オリックスはマレーシアの新興航空会社「エア・アジアX」へ資本参加したことを発表しました。日本の事業会社によるアジア航空会社への出資は初となります。オリックスはエア・アジアXの第三者割当増資を引き受けた形で、株式10%を約40億円で取得し、第4位の大株主となっています。
エア・アジアXは、マレーシアの格安航空会社エア・アジアが長距離路線の運航を目指して設立し格安中長距離航空会社で2006年5月に設立されました。2007年11月にはクアラルンプール/ゴールド・コースト(週4便)に初就航し、今年2月には中国の杭州(週5便)へ就航しています。また、2007年12月からはチャーター便という扱いでダッカにも週5便運航しています。
同社は現在エアバスA330-300を1機運航していますが、2008年9月までには15機の同型機のデリバリーを予定しており、6年後には25機体制にして路線拡大も予定されています。
今後の就航路線の予定としては2008年末までに福岡へ、2010年までには名古屋・大阪などに就航を予定しています。また日本以外には、イギリスではロンドン・スタンステッド(2008年末予定)、マンチェスター、ロシアのモスクワ、チェコのプラハ、バーレーンのバーレーン、アラブ首長国連邦のドバイ、シャールジャ、インドのアムリトサル、中国の天津、韓国の清州、オーストラリアのメルボルン・アバロン(2008年10月就航予定)、アデレード、ニューキャッスル、パースといった都市が予定としてあげられています。
オリックスがエア・アジアXへ資本参加した狙いとしては、アジアにおける航空需要が飛躍的に伸びていることと、2007年5月に日本国内の閣議で決定された「アジア・ゲートウェイ構想」により、ヒト・モノ・サービスの流れのさらなる活性化が見込まれることなど、航空自由化「オープンスカイ」に向けた動きが活発化しているところに魅力を感じたことだと思います。
さらにオリックスは、1991年に航空機オペレーティングリース会社「ORIX Aviation Systems Limited」をアイルランドに設立していて、航空機の保有・管理資産規模は世界第9 位(2006 年度「Airline Fleet and Network Management」誌)となっています。航空機ビジネスも拡大が予想されることも理由の1つであるといえるでしょう。
オリックスでは今後、エア・アジアXに役員の派遣も予定するなど、積極的に経営に参加する見込みです。日本の企業が経営参加するアジアの格安航空会社、今後の活動が楽しみですね。

エア・アジアXのエアバスA330-300。日本への就航も予定されていますので、楽しみですね。資本参加はオリックスのほかにはヴァージン・グループ(16%)も名を連ねています。

