昨年の8月10日に明らかになったイギリスでの航空機爆破テロ未遂事件により、12月7日に、国際民間航空機関(ICAO)は、今年3月1日までに国際線で適用すべき暫定的な保安措置として、液体物の機内持込制限に関するガイドラインを通知していました。
そこで日本においてもガイドラインに沿った新ルールを3月1日から国際線に導入することを決定しました。3月1日以降に海外旅行などをされる方はご注意ください。それでは今回導入される新ルールの概要をご紹介しましょう。この新ルールは、日本の空港を出発する国際線全便(国内線および日本へ到着する国際線は除く)に適用されます。ただしご紹介する新ルールは、液体物(ジェルおよびエアゾールを含む)を手荷物として客室内に持ち込む際の制限であって、受託手荷物には適用されません。
●液体類の機内持ち込み制限
・1容器あたり100ミリリットルを超える液体は持ち込み禁止
飲料品、クリーム・ローション・オイル類、香水、スプレー、シャンプー類、シェービングフォーム、防臭剤などのエアゾール類、歯磨き粉などの練り状物、半固形状物、その他同様のものを含み、100ミリリットルを超えるものは一切持ち込むことができません。また、100ミリリットルを超える容器に100ミリリットル以下の液体物が入っている場合も不可となります。
※機内で必要分のベビーフード、および処方薬は例外として持ち込むことができます。これらの液体物が機内において必要であることを示さなければならない場合があります。具体的には、医薬品の場合、処方箋、病名等がわかる医師の診断書等です。ベビーミルク・フードは乳幼児と一緒に搭乗する場合に限られます。
・1容器あたり100ミリリットル以下の液体物は個数に関わらず持ち込み可能
ただし1リットルより小さい縦横の辺の合計が40cm以内の透明な密閉式のビニール袋(ジップロック状)1枚に余裕を持っていれなければなりません。中の容器が一杯で、密封できない場合は、密封できる程度に中身を破棄されます。
ひとり1枚のみ持ち込みが可能です。検査場においては、他の手荷物とは別に検査員に提示してください。
密閉式のビニール袋については、販売している空港もありますが混雑を避けるため、なるべく出発前に準備しましょう。
・保安検査後の免税店等で購入した酒類等は機内持ち込みが可能
保安検査後の免税店等で購入した液体類は機内に持ち込むことが可能です。ただし注意しなければならない点は、海外で乗り継ぐ場合、その国のルールによっては没収されることもありますので、乗り継ぎ便に搭乗される方は、その国のルールを係員や旅行代理店に確認しておくことをお勧めします。2006年12月19日時点では、アメリカ国内、EU域内に乗り継ぐ場合は、日本の免税店および機内で購入した免税品は没収されていますのでご注意ください。
イギリスの航空機爆破テロ未遂事件から、液体物の機内への持ち込み制限は続いていますが、今回の新ルールで明確な制限が提示されました。密閉式の透明なビニール袋に入れなければならないなど細かなルールとなっていますが、安全を守るためにはいたしかたありません。手荷物検査場など混雑する可能性もありますので、あらかじめ手荷物検査場には、プラスチック袋及びラップトップコンピューター等電子機器はバックから取り出し、別々に検査員に提示するようにしましょう。コート、ジャケット、背広の上着などは、検査場にて他の手荷物とは別に検査員に手渡しX線検査を受けてください。今は卒業旅行シーズンですので、学生最後の旅行を海外でと思われている方も多いでしょう。楽しい旅行にするためにも、本ルールをよく確認して空港へ向かってくださいね。

