デルタ航空チャプター11から脱却、新ブランドも発表

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チャプター11から脱却し、ニューヨーク証券市場へ再上場したデルタ航空を記念しての垂れ幕。ドラマチックですね~。(Photo/Delta Air Lines)

4月30日、デルタ航空はアメリカ連邦破産法第11条(チャプター11)の適用から脱却し、19か月におよぶ再建計画の終了を発表しました。デルタ航空は、2001年以降100億ドル近い赤字を計上したことから2004年には抜本的再建計画を立て、2005年9月からチャプター11の適用を受けていました。
本拠地アトランタで行われたメディア・ブリーフィングで、デルタ航空CEOのジェラルド・グリンシュタイン氏は再建への努力を「国内に配分していた座席の多くを、国際路線に配置し、“ネットワークキャリア”として生まれ変わった」と評し、今後も“ネットワークキャリア”として路線網の拡大に意欲を示しています。具体的な数字で見てみますと、破産法を適用した2005年9月に比べると、アメリカ国内路線は16%カットで、国際路線を60路線以上も増やしています。収益比重にしても、2005年第4四半期に国内線と国際線の収益比重が81対19であったものが、2006年第4四半期においては65対35にまで変わってきています。
デルタ航空の今後の戦略としては、引き続き国際線の拡充を強化していくということですが、当面の課題としては、アメリカ/EU間のオープンスカイ協定締結による新たな路線の開設としてニューヨーク・JFK/ロンドン・ヒースロー線を最重要課題としています。成田同様発着枠の確保が難しいヒースロー空港ですが、デルタ側として3枠は確保できるとしており、今後激化が予想されるアメリカ/EU間の競争にも十分対応できるとしています。
また気になるアジア路線ですが、6月からはアトランタ/ソウル線への就航を予定しているほか、2008年にはアトランタ/上海線の就航を予定しています。ロサンゼルス空港をアジア方面のハブ空港とし、デルタ航空の強みである中南米方面へのゲートウェイとして活用したいという計画もあるようです(ただし、ロサンゼルス発のアジア路線の開設は機材購入計画などから2010年ごろになりそうです)。

私たちに直接関係がある日本路線ですが、デルタ航空は今年、日本路線の就航20周年を迎えました。1987年4月にアトランタ/ポートランド/成田線に就航し、日本とデルタ航空との関係がはじまりました。その後1991年にはオーランド/ロサンゼルス/成田線、ロサンゼルス/ポートランド/名古屋線、1998年にアトランタ/成田線を直行便化、ポートランド/福岡線、2001年にニューヨーク・JFK/成田線を開設してきましたが、福岡線は1999年に運休、アトランタ/成田線以外は2001年のアメリカ同時多発テロ以後運休しています。
ずばり今後の日本路線への展開ですが、現在のところ新路線就航は物理的に厳しいのが現状です。現在の成田空港は、日米航空交渉においてスロットの確保どころか枠の返上なども視野に入れている状況なので、成田線への新路線は厳しいところでしょう。ただ、デルタ航空では2008年にボーイングB777を受領する予定で、ビジネスクラスには新シートを装備するなど、設備面でのアップグレードを予定しているとのことです。
また、チャプター11の脱却の発表の同日に、新たなブランドイメージを発表しました。2004年に一度機体の塗装の変更が行われていますから、早い時期でのイメージ変更といえます。新生デルタの門出を新ブランドイメージで飾ったというところでしょうか。デルタ航空の今後も応援していきましょう。
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アトランタ空港のデルタ航空ハンガー内で発表された新ブランドイメージが塗装されたB757-200。デルタ航空の保有機材のなかでも最も多いデルタ航空の主力機です。(Photo/Delta Air Lines)


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コメント (3)

飛行機大好き:

写真の機体はB757だと思います。

近井コアラ:

飛行機大好きさん、こんにちは。

ご指摘本当にありがとうございます。
ご指摘の通り、画面の機体はB757-200でした。

読者の皆様、関係各社の皆様にお詫びとともに
訂正させていただきます。

ご指摘、本当にありがとうございました。
今後このようなミスのないよう、細心の注意を払います。

今後とも本ブログをご愛顧いただけますよう、
よろしくお願いいたします。

近井コアラ:

飛行機大好きさん、こんにちは。

ご指摘本当にありがとうございます。
ご指摘の通り、画面の機体はB757-200でした。

読者の皆様、関係各社の皆様にお詫びとともに
訂正させていただきます。

ご指摘、本当にありがとうございました。
今後このようなミスのないよう、細心の注意を払います。

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近井コアラ

69(ロック)な生まれ(69年生まれ)がちょっと自慢な音楽と旅をこよなく愛する三十路。旧ソ連を皮切りに旅した国は30数カ国。旅は食にこだわりたい食いしん坊だが、高級かどうかは問わない雑食。少しでも旅のスパイスになるような情報を発信していきたいと思ってます!!

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