カンタス航空は、新型航空機が開発・導入される新時代に向け、カンタス航空の象徴である「フライング・カンガルー」のロゴをリニューアルした新デザインを発表しました。この新ロゴは、2008年8月に導入予定のエアバスA380のほか、カンタス航空が保有するすべての航空機に順次導入されます。

2008年8月に導入予定のエアバスA380に新ロゴがデザインされるとこのような感じになります。シャープな感じになりますね。(Image/Qantas)
新しいロゴは、ブランディング会社のハルスボッシュ・コミュニケーションのハンス・ハルスボッシュがデザインを担当し、躍動感と存在感、優雅さを一段と強調したとしています。従来のオーストラリアのイメージである自然・自由な精神・自信を継承しつつ、流れるようなラインを強調することでA380などの新機種にもマッチするモダンなイメージを実現しています。色彩は、これまで同様にオーストラリアの遺産と国民性を連想させる赤茶けた大地を表現しています。フライング・カンガルーの下に書かれている「Qantas」のフォントも新たなデザインに変更され、色も黒からグレイに変更されました。ちなみにカンガルーはオーストラリアを象徴する動物であり、これはカンガルーが前にしか進めないことから「前進あるのみ」という国の思いが重ねられているそうです。

カンタス航空の新旧ロゴ。フライング・カンガルーのデザインにもこんなに変遷があったんですよね~。(Image/Qantas)
カンタス航空の象徴である「フライング・カンガルー」が最初に描かれたのは、1944年のこと。オーストラリアの1ペニーコインをもとにデザインされたもので、リベレーター(Liberator)機のコクピット下に描かれました。
1947年にはシドニーのデザイナー、ゲルト・セルハイムにより、翼の生えたカンガルーとしてロッキードL749コンステレーションの導入と共に導入されました。1968年にはカンガルーは円の中に描かれました。私たちにお馴染みの真っ白なフライング・カンガルーは、1993年に行われたカンタス・ブランドを統一する「シングルブランディング」の実施の際変更となったもので、1984年からシドニーのルン・デザイン・グループのトニー・ルンによって、細身でスタイリッシュなカンガルーとして登場しました。今回新しく生まれ変わったロゴは、オーストラリアを代表するシンボルとして世界中に知られているロゴの歴史を継承しつつ、航空機の新時代に向け、いっそう現代的なイメージとして生まれ変わりました。
1920年に創立と英語圏ではもっとも歴史の長い航空会社であるカンタス航空。老舗であるにもかかわらず、いつでも新しいことにチャレンジしていくその姿勢はまさしくカンガルーが意味する「前進あるのみ」を体現しているようですね。

