|
あけましておめでとうございます! 2006年もますますパワーアップしてお送りいたしますので、 今年もエアラインブログをよろしくお願いします。 |
今回は見かけた瞬間“凝ってる~”と感動してしまった、DREAMS COME TRUEの「JET!!! / SUNSHINE きくきくセット/きくみるセット」を見ながら機内食の話をしていきましょう。

DREAMS COME TRUE「JET!!!/SUNSHINE きくきくセット」
内容はメインCD+CD(WINTER SONG~DANCING SNOWFLAKES VERSION~)となっています。JET!!!はロッテガーナミルクチョコレートのCMソング、SUNSHINEは「めざましテレビ」のテーマソングです。

DREAMS COME TRUE 「JET!!!/SUNSHINE きくみるセット」
内容はメインCD+DVD(ドリカム主演映画amoretto)となっています。
ジャケットにはエコノミークラスの機内食のような1トレイにさまざまな食材(!?)と、脇にはちょっとクラシカルな制服をきたキャビンアテンダント(ドッチワーデスと書いてありました。“きくきく“か“きくみる”セットの“ドッチ”にするの?にかけているようですね)が写っています。さらに“きく”と“みる”にかけて、食材の中にきくきくセットにはヘッドフォンがのせられ、きくみるセットにはメガネがのせられています(笑)
さて機内サービスに機内食が登場したのは、1920年代のこと。一度「世界最初のスチュワーデスは白衣の天使だった!?」でお話したように、1930年にボーイング航空輸送(ユナイテッド航空の前身)で採用されたスチュワーデスが、調理済みのランチにコーヒーを付けてサービスをしたのが、本格的なはじまりです。今のようにキャビンが与圧された大型機で飛行する時代ではなかった頃のお話ですから、小型機で低空飛行をしながら揺れる機内でのサービスは、大変なものだったことでしょう。
機内食のメニューとして一番スタンダードなものは、ステーキ・ランチ風の洋食ですが、最近では非常にバラエティに富んだものとなっていて、日本発のファーストクラスでは、肉や魚をメインにしたフルコース数種類のほかに、和食の懐石風機内食を用意している航空会社も多くなってきています。また以前にもお話したように、エコノミークラスであっても中華料理、カレーなどといったインド料理、ビビンバといった韓国料理などを出し、お国柄をアピールする航空会社もあります。
さて、こうした機内食がどこで作られているかというと、日本や海外を問わず専門のケータリング会社が作っています。日本ではTFKという会社が最大手で、国内外の航空会社30数社、1日平均3万食の機内食を担当しているそうです。
機内食には地上のレストランで調理するのとは異なった、さまざまな制約・特性があります。大前提となるのは、大勢の乗客が乗るヒコーキに一定期間同じメニューを提供しなければならないわけですから、安定して確保できる食材を選択しなければなりません。そして一番特色があるというか特殊なのが、機内食は“調理してから時間が経過してから乗客にサービスされる”ということです。機内食の仕込みはだいたい出発の4~5時間前にはじまり、2時間前までに機内搭載用の車両に搭載されます。離陸してからすぐにサービスがはじまるわけではないことを考えると、乗客に機内食がサービスされるまでにかなりの時間を要することになります。たとえば野菜などは時間をおくと水分が出てくるので、濃い目の味付けなどの工夫が必要だったり、肉や魚などのホットミールは、機内で再加熱するのでそれを考慮に入れた調理具合にしなければならないなど、さまざまな工夫がされています。
さらにこうした制約をクリアしつつ、“安全性”が大前提ですので、素材の鮮度はもとより、盛り付けられた料理は必ず金属探知機を通して、異物の混入をチェックするなど、常に気を配っているのです。
普段何気なく機内食を食べていますが、ひとくちに機内食といってもさまざまな制約や特性を考え、工夫されたものだということがよくわかります。また、国籍・民族、老若男女の区別なく、さまざまな人々の口に合うようなメニューにしなければならない、非常にデリケートで大変な工夫がされているんですよね、機内食って。

ルフトハンザ・ドイツ航空のグループ会社の1つで、機内食ケータリング会社のLSGスカイシェフ社での機内食調理風景。LSGスカイシェフ社は1966年に設立され、ルフトハンザをはじめ260社におよぶエアラインの機内食や機内サービスを請け負う、世界最大のケータリング会社です。(Photo/Lufthansa)


最近のコメント