
夏休み、今年は皆さんどちらへ旅行されますか? ヒコーキに乗る時、ちょっとした知識があれば、もっと楽しく乗れるかもしれません。疑問に思うことがあれば、コメント欄に書き込んでくださいね。わかる範囲でお答えします。(Photo/Airbus)
夏休みに向けてヒコーキに乗る機会が増えるかと思います。ヒコーキに乗っていて、「これってどういうことだろう?」「どうして?」「なぜ?」という疑問を持つことがあるかもしれません。ということで、今回は航空関係の疑問解決のQ&A方式で進めていきたいと思います。
Q 飛行機の航空路というのは目で見て確認することができませんが、たとえば地上の道路のように“幅”という考え方はあるのですか?
A ずばり、あります。航空路はNDB(non-directional radio beacon=無指向性無線標識)を起点とするものについては片側5マイル(約8000メートル)、VOR(VHF omni-directional radio range beacon=超短波全方向式無線標識)を起点とするものは片側4マイル(約6500メートル)の幅を持っています。NDBとVORで幅が異なる理由は、電波の精度によるもので、長波を使うNDBは超短波を使うVORに比べて誤差が生じやすいので、安全を見て航空路の幅が広くなっています。
Q ヒコーキ1機を塗装するにはどのくらいの時間がかかりますか?
A 大型機のボーイング747クラスで、2~3日程度でできます。しかし、実際にはエアラインが塗装する場合は、すでに塗ってあるとそうを剥がす作業から始めますし、重整備期間中に他の整備作業と並行して作業しますので、1週間から10日以内を目安としたスケジュールで進めているそうです。
Q ヒコーキ1機には、どれくらいの塗料が使われているの?
A 飛行機の塗装は3層になっていますが、ボーイング747クラスで1機当たり、1層につき300~250kgの塗料が使われるそうです。ですから、塗装全ての重さは約1トンということになりますね。思ったよりも塗装って重いものですね~。
Q パイロットの呼び名には操縦士や副操縦士、機長、コ・パイロット、FO、PIC、PF、PNFなどさまざまな呼び方がありますが、どういう意味なのですか?
A 機長(キャプテン)には、そのフライトの最高責任者という意味と、フライトの最高責任者を務める資格を持っているという2つの意味があります。たとえばフライトによっては、機長資格者が2名乗ることもありますが、最高責任者を務めるのは1名だけです。そこで、そのフライトの最高責任者を務めるパイロットのことをPIC(Pilot In Command)といいます。その場合、もう1人の機長資格者は、そのフライトでは機長にはなりません。
操縦士、副操縦士という使い方ですが、軍用機などでは必ずしもパイロットが機長を務めるとは限りません。その場合は、パイロットはただの操縦士や副操縦士ということになります。
また、コ・パイロットは副操縦士のことを指しますが、FO(First Officer)と呼ぶ航空会社もあります(これは船用語がきているようですね)。
PFとPNFは、パイロットの役割分担を示す呼び名です。PFはPilot Flyingの略で、その言葉通り主に操縦を担当し、PNFはPilot Not Flyingの略で、その言葉通り操縦以外の業務を担当します。通常は機長がPFを務めることが多いのですが、副操縦士(FO)が務めることもできます。
これ以外にも質問がありましたら、コメントにどんどんお書きください。わかる範囲でお答えしたいと思います。

