
B737型機、5000機目のデリバリーを祝って2月13日に行われた式典の様子。5000機目はサウスウエスト航空にデリバリーされました。(Photo/Boeing)
2月13日、ボーイング社で製造されているB737型機の5000機目がデリバリーされました。小型・中型旅客機であるB737型機は、航空史上最多の製造数を記録する航空機として、ギネス・ワールド・レコード社にも認定を受けている、大ベストセラー機です。記念すべき5000機目はサウスウエスト航空のB737-700で、サウスウエスト航空にとって447機目のB737型機となります。ちなみにサウスウエスト航空は、B737型の3モデル(-300、-500、-700)のローンチカスタマー(最初の顧客)でもあり、世界最大のB737型のオペレータでもあります。
余談となりますが、サウスウエスト航空は格安航空会社の走りとしても知られ、航空券はなく(電子チケット制度を採用。私はプラスチックの何度も使えるチケットを見たことがあります)、機種もボーイング737シリーズに統一、客室乗務員が清掃など複数の仕事をこなすなど、徹底したコスト削減等で、アメリカ同時多発テロ事件後も全米で黒字運営を続ける数少ない航空会社の1つです。キャビンアテンダントの制服が、夏服の場合ポロシャツ、キュロットパンツ、スニーカーという様にラフな格好なのも大きなインパクトがあります(今ではこういったカジュアルな制服を採用している航空会社も増えてきていますが)。またスペシャルマーキングでも有名で、サンディエゴの水族館「シーワールド」のPR用として、保有機の一部の機体全体にシャチのペイントを施したり、テキサス州の州旗(サウスウエスト航空の本拠地)をペイントしたりと、外見も中身もユニークな会社なのです。今年中にはさらに 33 機の 737 型機を受領する予定です(凄いですね~)。
さて話をB737型機に戻すとしましょう。現在、B737型機は4100機以上が541社で運航され、190か国1200都市以上に乗り入れ、いずれかの機体が4.6秒ごとに離着陸し、常に1250機が飛行中にあるということです。B737型ファミリーは、1968年に就航した初代(B737-100、-200。合計1144機)、1984年就航のクラシック(B737-300、-400、-500。合計1988機)、そして1998年就航のネクスト・ジェネレーション(NG)(-600、-700、-800、-900ER。現在までに1868機)で構成されています。B737型機シリーズの生産1号機は1967年12月28日、ルフトハンザ ドイツ航空に-100型が引き渡され、1968年2月10日から就航しています。
B737型機は日本では、日本航空グループ(B737-400、導入予定としてB737-800)、全日空グループ(B737-400、-500、-700)、スカイマークエアラインズ(B737-800)、スカイネットアジア航空(B737-400)と日本の空でも大活躍です。
B737NG型機は、航続距離を延長、貨物搭載量の増加などにより、オペレーション・コストを削減し、競合機種(エアバスA320型機など)より座席当たりの燃料効率を3%から7%向上し、メンテナンス・コストを最大22%削減しています。1月31日時点で、B737NG型機の受注総数は95社3000機以上(受注残1154機)と、今後もB737型機は旅客機の大ベストセラーであり続けるようですね。

全フリートをB737型ファミリーで統一しているサウスウエスト航空。スペシャルマーキングも多く、デザインもとてもユニークなものが多数あります。写真はサンディエゴの水族館「シーワールド」のPR用としてペイントされたシャチのスペシャルマーキングです。(Photo/Southwest Airlines)

B737-100のファーストフライトの様子。1967年4月9日のことでした。この後、1967年12月28日にルフトハンザ ドイツ航空にデリバリーされ、1968年2月10日から路線就航を果たしました。(Photo/Boeing)

