2008年05月29日

“People working above” エア・カナダのユニークな広告

今回は日本の私たちには直接関係ない話題ですが、とってもユニークな広告についてお話したいと思います。

昨年の11月~12月の間、カナダのトロント、モントリオール、オタワのオフィス街に、道路工事などでよく見かけるコーンが置かれました。その黄色のコーンには上向きの矢印と“People working above.”(上で働いている人がいます)という警告が書かれていました。

歩いていた人々はその警告を見て、上を見上げる人が続出したそうです。タイミングのよい人は、“上空を横切る飛行機を見つけて「なるほど!」とうなずく人もいたそうです。そう、このコーンこそがエア・カナダが行った街頭でのゲリラ広告“People working above. 25 flights a day to Toronto. Air Canada”(都市名は設置場所により変えられています)なのです。

モントリオール、オタワ、トロント間で1日に25フライトしているというエア・カナダの便利さをPRするものだったのです。この広告は、コーンを見て戸惑う人々のコミカルな表情や様子をカメラに収め、ウェブとテレビCMでも紹介したそうです。カナダのテレビニュースやブログでも取り上げられ予想外の話題になったそうです。

このコーンは3都市に各40個ほど設置されたそうですが、注目を集めた割にコストは1万ドル以下と格安だったそうです。

なかなか面白く、ユニークな広告ですよね~。私もこんなコーンが置いてあったら上を見てしまうんだろうな、と思ってしまいました。エア・カナダも遊び心いっぱいのエアラインですね。


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“People working above.”と描かれた黄色のコーン。とてもユニークな発想の広告ですよね。街行く人々が上を見上げてしまうのはわかりますよね~。


1937年設立という長い歴史とともにカナダの人々ならず世界中の利用者から愛されているエア・カナダ。2000年にはカナディアン航空と合併し、名実ともにカナダを代表するエアラインとなっています。人や物資が盛んに行き来してきたカナダとアメリカを結ぶ路線を手始めに、アジア、ヨーロッパと着実にネットワークを広げてきました。ファーストクラス並みのサービスを誇る「エグゼクティブ・ファースト」の設定など質の高いサービスも評判です。また、1997年に設立された航空アライアンス「スターアライアンス」の設立メンバーでもあります。


日本線へは1994年に乗り入れ開始と歴史は浅いですが、日本線には日本茶、日本酒のサービスや、和菓子、おつまみのサービス、和食のサービスなど日本人が利用しやすいように配慮されています。カナダへ行かれる際には利用してみてはいかがですか。

2008年05月22日

成田空港、開港30周年!

成田国際空港(以下成田空港)は5月20日、開港30周年を迎えました。開港から現在までで、航空機の発着回数は累計354万回、利用客は6億8000万人を超え、また航空貨物量も昨年11月には累計4000万トンを達成するなど、日本の空の玄関口として機能しています。

おなじみの空港ですが、ここで空港概要を紹介しましょう。
開港:1978年5月20日
滑走路:A滑走路 16R/34L、4000×60m B滑走路 16L/34R、2180×60m
空港ターミナル:第1ターミナル、第2ターミナル
●年表
1966年7月4日  成田市三里塚に新空港建設を閣議決定
1966年7月30日  新東京国際空港公団設立
1973年4月30日  A滑走路完成
1978年5月20日  開港
1978年5月21日  航空機運航開始。京成電鉄空港線が開業
1984年6月23日  国際旅客5000万人達成
1986年11月26日 第2期工事着工
1988年3月19日  国際旅客1億人達成
1990年9月28日  国際旅客1億5000万人達成
1990年11月6日  発着回数100万回達成
1992年12月6日  第2旅客ターミナルビル供用開始
1993年2月2日  新管制塔供用開始
1993年2月5日  国際旅客2億人達成
1995年4月8日  国際旅客2億5000万人達成
1997年4月3日  国際旅客3億人達成
1998年12月23日 発着回数200万回達成
2002年4月18日  B滑走路(暫定平行滑走路)供用開始
2004年4月1日  新東京国際空港公団が民営化。成田国際空港株式会社に改組。新東京国際空港から成田国際空港に名称を改称
2005年6月8日  発着回数300万回達成

現在、アジア各国の空港が国際競争力の強化でアジアのハブ空港を争う中、成田空港は厳しい状況であるといえます。もちろん成田空港でもさらなる発展のための準備は行っており、2010年にB滑走路を2500m化し、発着回数を現在の1.5倍にあたる年間30万回に、またアクセスも同年に成田新高速鉄道の開業により、日暮里駅から36分とするなど、機能・利便性強化を進めています。

成田空港は、ACI(国際空港評議会)の2006年度世界空港ランキングにおいて、国際線旅客数は約3386万人で6位、国際線貨物取扱量は約224万トンで3位となっています。世界有数の国際空港である成田空港が、アジアでのハブ空港争いを勝ち抜くためにハード、ソフト面ともに今後も充実させていくことは必須といえるでしょう。成田空港の今後の発展に期待しましょう!

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第1旅客ターミナルビル出発ロビーで行われた運航の安全を祈る「航空安全祈祷会(きとうえ)」。成田山新勝寺の僧侶やNAAの森中社長ら約150人が出席し、僧侶がお経を唱えると、多くの旅行客も手を合わせ、空の旅の安全を祈っていました。

2008年05月12日

JALの尾翼が赤から緑に? 空のエコ宣言!!

日本航空(以下JAL)の尾翼は「赤」ですよね。それが6月から1機だけ「緑」の機体が登場します。これは、環境への取り組みをアピールするもので、1機限定のスペシャル・マーキング「JALエコジェット」です。6月から羽田/新千歳などの国内線に就航する予定です。

今回のプロジェクトは「空のエコ」という視点で行われます。JALが行うプロジェクトを紹介しましょう。

●環境社会活動の推進
これはすでに行っているものをさらに積極的に推進していくというもので、JALのネットワークを活用したものです。
・高度1万メートルの大気を採取し、気候変動のメカニズム解明をサポート。
※1993年より開始されており、大気観測器を共同開発し、現在5機(747-400型機2機と777型機3機)の航空機で実施中。
・シベリア、アラスカ、インドネシアの世界最大級のCO2吸収源である森林を上空から観測、森林火災の情報提供(2007年度発見件数172件)。
・次世代を担う子供たちへ環境意識の向上を目的とした運航乗務員による出前講座「そらいく」を開催(2007年度13回実施)。
・中国内蒙古の沙漠化防止のための緑化技術を研究しグリーンベルトを設定する活動団体への支援。

●航空機から排出される二酸化炭素量の削減
JALの航空機が排出する二酸化炭素量を、2010年度までに1990年対比で有効トンキロ輸送量あたり20%削減するというものです。
・機材更新による燃費効率の向上。
※最新機種に機材を更新することで、燃費効率が従来機よりよくなります。
・適正高度の選択や新着陸方式(テイラードアライバル)など、地球環境に配慮した運航の実施。
※テイラードアライバルとは、着陸時刻をより正確に把握することで、空港上空での待機時間を短縮する着陸方式。これによりCO2の排出量や燃料費を削減することができます。現在、アメリカ・サンフランシスコ国際空港で取り組みが行われており、アメリカ以外の航空会社としての参加はJALが2社目となります。
混雑空港の場合、管制塔から着陸許可が出るまでには5分から10数分間、上空を旋回しながら待機するというパターンとなっています。これを到着の約1時間半前に管制センターから各航空機に着陸予定時刻に応じた飛行経路などを通知し、航空機は燃費面で最適な高度、速度を調整するという仕組みです。
・航空機エンジン水洗いによる燃料効率の改善。
・軽量機内食器や軽量貨物コンテナなど、航空機軽量化による燃料使用量の削減。

7月に行われる「洞爺湖サミット」は、地球温暖化対策を含めた環境間題が主要テーマの一つとなると考えられることもあり、JALとしてはエコ活動を世界にアピールしたいという考えもあるのでしょう。

6月から運航予定の「JALエコジェット」を見かけたら、環境問題について考えてみるのもいいですね。


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6月から運航予定の「JALエコジェット」。B777-200にマーキングされる予定で、やはり一番目立つのは尾翼の「緑」ですね。胴体に描かれている「空のエコ」紙飛行機の大きさは、長さ7メートル、高さ2メートルとなります。(Image/Japan Airlines)

2008年05月08日

トランスアエロ航空、成田/サンクトペテルブルク線就航!

ロシアの航空会社「トランスアエロ航空(UN/TSO)」が4月25日、成田/サンクトペテルブルク線に週2便で就航しました。使用機材はボーイング767-300ERで、ビジネスクラス12席、エコノミークラス223席の計235席。運航スケジュールは、以下の通り。

●成田→サンクトペテルブルク
UN868便 13時発→18時40分着(火・金)
●サンクトペテルブルク→成田
UN867便 20時45分発→11時30分着(月・木)

サンクトペテルブルクへの日本企業の進出数は40社を超え、また観光も2007年のサンクトペテルブルクへの日本人観光客はモスクワ経由が約3万人、チャーター便利用が約12万5000人であり、今後ビジネス・観光客ともに増加するとしており、早期にデイリー化したいとしています。

それではトランスアエロ航空について簡単にご紹介しましょう。1990年12月にロシアでは初めての民営航空会社として設立されました。1993年4月にはボーイング737-200を導入し、ロシアでは初めて西側の機材を導入した会社となりました。また、1995年にロシアでは初めてマイレージサービスを導入し、1997年にはFAAの整備認証を受けています。

現在では57か国、162都市に路線網を展開し、保有機材は34機(B747-400、B747-300、 B747-200、B767-300ER、B767-200ER、B737-500、B737-400、B737-300)で、納入待ちとしてエアバスA330-200、B737-800、ツポレフTu-214と機材の積極的な導入も図っています。

気になる日本線のサービスですが、日本人の客室乗務員の搭乗や和風の機内食、日本語の主要新聞などを提供しています。また成田空港のビジネスクラス用のラウンジとして、カンタス航空と使用契約を交わし、カンタスのラウンジを使用することができます。

今後ビジネスクラスの需要が増えれば、B767-300ERでもコンフィギュレーションが違う機体(ビジネス26席、エコノミー190席)を投入するほか、B777を導入し日本線に投入したいという考えもあるそうです。

ロシアと日本の新しい架け橋となったトランスアエロ航空。今後の活躍を期待したいですね。

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トランスアエロ航空のB767-300ER。新機材の導入にも積極的で、ボーイングのほかにもエアバス機材の発注も行っています。設立以来17年間無事故というのも安全性に優れた航空会社といっていいでしょう。今後活躍が期待されます。


近井コアラ

69(ロック)な生まれ(69年生まれ)がちょっと自慢な音楽と旅をこよなく愛する三十路。旧ソ連を皮切りに旅した国は30数カ国。旅は食にこだわりたい食いしん坊だが、高級かどうかは問わない雑食。少しでも旅のスパイスになるような情報を発信していきたいと思ってます!!

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