前回に引き続きB787ドリームライナーの話題です。いよいよファーストフライトまでカウントダウンが進んでいるB787ドリームライナーですが、6月17日にローンチカスタマーである全日空向けの初号機の最終組み立てが開始されました。ボーイングと全日空は、両社の代表者による鏡割りでこの日を祝いました。

鏡開きで最終組み立てを祝う全日空とボーイング社代表。写真は左から末次謹一朗氏(ANA米州技術駐在787型機担当)、菊池武夫氏(ANA米州技術駐在ゼネラル・マネージャー)、スコット ファンチャー、マイク フレミング(ボーイング民間航空機部門787型機プログラムサービス・サポート担当ディレクター)。(Photo/Boeing)
この全日空向けの初号機は、フライトテスト用の6機のうちの2機目に当たる機体(ZA002)で、システム性能を中心としてテストが行われることとなります。そしてこの機体は、全日空の機体塗装が施されて、テストが行われます。

6月15日にフライトラインに移動された全日空向け初号機。全日空の機体塗装が施され、テスト期間中もこの塗装のまま行われます。(Photo/Boeing)
おさらいをするとB787ドリームライナーは、2003年12月16日にボーイング取締役会で航空会社への提案活動を承認し、2004年4月26日に全日空が採用を決定したことでプログラムがローンチされました(正式な契約は2004年7月26日)。ローンチカスタマーとしては、ボーイング史上最多の50機の確定発注となりました(基本型となるB787-8を20機、B787-3を30機)。日本航空は2005年5月10日、30機の確定発注を行っています(B787-8を17機、B787-3を13機)。ちなみにB747でも日本の航空会社しか発注を行わなかった機体があるように、B787-3も現時点では全日空と日本航空のみの発注となっていますので、日本の国内線専用機となる可能性があります。
●B787ファミリー
・B787-8
基本型となるB787-8は、座席数210~250席、航続距離は7,650~8,200海里(14,200~15,200km)。
・B787-9
ストレッチ型のB787-9は、座席数250~290席、8,000~8,500海里(14,800~15,750km)。
・B787-3
中距離型となるB787-3は、座席数290~330席、最大航続距離は2,500~3,050海里(4,600~5,650km)。
現時点でのB787ドリームライナーの受注は56社より865機となっており、民間航空機史上で最速で受注数を増やしている機体であり、次世代旅客機の核となる機体となることは間違いありません。
今後の予定としては、7月初旬にフライトテストが開始され、全日空には世界に先駆けて2010年第1四半期にデリバリーの予定とされています。全日空では、2010年2月には機体を導入し、2011年度末までには約20機の導入を目指すとしています。


コメント (1)
いつか、787に乗れる日を楽しみにしましょう!!
投稿者: 飛行機好き | 2009年11月19日 20:10
日時: 2009年11月19日 20:10