などと考えていると、わが国日本は…、土地も高い、人件費も高い、…ですよね。そうなんです、ご想像の通り日本の空港着陸料は世界一高いのです。実際の料金は表を参照していただくとして、いやーホントに高いですね~。ヒースロー国際空港と関西国際空港の料金の差が約70万円!!お隣は韓国の仁川国際空港と比べても2倍以上!
航空会社にとっては自国の国の空港が使い勝手がよく、ハブ空港(拠点空港)として賑わいのある空港があるのとないとでは、大違い。使い勝手のよい空港には、多数の航空会社が乗り入れしますし、それにともない目的地が多数増えれば、旅客や貨物も増えるわけです。当然、空港側も料金を値下げしたりするなど、国際的な競争力のある空港作りを目指しています(成田空港ではこの10月1日から平均して22%の引き下げを実施しました)。日本の空港も世界の空港に負けないようにがんばって欲しいものですよね。


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