航空機市場に本格参入決定! The Power of Dreamsホンダの挑戦!!

ホンダジェットは2003年12月3日に初飛行以来、累計240時間を超える試験飛行を行っています。後発の新興メーカーの航空機は相当の特長がないとユーザーの支持を得られないといわれる中、ホンダの革新的な性能は業界に大きなインパクトを与えると思われます。どうか商業的に成功してもらいたいものです。(Photo/Honda Motor Co., Ltd.)

ホンダは8月8日、航空機の機体開発、製造、販売を行う全額出資子会社、ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company)を米国に設立すると発表しました。ホンダ エアクラフト カンパニー(以下HAC)は、かねてから自主開発していた小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の試験飛行の拠点となっていた米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港の敷地内に設立され、社長にはホンダジェットの開発責任者である藤野道格氏が就任しました。10月からの本格稼動に向けて今後準備を進め、秋ごろからホンダジェットの受注を開始し、2010年中の初号機引き渡しを目指す予定です。

ホンダといえば、“車やバイク”というイメージが強いのですが、実は創業者である本田宗一郎氏は1962年に発行されたホンダ社報にて軽飛行機の開発を宣言していて、以前から高い関心を持っていたようです。それから約20年後1986年に同社の和光基礎技術研究センターが開設されると本格的に航空機研究が開始され、1993年には他社製のエンジンを搭載した小型実験機「MH02」が初飛行に成功しています。そして開発から20年、ついに自社開発の航空機の開発・製造・販売を行う会社を持つこととなったのです。

さて気になる「ホンダジェット」の機体についてですが、なんといっても最大の特徴は、機体のみならずエンジンまでもが100%ホンダ製ということです。みなさんもご存知の通り、ボーイングやエアバスの旅客機といってもエンジンは、ボーイング製、エアバス製ではありません。それをホンダはエンジンまでも自社開発してしまったのです。そのエンジンはターボファンエンジン“Honda HF118”と名付けられ、小型でシンプルにまとまっており、また自動車分野で培ってきた電子制御技術も惜しみなく投入された、高性能、低燃費なエンジンとなっています。

また機体もエンジンが主翼上面に取り付けられているという独特のスタイルで、これは特許も取得した新開発のOTWEM(Over The Wing Engine Mount)で、高速飛行時の造波抵抗の低減と、燃費の向上を実現しています。翼や機種のデザインにしても乱流発生を抑える自然層流といわれる形状を取り入れたことで、空気抵抗を大幅に低減させる先進的な空力設計となっています。操縦系統も複数の情報を集中表示する高解像度平面デジタルディスプレイを計器類に採用し、最新技術を取り入れています。

1948年に自転車用補助エンジンの製造からスタートしたホンダは、常に「夢」を原動力にして「商品」を提案・提供してきました。世界的にも前例の少ない自社製エンジンと自社製機体の組み合わせによる「ホンダジェット」は、今まさに大空への「夢」を実現しようとしています。

●ホンダジェット主要スペック
座席数:6席(乗員2名+乗客4名または乗員1名+乗客5名)
エンジン:Honda HF118 ターボファンエンジン×2
最大離陸推力:757kgf×2
最大離陸重量:4,173kgf
全長×全幅×全高:12.7×12.2×4.1m
最高速度:時速778km
最大運用高度:12,497m
航続距離:2,037km
燃費:3.3km/kg
離陸距離:807m
着陸距離:694m





トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.tabista.jp/cgi-bin/Mt/mt-tb.cgi/1343

コメント (2)

そらまめ:

コアラさん、こんばんは。ホンダのジェット、かっこいいですね~!早く実用化されるのが楽しみです。
国産といえば、YS-11が先日ラストフライトを終え、なんとなく寂しい気持ちでしたが、昨日あの独特のエンジン音が聞こえたので(自宅は空港の近くなんです)急いで窓から見ると、航空局のYSが飛んでました♪時々やってくるんですよね。こちらはまだ引退じゃなかったんだ~ってちょっと嬉しくなった私でした。(^^)

近井コアラ:

そらまめさん、こんにちは!

YS-11は、日本の民間エアラインからは姿を消してしまいましたが、
自衛隊、海上保安庁、航空局では現役ですので、
見るチャンスはまだまだあると思います。
空港がお近くなら、YS-11以外もたくさん旅客機を見ることができますね~。
うらやましいです!
あとは、フィリピンのエアライン等に売却されていることが多いので、
フィリピンにご旅行の際は、空港でチェックしてみてください。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


近井コアラ

69(ロック)な生まれ(69年生まれ)がちょっと自慢な音楽と旅をこよなく愛する三十路。旧ソ連を皮切りに旅した国は30数カ国。旅は食にこだわりたい食いしん坊だが、高級かどうかは問わない雑食。少しでも旅のスパイスになるような情報を発信していきたいと思ってます!!

2008年10月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

アーカイブ

RSSを取得