コンチネンタル航空は、7月15日に創立75周年を迎えることを記念して、ボーイング737-900ER(レジ番号:N76436)に1940年代に使用されていた機体デザインを塗装したスペシャル・マーキング機が登場しました。

コンチネンタル航空の創立75周年を記念したスペシャル・マーキングのボーイング737-900ER(レジ番号:N76436)。1947年に採用されたブルースカイウェイ(The Blue Skyway)」と呼ばれる塗装。この機体にはGPS着陸システム(GPS Landing System=GLS)が装備されています。(Photo/ Continental Airlines)
今回のスペシャル・マーキング機は、1947年に採用された「ブルースカイウェイ(The Blue Skyway)」と呼ばれる塗装です。創立75周年を記念して、同社の社員によって過去の機体デザインの中から選ばれたとのこと。
この機体は6月25日の受領後に、同社のアメリカ本土の3か所のハブ空港(ヒューストン・ブッシュ・インターコンチネンタル空港、ニューヨーク/ニューアーク・リバティー空港、クリーブランド・ホプキンス空港)にてそれぞれ記念飛行を行いました。
それでは簡単にコンチネンタル航空の75年の歴史を、日本とのかかわりを含め紹介しましょう。
コンチネンタル航空は、1934年にウォルター・T・バーニーが主に郵便輸送のために「バーニー・スピード・ラインズ(Varney Speed Lines)」を創業したのが始まりです。1934年7月15日、同社は手紙100通を積み、コロラド州プエブロからテキサス州エルパソまで、初飛行を行いました(ちなみにバーニー氏が設立した他の航空会社は、ユナイテッド航空の元となったBoeing Air Transportに買収されていますので、コンチネンタル航空がスターアライアンスへ加盟の運びになったことは何か少なからずの縁を感じてしまいますね)。
1937年にコンチネンタル航空と現在の社名に変更されました。1968年にはグアムと近隣の島々を結ぶ目的でコンチネンタル・エア・ミクロネシアを設立し、アジアやオセアニアにネットワークを広げました。そして1976年8月には、東京/サイパン線が就航します(私たち日本人にとっては、コンチネンタル・ミクロネシア航空(コールサイン:エア・マイク)のほうがお馴染みですね)。
日本線はそれから1983年に名古屋/グアム/サイパン線、1987年に福岡/グアム/サイパン線、1990年に新千歳/グアム線、成田/ホノルル線、仙台/グアム線、1994年に関西/グアム/サイパン線、1998年に新潟/グアム線、岡山/グアム線、成田/ニューヨーク(ニューアーク)線、1999年に成田/ヒューストン線、2004年に名古屋/ホノルル線、2005年に広島/グアム線を開設し、日本ではお馴染みのエアラインとなりました。
しかし、1970年代末からアメリカで航空規制緩和法が導入されてから、コンチネンタル航空は経営が悪化してしまい、1992年には再建策の一環としてコンチネンタル・エア・ミクロネシア航空を独立させ別会社とします(この際に社名をコンチネンタル・ミクロネシア航空と変更。その後2001年にコンチネンタル航空に吸収)。このときに2度のチャプター11を申請し、倒産の憂き目にあっています。
そしてご存知の方も多いかと思いますが1994年にゴードン・ベスーン氏がCEOに就任してから、経営が上向きになります(この奇跡の復活劇のエピソードについては「大逆転!―コンチネンタル航空 奇跡の復活」という本があります。とっても面白い本ですよ。また、この復活劇には日本人の鶴田国昭氏も多大な貢献をしています)。
現在では、コンチネンタル航空は業界で最も多くの顧客満足度に関する賞を受賞しています。米「フォーチュン」誌が毎年実施する航空会社のランキングでは、6年連続で「世界で最も賞賛されるグローバル航空会社」に選出されているほど、業績・実績ともに優れたエアラインの1つとなっています。
さて今回のスペシャル・マーキング機であるB737-900ERには、GPS着陸システム(GPS Landing System=GLS)が装備されています。これは、2009年後半にニューアーク・リバティー空港に次世代の衛生着陸システムが設置されますが、それを利用できるシステムで、最新技術となります。
今後はスターアライアンスへの加盟など、コンチネンタル航空の今後も目が離せません。

