2008年06月27日

JALの羽田/金浦線で空弁のサービスが開始!

日本航空(以下JAL)は2008年7月1日より、羽田/金浦線のエコノミークラスで月刊誌「食楽」とコラボレーションによる空弁の機内食サービスを開始することを発表しました。
※食楽とは徳間書店発行の食へのこだわりから生まれる豊かなくらしぶり“クオリティ・ライフスタイル”を目指す大人のための上質生活誌。


jal_sora.jpg 今回発表された食楽弁当のイメージ。短距離国際線のコールドミール(軽食)のイメージとはかなり変わった機内食になると思います。今後のメニューも気になりますね。(Photo/ Japan Airlines)

今や駅弁と並びデパートの人気企画の仲間入りをした空弁ですが、実際航空会社が機内でサービスするというのは面白い試みですね。

JALでは、これまで機内食サービスの枠組みにとらわれない発想のもとにデパートの地下街の有名弁当なども研究しながら、メニューの開発を進めたそうです。この新しい機内食は「食楽空弁」と名付けられました。

それでは気になる中身を紹介しましょう。
羽田発ではバラエティあふれる食材を使用し、彩りも豊かな松花堂弁当が用意されます。懐石料理の流れを汲んだお弁当で、メニューは10日毎に変更され、7月は「橙(だいだい)」「丹(に)」「紅(くれない)」のシリーズで初夏を彩る内容に仕上がっているそうです。

金浦発では日本各地の名物をイメージした丼、炊き込みご飯がシリーズで用意されます。7月は「はらこ飯」「鯛飯と烏賊飯御膳」「鰻飯とタコ飯御膳」が用意されています。こちらもメニューは10日毎に変更されます。

食楽とのコラボレーションによって、各月のメニューとそれぞれのこだわりや食に関する季節の話は日本語・韓国語の両方で記載された小冊子「食楽空弁」が同封されます。なかなか面白そうな小冊子になりそうですね。月刊誌「食楽」でも毎月紹介されるそうです。

短距離国際線の機内食というとサンドイッチといった軽食中心で、せっかくの国際線飛行機の旅なのに味気ないな~、なんて思うこともあったのですが、この空弁企画は期待大です。この企画によって短距離国際線の機内食の流れが変わるかもしれませんね~。

7月からJALで羽田/金浦線に搭乗される方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

2008年06月22日

大韓航空の格安航空会社「エアコリア」新CIで「ジンエアー」に名称変更

韓国では2004年4月1日に韓国高速鉄道(KTX)が商業運航を開始しており、国内線の需要が減少していました。そこで大韓航空は2007年6月に格安航空会社の設立を検討していると公表。2007年12月、大韓航空が200億ウォン(現在のレートで日本円にして約21億円)を出資し、100%子会社として格安航空会社「エアコリア」が設立されました。

まだ就航前ですが6月15日に韓国の明洞でブランドローンチングイベントを開催し、社名およびブランド名をエアコリアから「ジンエアー」に変更したことを発表しました。

「ジンエアー」という名前の由来ですが、真実の「真」(韓国読みで“ジン”)と英語の「Jean」(ジーンズの意味ですね)から名づけ、実用的かつ競争力のあるサービスで、旅行の新しい概念を生み出していくという意味を込めたそうです。もちろんJeanという言葉のイメージであるカジュアルなイメージも、若者をターゲットにモノクラスで座席指定なし、オンライン限定販売などといったビジネスモデルに見て取れますね。

しかし一方で、乗員のサービスのクオリティや機材メンテナンスは大韓航空のレベルを維持し、「プレミアムなサービスを提供する実用的な航空会社」を目指すとしています。

さてそれでは新しく発表されたCIを紹介していきましょう。
まず、ロゴです。ロゴには水色と紫の蛍光色で彩られた蝶が採用されています。いつでも気軽に利用できるエアラインのサービス精神を表現したそうで、飛行機のマーキングも銀色とあまり使われていない黄緑色を基調に、若々しく斬新なイメージをアピールしていますね。イメージ写真をご覧いただければ、かなり目立つ感じで斬新ですよね。

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ジンエアーのロゴ。蝶をモチーフとした斬新なイメージです。若々しさも感じますね。(Photo/ KOREANAIR)


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ジンエアーの機体マーキング。銀色と黄緑色はあまり見かけない色なので、空港ではかなり目立つことでしょう。(Photo/ KOREANAIR)


次に客室乗務員の制服。制服はジーンズとTシャツそしてジャケットといったかなりカジュアルな感じです。ジーンズは自由と実用の象徴であり、実用性を追及するジンエアーの企業精神を表したものだそうです。また、カジュアルなスタイルでお客様との距離感を縮め、楽しく快適な航空旅行を提供したいという気持ちも込められています。ちょっとサウスウエスト航空を思い出しますね。

彼らには「ジニ(JINI)」というニックネームがあるそうで、パイロットは「ジニ・パイロット」、客室乗務員は「ジニ・フライングメイト」、空港業務の社員および整備士は「ジニ・グランドスタッフ」と呼ばれるそうです。

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ジンエアーの客室乗務員の制服です。こちらも黄緑色と白を基調としたカジュアルなものとなっています。フレンドリーなサービスが期待できそうですね。(Photo/ KOREANAIR)

今後の予定では、2008年7月17日に、金浦/済州(1日4往復)で就航を予定しています。その後は2008年10月に金浦/済州を1日8往復に増便し、12月には金浦/済州を1日9往復、釜山/済州を1日4往復、2009年4月には金浦/釜山を1日4往復、2009年5月には釜山/済州を1日6往復に増便、金浦/釜山を1日6往復に増便するとしています。機材は計画では、ボーイング737-800を3機、エアバスA300-600Rを2機、就航させる予定だそうです。

また韓国では国際線の就航基準が大幅に緩和することが検討されていますので、ジンエアーも早期の国際線進出も予定されています。2009年夏以降、中国の山東省、海南省への路線を運航するとしていて、日本(東京を除く)、タイ、マレーシアへの路線へも就航を計画しているそうです。日本線については、大韓航空が現在就航している採算の厳しい地方路線などを代替する可能性もあるとしていますので、思ったよりも早く就航する可能性もありますね。
※韓国の航空法施行規則では、航空運送事業者が国内線で2年以上、2万便以上、無死亡事故で運航するという条件を満たせば国際線免許を取得できるようになっていました。それを国内線で1年、1万便、無死亡事故で運航すれば国際線免許を出す方向で検討し直すことにしています。これにより、ジンエアー以外にもアシアナ航空の格安航空会社である釜山エアのほか、漢城航空や嶺南エアなども早期に国際線を就航できるようになりそうです。

ジンエアーではブランド浸透を目的とした街頭でのPRイベントを新村、盆唐などソウルの首都圏を中心に7月末まで展開する予定とのこと。今後どのような事業展開になるのか楽しみです。

2008年06月14日

JAL、国際線に新シート導入!

日本航空(以下JAL)は6月10日、国際線(当面アメリカ路線)に8月1日より新シートを導入すると発表しました。現在導入されている「JAL NEW SKYSLEEPER SOLO」シートが2001年末に導入されて以来、7年ぶりの全面リニューアルとなります。

8月1日より導入されるのは成田/ニューヨーク線(ただし8月10日までは奇数日の隔日運航)、9月13日より成田/サンフランシスコ線に導入され、2009年度以降、シカゴ線、ロサンゼルス線に拡大予定とのことです。

新しいファーストクラスの名称は「JALスイート」(英語名:JAL SUITE) 、エグゼクティブクラスの名称は「JALシェルフラット ネオ」(英語名:JAL SHELL FLAT NEO) と名付けられています。今回のコンセプトは、「睡眠」と「健康」にこだわったサービスということで、「こだわりの品質」を追求しています。それでは、個々の新シートを紹介していきましょう。

●新ファーストクラス「JALスイート」
大型シェルタイプで半個室型のプライベート空間を実現した「JALスイート」は、JAL NEW SKYSLEEPER SOLO」と比べ約20%拡大し、1機当たりわずか8席という特別な空間となりそうです。特にベッドとしてセットした際には、クラス最大級というとおり、ベッド長約199cm、ベッド幅約84cmとシングルベッド並み。客室乗務員によって「JALスイート」専用のテンピュール寝具がセットされます。ぐっすり眠れそうですね。

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配列は1-2-1で8席という特別な空間を演出しています。座席ピッチは約211cm、個人用テレビモニターは19インチと大画面、どんなシチュエーションでも楽しめるシートとなっています。(Photo/Japan Airlines)

設備はクラス最大級の19インチ個人用テレビモニター、食事・仕事ともに使いやすい前後スライド式の大型テーブル、収納スペースなど、どんなシチュエーションも快適に過ごせるよう整っています。

また、同行者がいる場合など、電動式のプライバシーパーティションを降ろせば隣の人と会話を楽しめる中央並び席も設置されています。

●エグゼクティブクラス「JALシェルフラット ネオ」
リクライニング角度は最大約171度と、よりフラットなベッドに近づけ、座り心地、寝心地を追求した新クッションを採用しています。収納スペースの大幅拡充や、プライバシーパーティションの大型化やサブシートコントロラーの新設、クラス最大級の15.4インチ個人用テレビモニター等、充実の装備でゆとりの空間を演出しています。

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配列は2-3-2で77席。座席ピッチは約153cm、リクライニング角度は最大約171度とよりフラットなベッドへとシートを改良。プライバシーパーティションの大型化や15.4インチの個人用テレビモニターなど充実の装備が設置されています。(Photo/Japan Airlines)

ファーストクラスでは機内サービスも新しくなり、機内で過ごすプランを搭乗客に聞いて希望に応じる形となり、食事は好きな時間に用意し、コースからアラカルトまでチョイスできるようになりました。健康へのこだわりもコンセプトの1つで、「自然のままに」をコンセプトに旬の素材を最大限に生かした菜食の料理「京の精進料理」が用意されています。

新シートは新造機のボーイング777-300ERに搭載され、JALの中期経営計画のプレミアム戦略の一環となっています。現在メガキャリアと呼ばれている航空会社の多くが、上級クラスに力を入れています。JALでもプレミアムな顧客の囲い込みを狙った戦略を打ち出しており、JAL西松社長は「北米2路線に新シートを導入することで、年間25億円の収支改善効果が見込める」としています。

もちろんエコノミークラスもドイツ・レカロ社製のシートを採用、頭の動きに自在にフィットしながら優しく支える“ハンモック式ヘッドレスト”、個人用テレビモニターは9インチに拡大されています。

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足元空間の広いデザインと座り心地の良さが評判のドイツ・レカロ社製座席を採用。頭の動きに自在にフィットする“ハンモック式ヘッドレスト”を新たに採用しています。個人用テレビモニターは9インチに拡大され、大きな画面で機内エンターテイメントを楽しむことができます。(Photo/Japan Airlines)

上級クラスに搭乗する機会はなかなかないとは思いますが、このシートでのフライトはゆっくり休めそうな感じですよね。エコノミークラスのシートも改良されていますので、ぜひ今後搭乗される方は、その感触、居心地を楽しんでみてください。

2008年06月06日

6月1日から完全eチケット化 IATAが完全eチケットに移行!

国際航空運送協会(以下IATA)は5月31日、紙の航空券の発券を終了し、完全eチケット化への移行を発表しました。IATAの発表によると、6月1日までにすでに発券、購入された有効期限内の航空券がわずかに存在するが、以降は、一切の紙の航空券の発行を行わないとし、eチケットへの完全移行宣言となりました。


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「Last Paper Ticket Ceremony」の様子。紙の航空券に大きく“RETIRED(引退)”の文字が書かれていますね。紙をめくっているのはIATAの事務総長兼CEOのジョバンニ・ビジニャーニ氏で「紙の航空券を持っているならば、博物館に寄付すべき時だ」とコメントしました。より便利で効率的な空の旅の時代がはじまったといえるでしょう。(Photo/IATA)


航空券のはじまりは、1920年代に航空会社が独自の決まりで発券していたものを、1930年に旅客、便数の増加からIATAが統一フォーマットを決定しました。その後、1972年に「The IATA Billing and Settlement Plan(BSP) 」が導入され、各旅行会社が発券する航空券のカバーにIATAのロゴが印刷されるようになりました。1983年には磁気ストライプの付いた航空券が導入され、ピークとなる2005年には2億8500万冊を発券しました。

今後利用されるeチケットは1994年に開発され、1997年にIATAが世界的な標準仕様として採用しました。eチケットへの完全移行のためのプロジェクトは、2004年にシンガポールで開催された国際会議において決定されました。この時期は、戦争やテロ、SARSといった国際的な危機や1バレル40ドルまでに高騰した原油価格といった諸事情から、コスト効率や環境への配慮が考慮され、1997年6月よりプロジェクトがスタートすることとなったのです(国際危機も原油も現在でも状況は悪いままですね。残念なことですが)。


IATAによると、紙の航空券には1枚あたり10ドルの費用がかかるのに対して、eチケットはわずか1ドルとコストを大幅に削減できるとしています。
現在、IATAのシステムで発券されるチケットの枚数は年間で4億枚にのぼるとされ、完全eチケットになると30億ドル(約3200億円)のコストダウンを毎年図れるとのことです。

2004年6月のプロジェクトスタートにより、2004年5月時点では全世界で19%だったeチケットは、2005年11月には41%、2006年9月には57%、2006年末に72%、2007年8月には84%、2008年4月末時点で95%を記録しています。

IATAによると、北米や欧州、日本などの北東アジアは100%近いが、旧ソ連諸国の69%、アフリカの89%など、技術対応や規制の問題で普及の遅れが目立つ地域もあるとのこと。こうした地域では、少量だが独自に紙の券を発行し続ける航空会社もありそうです。日本の空港の対応状況は、成田、中部、関空、羽田など主要空港は95%以上の航空会社が対応していますが、80~95%以下の対応状況が鹿児島と那覇空港、60~80%が岡山空港となっています。

利用者にとっても紛失時の再発行が簡単に行えるなどメリットがあります。個人的には紙の航空券を発券してもらうと、これから旅に出るんだな~というワクワク感が出てきて紙は紙なりの良さはあると思うのですが、さびしいですがこれも時代の流れなんですよね。


近井コアラ

69(ロック)な生まれ(69年生まれ)がちょっと自慢な音楽と旅をこよなく愛する三十路。旧ソ連を皮切りに旅した国は30数カ国。旅は食にこだわりたい食いしん坊だが、高級かどうかは問わない雑食。少しでも旅のスパイスになるような情報を発信していきたいと思ってます!!

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