
チャイナエアライン(CI)は7月から、新千歳/台北線、関空/台北線、中部国際/高尾線を開設することになりました。
ちょっと余談になりますが、日本におけるチャイナエアライン(中華航空とも呼ばれます)は、外交的な事情から成田空港開港後でも成田に移転せず羽田空港に残った航空会社として知られています。この外交的な事情とはいわゆる“2つの中国”という問題で、中華人民共和国政府と日本政府の航空交渉の席上で「主権問題で対立する中華民国の航空会社を同じ空港に乗り入れさせないように」という依頼から羽田に残りました(ちなみに福岡空港ではチャイナエアラインと中華人民共和国の航空会社が両方乗り入れていますが、ダイヤ上は同時に地上にいることがないように配慮されているそうです)。しかし2002年4月18日、成田空港の暫定滑走路の供用が開始されたことにより、成田空港へ移転しました。羽田空港の国際線として、便利にご利用された方も多かったでしょうが、実はこんな経緯があったのです。
さて一挙に3つの路線開設には、台湾から日本への観光ブームが後押ししているようです。特に北海道の人気が高く、台湾では北海道への観光がブームだそうで、昨年は北海道と台湾を結ぶチャーター便を片道ベースで1361便(すごい!)を運航し、 需要が堅調なことから、今回の定期便化となったようです。ちなみに週6便体制。
また、大阪への就航は1974年4月に伊丹/台北線を運休して以来、32年ぶりの復活となりました(関西空港へは初定期便乗り入れ)。2004年の日台航空協議での発着枠拡大により、今回のチャイナエアライン大阪再就航が実現しました。内訳は旅客便が週5便、貨物便が週2便となります。
中部国際空港への就航は、台北線ではなく台湾第二の都市である高尾との直行便となりました。こちらは週2便の運航となります。
気になる運航機材は、新千歳と中部国際線がボーイングB737-800(ビジネス8席、エコノミー150席の158席)、関空線がエアバスA330-300(ビジネス36席、エコノミー277席の313席)。
この3つの路線開設により、チャイナエアラインの日本/台湾間運航便数は7都市、旅客便週70便(新千歳/台北:6便、成田/台北:22便、中部国際/台北:7便、中部国際/高雄:2便、関空/台北:5便、広島/台北:7便、福岡/台北:7便、沖縄/台北:14便)、貨物便週5便(成田/台北:2便、中部国際/台北:1便、関空/台北:2便)となり、ますます便利になりました。今後も日本と台湾を結ぶ空の架け橋となって活躍してくれるでしょう。
■チャイナエアライン概要
設立年:1959年
日本発着路線:成田/台北、中部国際/台北、広島/台北、福岡/台北、沖縄/台北(7月より新千歳/台北、関空/台北、中部国際/高尾)
日本路線使用機材:B747-400、B737-800、A330-300
設定クラス:ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラス
FFPプログラム名:ダイナスティ・フライヤー・プログラム
加盟アライアンス:なし
ホームページ:http://www.china-airlines.co.jp/

