国土交通省の発表によると、日本と韓国の航空当局間協議が8月12日と13日に開催され、2010年10月以降の羽田空港第4滑走路の供用開始後、羽田/金浦線を昼間に定期便で運航可能とする合意が得られました。
現在の1日8往復の定期チャーター便を定期便とし、4往復分を増枠し、合計12往復のうち、4往復は羽田/釜山線での運航を可能としています。このほか協議では、深夜早朝時間帯で羽田/韓国内地点を1日4往復運航可能とし、さらに今年の冬ダイヤ以降、関空/金浦線を1日4往復まで運航できるようにしました。
今回決定した枠組みは、日韓両国の航空会社がそれぞれ半分ずつ運航することとなります。国土交通省航空局国際航空課によると、韓国では新興航空会社が運航を開始しており、大韓航空とアシアナ航空以外の航空会社が就航する可能性もあるとのこと。ちょっと楽しみです。また、羽田発の定期チャーター便はこれまで座席の50%まで個人客への販売が認められてきましたが、2010年10月以降はすべてが個人客への販売ができるようになるそうです。
なお、第4滑走路供用開始によって認められる昼間時間帯の国際線発着枠は1日40往復あります。今回の合意でそのうちの12往復が埋まりました。気になるのが残りの28往復分ですが、今後1年間程度の期間で進められる中国や香港、台湾との協議で決まっていくこととなりそうです。しかし、7月23日に開催された「羽田空港の国際化に関する国と都・関係県実務者分科会」において、東京都と神奈川県は、就航エリアは香港まででなく、シンガポールやバンコクも含めるべきと注文を付けているそうで、今後について国交省からは、こうした注文に留意しつつ必要に応じて分科会を開催していく方針を伝えられたということなので、もしかしたら…現在予想される国・地域よりも多くの就航地域が実現するかもしれません。深夜・早朝枠(23時~翌朝6時までの時間帯)については、欧米を含む世界主要各国への国際旅客定期便の就航が実現できる運用体制を目指すとしているので、羽田の国際線はにぎやかになりそうです。
2010年は、羽田の第4滑走路供用と成田空港の北伸と両空港の再拡張が完成することで、首都圏空港の一体的な活用を目指し、グローバルな航空ネットワークを拡充させる機会となります。現在、日本はアジアのハブ空港争いで苦戦しており、こうした拡充時でチャンスを活かしてほしいものです。
ただ問題は、一連の増枠を踏まえても、10年ほどで首都圏の空港容量が再び満杯の状態になると想定され、管制、機材、環境、施設などあらゆる角度で可能な限りの空港容量拡大の方策を検討していかなければならないことも確かなのです。


コメント (1)
羽田空港の日中の40枠のうちの12も使ってしまうと
いうのはいかがなものかとおもいます、他にもアジアの主要都市で増便が必要なところはあるというのに・・・
これでは残りの枠も結局中国路線で埋めつくされてしまいそうです。
もはや、日本は韓国、中国のハブ空港の支線と成り下がってしまったのでしょうか?
投稿者: wiki | 2008年08月21日 17:47
日時: 2008年08月21日 17:47