日本の空港 2つのニュース

今回は国内最北の空港「礼文空港」の供用休止と米軍岩国基地の軍民共用化の2つのニュースについて紹介します。

礼文空港、供用休止を国土交通省が許可
国土交通省は2月17日、北海道の離島・礼文島にある礼文空港の供用休止を許可したと発表しました。この供用休止は、礼文空港を設置管理する北海道が維持管理費の負担増などを理由に提出していた申請が認められたものです。休止期間は、2009年4月9日から2015年3月31日までの約6年間。

礼文空港は北緯45度27分に位置する国内最北の空港で、1978年6月1日、北海道本土との航空路のアクセスをという「島民の願いによって」開港した空港です。開港と同時に日本近距離航空(現エアーニッポン)によって、デハビランド・カナダDFC-6-300ツインオッター(9人乗り・レジ番号:JA8797・JA8799)にて稚内/礼文が季節運航されました。1984年3月には通年運航がはじまり、1994年7月22日にエアー北海道(当時)に移管され運航されていました。国や道、町の補助を受けていましたが、平均搭乗率30%前後と低迷し、2003年3月31日をもって定期便が廃止されました。その後は、防災・緊急ヘリや個人所有の小型機の利用があるだけだったとのことなので、休止はやむをえない措置かもしれません。しかし、礼文島は大変魅力のある島で、利尻礼文サロベツ国立公園が島の大部分を占め、本州では高地でしか見ることのできない高山植物が楽しめる「花の島」として知られる島です。今後は滑走路の延伸(現在は800m)を考えなければならず課題も多いですが、空路の再開を模索してもらいたいものです。


米軍岩国基地、2012年に再軍民共用空港化
山口県岩国市にある米軍岩国基地の軍民共用空港化について、河村官房長官は2月16日の記者会見で「2012年度を目標としている地元の要望にできる限り配慮し、取り組みを着実に進めていく」と、共用化実現の方針を発表しました。これが実現すると米軍基地に民間航空会社が乗り入れる共用空港は、青森県の三沢基地についで国内2か所目となります。もともと岩国基地は1952年~1964年までは共用空港として使用されていました(1952年4月に日本航空の羽田/福岡線の中継地として共用開始。1954年には極東航空(現全日空)の伊丹/岩国が就航、CAT(現チャイナエアライン)、カンタス航空、KNA(現コリアンエアー)が就航していました)。

すでに2005年には日米両政府間では、同基地から1日4往復の民間機運航を認めることで合意しており、2009年1月には全日空が岩国/羽田間の定期便就航の意向を表明していました。今後は、民間機の駐機場や滑走路への誘導路、旅客ターミナルビルなどの整備を行うことになり、その整備費は約110億円と見積もられており、その大半を国が負担することになりそうです。また、通常、地方空港は地方自治体が管理者となるのが一般的ですが、岩国は三沢と同様、国が管理することがほぼ決定しています。

岩国は、新幹線を利用すると東京駅から約5時間かかりますが、空路を使えば3時間と利便性が向上し、周辺も広島空港や山口宇部空港からも約100キロ程度はなれ、他空港との競合もない地域です。岩国市周辺の人口などを考えると県や市の試算として、年間40万人程度の利用が見込まれるとしています。ただ地元では賛否交錯していて、今後の展開を見守りたいところです。

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近井コアラ

69(ロック)な生まれ(69年生まれ)がちょっと自慢な音楽と旅をこよなく愛する三十路。旧ソ連を皮切りに旅した国は30数カ国。旅は食にこだわりたい食いしん坊だが、高級かどうかは問わない雑食。少しでも旅のスパイスになるような情報を発信していきたいと思ってます!!

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