ボンバルディア社は9月3日、カナダ・ケベック州ミラベルにある同社施設において、開発中のリージョナルジェット機の次世代モデル“CRJ1000 NextGen”試作機の初飛行に成功しました。

ケベック州ミラベルにあるボンバルディア社の施設において、初飛行に成功したCRJ1000 NextGen。2009年第4四半期の商業就航を目指しています。(Photo/Bombardier)
CRJ NextGenシリーズは、同社のリージョナルジェット機のCRJシリーズの次世代モデルとして、2007年3月にローンチしました。CRJ NextGenシリーズに移行したのは「CRJ700」「CRJ900」「CRJ1000」の3タイプでそれぞれ機種名末尾に「NextGen」が付加されることとなります。
| CRJ700 NextGen | CRJ900 NextGen | CRJ1000 NextGen | |
| 全幅 | 23.24m | 24.85m | 26.18m |
| 全長 | 32.51m | 36.20m | 39.13m |
| 全高 | 7.57m | 7.51m | 7.13m |
| 最大巡航速度 | 875km/h | 882km/h | 870km/h |
| 最大航続距離 | 3,789km | 3,341km | 3,131km |
| エンジン | CF34-8C5B1 | CF34-8C5 | CF34-8C5A1 |
| 座席数 | 70~78席 | 86~90席 | 100~104席 |
CRJ NextGenシリーズの特長は、高い経済性の実現です。従来機よりも燃料消費量を最大4%抑えたことと、機体メンテナンス要件を軽減することで整備コストが下げられたということで実現しました。メンテナンスの間隔を延ばし、総合的な調整を図った結果、機材の耐用期間全体の中でのダウンタイム(補充・調整時間)と作業工数を下げることができたそうです。ボンバルディア・リージョナル・エアクラフトの社長スティーブン・リドルフィによると、CRJ NextGenは、競合機よりも1フライトにつき最高で15%までコストが低くなるとしています。
また内装デザインも改良されています。キャビンの窓は拡張され、従来機と比べて視界が24%拡大されました。座席頭上の荷物収納スペースも拡大され、大型キャスター付きバックを収容できるようになり、収納力は27%アップしています。また、客室のライトにLEDを追加したことでキャビン内部が高くなり、快適性をアップしています。天井パネルや凹型の窓部側壁は設計が一新され、美しいデザインとなっています。
今回初飛行に成功したCRJ1000 NextGen試作機(シリアルナンバー19991)は9月3日、カナダ東部夏時間午前10時2分に離陸し、フライトタイムは3時間25分、到達高度は3万フィート(9,144m)、最高速度は260ノット(481km/h)でした。
予定としてはCRJ1000 NextGenは、2009年第4四半期の商業就航を目指すとしています。これまでに確定受注、条件付き受注、オプション契約をあわせ、4社から計63機を受注しています。

