
エアバスA300-600Fは、メインデッキと床下貨物室にかなりの容量の貨物を収容することができ、現在使われているあらゆる種類のコンテナやパレットを収納することができます。また航続距離は最大4,000海里 (7,700km)で、国内運航はもとより近距離国際路線にも運航できるなど非常に用途の広い機体といえるでしょう。実際ギャラクシーエアラインズでも後々はアジア方面への進出も考えているようなので、まさにぴったりな機材ですね。(Image/佐川急便)
貨物運送大手会社の佐川急便が昨年の5月17日に航空貨物輸送事業への参入のため“ギャラクシーエアラインズ”という新規航空会社を設立したことは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ギャラクシーエアラインズは、今までの航空貨物の「早いけれど、高い」という概念を打ち破る「宅配便並みの料金で翌日配達」を実現するために設立されました。しかし今までの航空貨物の「早いけれど、高い」ということは理由があるわけで、そうしたなかで安価なサービスに挑戦するギャラクシーエアラインズの今後には期待大!です。
運航開始は今年の6月としていますが、2機のエアバス機を使用しますが、1機は中古改修機、もう1機はリース機での導入となるようです。1号機となる中古改修機は、旅客型のA300-600R(日本航空(旧日本エアシステム)が使用していますね)からの改修機で、タイプ名はA300-600RP2Fという機体で、最大積載量は48トンです。予定通りであれば4月28日に受領予定となっています。また2号機となるリース機は、新造機のA300-600Fで、最大積載量は54トンとなり、こちらは11月30日に受領予定となっています。2号機導入までの約半年間は1機体制での運航となるようです。ヒコーキウォッチャーとして大変気になる機体デザインは、社名をあらわす銀河をモチーフに、大空を羽ばたくエアラインというイメージだそうです(佐川急便は銀河をイメージしたデザインをすでに採用していますが、それと統一性を取ったのでしょうね)。
ベースとなる空港は羽田空港で、就航予定の路線は、羽田/新千歳、羽田/新北九州、羽田/那覇の3路線を予定しています。この就航予定路線は、航空貨物のニーズが高い路線です。
日本の航空貨物というと、国際航空貨物で日本貨物航空が創立20周年を迎えるなど、企業として順調に発展しています。しかし国内航空貨物の専門会社というと、過去に日本ユニバーサル航空、オレンジカーゴが短期間で運航休止になってしまうなど、定着していません。ただ、日本郵政公社が民営化に伴い全日空と「株式会社ANA&JPエクスプレス」を設立する(国際航空貨物)など、物流業界も大きな変革の時期を迎えています。佐川急便が送り出すギャラクシーエアラインズは、物流業界、航空業界ともに大きな注目を集めているのです。
■ギャラクシーエアラインズ今後の予定
2006年初頭 国土交通省航空局へ申請
2006年4月 1号機受領(エアバスA300-600RP2F)
2006年6月 1号機運航開始
2006年11月 2号機受領(エアバスA300-600F)
2006年12月 2号機運航開始
売り上げ目標:運航開始初年度(2006年)40億円
■ギャラクシーエアラインズホームページ
http://www.galaxy-airlines.com/


コメント (1)
2008年8月5日付国内定期航空運送事業廃止届を国土交通省へ提出し事業撤退。
安易に新規事業に参入し、見込み違いで大失敗の典型的な例。
投稿者: George Burkewood | 2008年08月21日 19:45
日時: 2008年08月21日 19:45