韓国空港公社の発表によると、韓国・金浦空港と羽田空港を結ぶシャトル便の利用客数が4月23日、200万人を突破しました。この日韓シャトル便は、2003年11月にスタート。通常、日韓の国際線は日本が成田空港、韓国が仁川空港を発着しますが、どちらの空港も都心からのアクセスが1時間以上かかってしまいます。そこで、羽田、金浦を活用し移動時間を半分程度に抑え、日帰りもできる「一日生活圏」を目指すことに日韓で合意し、開設された路線なのです。
これまで国際線を深夜早朝チャーター便に限定されていた羽田にとって、再国際化前進につながり、また2009年にD滑走路ができれば一部の枠をアジアなど近距離線に割り当てる予定なので、再国際化が本格化する前段階の試行期間とも位置づけられています。ただ、成田空港の成り立ちからして羽田の再国際線化への反発も強く、毎日運航はしますが定期便ではなくチャーター便という名目で運航されているちょっぴり複雑な路線でもあるのです。
そんな複雑な問題を残しつつ就航された路線ですが、当初1日4便(往復ベース)で10時~15時の間運航されましたが、2005年8月からは1日8便(往復ベース)に増便され、8時~22時という運航時間となり、両国の都心部から都心部へ「日帰り」も可能となりビジネス客の利用が大変便利になりました。
そして今年の4月23日に利用客200万人を突破したのです。運航航空会社は就航当初から日本航空、全日空、コリアンエアー、アシアナ航空の4社。
日本の航空会社は、朝の便は成田発仁川行きより早い時刻に設定しています。そして金浦から羽田に戻る便の最終便の時間帯も19時~20時に設定されていますので、まさに日帰り旅行の感覚で利用することができます。午前中にソウルに到着し、午後遅い時間で帰国できるので、1日を有効に使うことができビジネス客には便利な時間設定といえるでしょう。
一方、韓国系の航空会社は、羽田空港発は昼過ぎと夜、金浦空港発は朝と夕方前となっています。日帰りビジネスにはちょっと厳しいスケジュールですが、むしろ現地を2~3時間しか滞在しないということであれば、羽田には朝ゆっくりと到着し、帰りは会社にも寄れるような時間帯に帰国できるというスケジュールが組めます。また格安航空券をゲットして観光するのであれば、格安航空券は最低2泊が義務付けられていますから、たとえば初日は夕方羽田を出発し初日は移動のみとし、2泊して帰国するというスケジュールを組めば、2日間の日程でソウルを満喫することができます。
飛行時間が沖縄よりも短いフライトタイムですので、このシャトル便はより一層ソウルを身近にしたものといえます。利用率が高いというのもうなずけますね。今年は130万人の利用を見込むとしていますが、日本と韓国がますます身近な国になることを願っています。

羽田/金浦線で使用されている日本航空のB747-400。エグゼクティブ(ビジネス)、エコノミークラスの2クラス制。

羽田/金浦線で使用されている全日空のB767-300ER。CLUB ANA(ビジネス)、エコノミークラスの2クラス制。

羽田/金浦線で使用されているコリアンエアーのB747-400。羽田/金浦線では唯一のファースト、プレステージ(ビジネス)、エコノミークラスの3クラス制を導入しています。

羽田/金浦線で使用されているアシアナ航空のA330-300。アシアナ航空の最新鋭機材で、166.7度までリクライニング可能な座席、座席間距離も58インチというベッド型座席『プレミアムビジネスクラスシート』が導入されています。ビジネス、エコノミークラスの2クラス制。


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