ニューヨークを拠点に活動しているバンドです。本作品は2004年に9月に発売されたもので、The Get Up Kidsなど多くのバンドを手掛けてきたEd Roseによってプロデュースされています。キラキラと輝くギター・サウンドとハーモニーを持ち合わせたメロディック・ロックで、繊細なメロディに寄り添うように響くピアノはとても美しいサウンドとなっています。ジャケットのジャンボはウイングレットがありませんので、クラシック・ジャンボでしょうね。ちなみにパラシュートで降下している人々も一緒に描かれていますが、もちろんジャンボからパラシュートで降下はできませんので、あしからず(笑)。
今回は、THIS DAY AND AGEの「…Always Leave The Ground」のジャケットを見ながら、世界初のワイドボディ・ジェット「ジャンボ」ことボーイング747型機について紹介しましょう。
30数年前に世界の人々の前に登場したボーイング747は、ヒコーキの常識を覆すものでした。1部2階建てのダブルデッキ、機内には2本の通路など、その大きさに「ジャンボ」というスワヒリ語で「巨象」を意味するニックネームが付けられました(当初ボーイングは鈍重なイメージがあるため嫌っていたそうですが)。大方の予想を超え、現在までに1400機以上が売れている大ベストセラー機となっています。
さて、ジャンボには多数のモデルがありますので、簡単にそれぞれを紹介していきましょう(モデル名の後のカッコ内の年は初飛行の年月を表しています)。
●ボーイング747-100(1969年2月)/200B(1970年10月)
-100型機は言うまでもなく、747シリーズの中でも最初に設計されたモデルです。開発当初は-100型というモデル名は付けられていなかったのですが、性能を向上したB747B(後のB747-200B)の登場によってB747-100と名付けられました。1969年2月9日が初飛行で、1970年1月21日、パンアメリカン航空によってニューヨーク/ロンドン線で初商業飛行を成功させました。-200B型機は、-100型機からエンジンのパワーアップが図られ、航続距離の延長、最大離陸重量の引き上げなどが行われたものです。-200B型はクラシックジャンボ(-400型以前のジャンボ)と言われるものの基本形となっています。
●ボーイング747SR(1973年9月)
短距離国内線で乗客が非常に多い日本の市場にあわせて-100型をベースとして開発された短距離路線用のモデルです。SRはShort Rangeの略であり、日本航空と全日空のみが発注しました。特徴としては、最大離陸重量を引き下げ、多くの離着陸に耐えるため機体構造の一部を強化し、疲労破壊に備えて-200B型と同様の降着装置への変更や、ブレーキの改良などを行っています。今年の2006年3月10日の鹿児島発羽田行NH624便をもって全日空の運航するSRが引退し、日本の空からSRの旅客機は姿を消しました(詳しくは1月31日更新の「世界で初めての“500人”乗り「スーパージャンボ」もうすぐ退役」を参照してください)。
●ボーイング747SP(1975年7月)
胴体を短くして重量を低減化し、航続距離の増大を図ったモデルです。SPはSpecial Performanceの略です。最大航続距離が1万キロを超えるスペックを持つ最初のジェット旅客機です。ジャンボのシリーズとしてはシルエットが大きく異なり、かなり異色のモデルと言っていいでしょう。
●ボーイング747-300(1986年1月)
747-100/200Bのアッパーデッキを延長したモデル。一部の航空会社では、-100型や-200型を改造して-300型のような胴体にしたところもある。-300型には全旅客型、貨客混在型(コンビ型)、そして日本の国内線に対応した-300SRの3モデルが存在しています。-300SRは、747SRで採用された短距離路線運航のための技術を盛り込んだ機体で、世界で日本航空だけが使用したとっても珍しい機体です(現在は全て改修を受け、ホノルル線などで活躍しています)。
●ボーイング747-400(1988年4月)
747-300の機体を元に、アビオニクス(電子機器)の大幅な変更を加えたモデル。いわゆる「ハイテクジャンボ」と呼ばれるこのモデル登場以降、これ以前のモデルは「クラシック747」と呼ばれるようになりました。主翼端の延長とウイングレットの追加により空気抵抗を減らした上、水平尾翼の追加タンク、最大離陸重量の増加によって、航続距離で-200B型に優る性能を備えます。コクピットは電子化され、大型機でありながら航空機関士を廃し、機長、副操縦士の2名による運航を可能としました。日本政府は、91年に2機を政府専用機として採用しましたが、旅客機以外で-400型を使っているのは、現在日本のみです。
●ボーイング747-400D(1991年10月・初就航)
DはDomestic(国内)の略で、747SRと同様、短距離路線向けの改良が施されています。-400からの改造点は主翼端のウイングレットの撤去(短距離の国内線では燃費低減の効果が少ないためと、全幅の増加による駐機場、誘導路の使用制限を避けるため)、胴体や床面の構造強化などが挙げられます。-400D型を運航しているのは日本の日本航空と全日本空輸のみで、全日空の運航している747-400Dの座席数は569席が現在のところ世界最高の座席数を持つ旅客機です。
●ボーイング747-8(開発中)
B747-8は最新技術が導入される予定で、たとえば、ボーイング777で使用している先進のアルミ合金、操縦室のレイアウト、車輪とタイヤを使用するとともに、開発中のボーイング787で使われる先端技術エンジンと最新素材、eイネーブルと呼ぶ電子IT技術の適用を設計に取り入れることとしています。このような設計により、収容力の増大と航続距離の延伸、空力特性の改善などが達成されると見られます。見た目は胴体の延長と新設計の主翼で、翼幅と一部翼弦長が増加され、面積が大きくなる予定です。さらに主翼の捻りの度合いを変更していることや、主翼端をウイングレットからレイクドウイングチップに変更しているのが大きな特徴です。
写真は世界で第2位のB747のカスタマーであるブリティッシュ・エアウェイズのB747-400がずらりと並んだヒースロー空港。ちなみに世界で第1位は我らが日本の日本航空です。ちなみにブリティッシュ・エアウェイズでは、異なる3社(プラット&ホイットニー、ゼネラルエレクトリック、ロールスロイス)のエンジンを装備したジャンボを同時期に使用したというユニークな経歴があります。
(Photo/British Airways)


コメント (5)
始めまして、いつも楽しく読ませてもらってます。
それにしても747が沢山並んだ時の写真は圧巻ですね!
しかし驚いたのが一位がJALなんですか!?
それは誇りに思います。
投稿者: JAZZ | 2006年03月29日 21:42
日時: 2006年03月29日 21:42
JAZZさん、はじめまして!
そうなんです。日本航空がジャンボの通算導入機数で世界1位なんです。
実は日本航空、国際線ジェット化の際にパンナムに先を越され、苦渋を味わった経験があります。
その教訓を活かしたのが、1970年に導入した3機のジャンボだったのです。
(ちなみに開発と同時に日本航空が発注を行ったのはジャンボが初めてです)
発注・就航ともパンナムにジャンボでも先を越されましたが、
1年弱の遅れとジャンボ時代に遅れをとることがありませんでした。
この成功が今後の日本航空の発展のきっかけとなっています。
多種多様な運航路線が、通算で100機以上のジャンボの使用実績につながっていると思います。
日本という国ならではの特徴がジャンボという機体に非常にマッチしたのでしょうね。
投稿者: 近井コアラ | 2006年03月30日 13:14
日時: 2006年03月30日 13:14
まだ、日本の航空はジャンボを導入し続けるのでしょうか。
だったら、ジャンボの2階を女性専用フロアにしてはどうですか。
↑女性専用席は先例があり、日本の航空では現時点で1社だけあるが、ジャンボではないので、旅客機の〔ワン}1フロアまるごと女性専用は世界初になりそうですね。
投稿者: THEある日 | 2006年04月02日 16:21
日時: 2006年04月02日 16:21
B747ジャンボの先行きですが、ライバルのA380型機(二階建て)が出て来た事で、世界の超大型機におけるボーイング社の独占体制が崩れます。そのため、同社はB747-8型機を開発する事にしました。B787型機の先進技術が導入されたり航続距離やA380には敵わないが貨物最大積載量や最大旅客数が増加する等目白押しです。しかし、搭載エンジンがB787型機に搭載予定のGENXエンジンしかなく、A380の様な新鮮味が無いことがたたって、同機を発注した航空会社がNCAやカーゴルクスしかなく、しかもフレイター。旅客タイプになると発注が皆無です。
しかし、A380にはないコストパフォーマンスや小回りが利く機動性、B787との共有性が幸いしてか、同機に関心を持つエアライン(英国航空、中華航空、キャセイパシフィック航空等)が多数あるのも事実です。中には、A380を発注したシンガポール航空やマレーシア航空、ルフトハンザドイツ航空、カンタス航空をも含まれています。これらの会社は将来的にB787発注に動くか
A380以上の無着陸航続可能距離を有し、かつ輸送量が多い路線への投入、A380クラスとB777及びA330/340クラスとのセグメントを埋める事を目的にしているのではないかと思います。
A380とB747-8型機の並行導入は、アジア系の航空会社に見られる事は必至でしょう。
A380導入済みの大韓航空、これから需要が伸びる中国やインドの航空会社、A380かB747-8型機のどちらかに迷っていて未だ公表の無い主要航空会社の動向が気になる所です。
私の予想では、JALはB747-8をANAはA380(駆逐するはずのA320が導入されているため?)若しくはB747-8になると思ってます。
最後に、ジャンボ保有世界一の継承の流れから行くと、かつてはパンナムであったが、現在は日本航空。行く行くは、JAL経営再建によるジャンボ機の削減進行の流れから行くと、将来はA380発注やB747-8にも関心を示しているシンガポール航空がジャンボ王国にのし上がる事は必然です。
投稿者: じゅんと | 2006年04月10日 16:29
日時: 2006年04月10日 16:29
THEある日さん、じゅんとさん、こんにちは。
じゅんとさんがおっしゃるように、今後大型機の機数が多くなりそうなのは
シンガポール航空ですね。
日本の航空会社の経営状況があまりよくないことから、
コスト削減に貢献する機体の選定が行われていますので、
燃費がよく、さまざまな運用ができる中型機の選定が行われているようです。
ただ、今後の動向によっては、じゅんとさんが予想されるように
A380の導入も考えられると思います。
投稿者: 近井コアラ | 2006年04月14日 04:46
日時: 2006年04月14日 04:46