北海道国際航空(以下エア・ドゥ)は、2010年度までの中期経営計画を発表しました。今回の計画では、2010年度の羽田空港再拡張とその後の「大競争時代」に向けて、安全を基本とした経営基盤の抜本的な強化を目指しています。
事業運営基盤の強化としては、ANAグループとの効果的な提携を推進しつつ、安定した事業運営基盤を構築し、事業規模拡大などにより収益力を強化するとともに徹底した低コスト化を図り収益基盤の強化も図るとしています。

エア・ドゥのB767-300。今後の機材計画では、6機体制から10機体制とし路線拡充・増便に対応していくとしています。またB737NGの導入も視野に入れているとのこと、楽しみですね。
具体的な計画としてまずは機材計画ですが、B767-300(ER含む)およびB737-400の2機種体制として、羽田空港再拡張時には、2008年2月に導入した予備機(B737-500)を含め合計10機体制となる予定(現行はB767-300ER×2、B737-300×1、B737-400×2、B737-500×1の6機体制)です。また、機材品質の向上を目指し、長期使用機材の更新を行うとともに、継続使用機材については、居住性・快適性の向上を推進します。
B737シリーズに関しては、2010年度までには現在使用しているB737-300/-400からB737-500に切り替える予定で、さらに羽田空港への増便時を目途に、燃費効率(現行機の約12%程度改善)のよいB737NGの導入も検討するとしています。
路線便数計画では、まずは今年11月にビジネス需要を狙いB737-500で新千歳/仙台線に1日3便で参入する予定です。羽田発着路線への増便や新規路線就航には、2010年10月に予定される再拡張まで発着枠がうまっているため難しく、同社としては、仙台線とは別に新千歳発着路線の開設を目指すとしていて、新たに導入する4機のうちの2機を振り分ける予定です。
また、羽田空港再拡張時には、4往復以上の発着枠の確保を目指すとし、発着枠の使い道としては、帯広/羽田線を最優先としています。しかし、羽田線は市場環境が厳しく経営状態によっては収益性の高い既存路線の増便するという可能性も示唆しています。
国内線のビッグバンに確実になりそうな2010年の羽田再拡張に向けて、今回ご紹介したエア・ドゥだけではなく、他社も着々と準備を進めています。エア・ドゥでは、激しい競争においても着実な事業計画の遂行により、2010年度の営業収入420億円、5億円の最終黒字達成を目指し、準備に余念がありません。
今後も、「北海道の翼」としての使命を果たすことを通じて、北海道の地域振興に貢献しようというエア・ドゥを応援したいものですね。

