
ギャラクシーエアラインズのA300B4-600Rフレイター。最大積載量は47トン。MainデッキにはAAXコンテナ(容積14.5立方メートル)18台、LCD保冷コンテナ(容積8.2立方メートル)2台、パレット1台、LowerデッキにはLD3コンテナ(容積4.1立方メートル)22台+バラ積みすることができます。
佐川急便が出資する国内定期貨物航空会社“ギャラクシーエアラインズ”が10月31日から、羽田/北九州線、羽田/那覇線で運航を開始しました。2月13日更新「航空貨物に新風を吹き込む!ギャラクシーエアラインズ」でご紹介した際の予定では、6月からの運航開始の予定でしたので、実際には約半年就航が遅れてしまいましたが、無事テイクオフすることとなりました。
国内の定期貨物専門航空会社としては1991年に日本ユニバーサル航空以来となります(日本ユニバーサル航空はJALグループの国内貨物専門航空会社として、羽田/新千歳線を運航していましたが、1年ほどで運航停止。現在は清算されています)。
記念すべき第1便は、10月31日およそ4000個の宅配便を入れたコンテナを積んで、午前2時20分すぎに北九州空港に着陸しました。運航ダイヤは以下の通りです。
●1号機運航路線11月22日まで
GXY701/JL6831羽田(0:50)→北九州(2:25)
GXY702/JL6830北九州(3:45)→羽田(5:05)
GXY801/JL6833羽田(6:25)→那覇(9:05)
GXY802/JL6832那覇(21:20)→羽田(23:30)
●1号機運航路線11月23日~11月30日
GXY701/JL6831羽田(0:20)→北九州(1:55)
GXY702/JL6830北九州(3:15)→羽田(4:35)
GXY801/JL6833羽田(5:55)→那覇(8:35)
GXY802/JL6832那覇(20:50)→羽田(23:00)
さてこのダイヤを見ておや?と思った方は、鋭い!(笑)。便名に日本航空のコードも入っていますよね。実は、ギャラクシーエアラインズと日本航空はコードシェア運航で提携し、11月7日よりコードシェア便として運航されているのです。ちなみにコードシェア運航の提携だけではなく、日本航空はギャラクシー社に対して、資本金の10%を出資するとともに、運航・整備・空港貨物取り扱いの各分野で業務を受託しています。
ギャラクシーエアラインズの使用機材は、エアバスA300B4-600R型フレイターで、最大積載重量は47トンとなっています。しかしギャラクシー社では当初1便当たりの搭載貨物重量を25トン程度と想定しています。これは、貨物ハンドリングに慣れていないのに加え、空港でのターンアラウンド(折り返し準備)時間が短いことから余裕を持った計画で組んでいるそうです。今後、習熟度が上がれば搭載重量も増やしていくそうです。
ギャラクシーエアラインズの売りは、深夜・早朝帯に運航することによる貨物の翌日配達地域の拡大です。たとえば、羽田/北九州線を考えると、夜間ギリギリまで集荷した宅配貨物を翌日には九州全域に配達することが可能で、逆に九州発の貨物も首都圏であれば集荷翌日の午前中に配達できることになります。また羽田/那覇線でも航空貨物のニーズが高いわりには十分に対応していなかったのが、佐川急便とギャラクシーエアラインズという陸と空をつなぐ一貫輸送で翌日配送が実現します。
今後の予定ですが、当初計画では12月にも2号機としてA300-600R型フレイター(新造機)を受領し、羽田/新千歳線で運航開始の予定でしたが、新千歳空港の深夜羽田/北九州線、羽田/那覇線を2機体制で運航することを計画しているようです。日本の陸と空をつなぐ新しい物流の流れをどう作ってくれるのか楽しみですね。

