2008年10月31日

ほっとやすらげる機内食を… 全日空一部路線のビジネスクラス機内食を刷新

全日空は12月1日から、日本発中国・台湾・金浦線全便と、中国発日本線の一部路線のビジネスクラスで6年ぶりとなる機内食の刷新を発表しました。

コンセプトは、「ほっと安らげるやさしい味」。その機内食を監修したのは、2005年に日本人で初めてグルマン世界料理本大賞のグランプリを受賞した経歴を持ち、料理家として、レストラン&カフェや、オリジナル食器、キッチン雑貨などのプロデュースも手がけている栗原はるみさん。

空の旅の楽しみといえば機内食。各社、それぞれ自国の有名シェフや食材を使った機内食を提供していますが、今回の全日空のコンセプトはありそうでない「家庭的」なメニューです。

それでは具体的に内容を見ていきましょう。従来、ビジネスクラスの機内食といえば、和食と洋食のどちらかをチョイスする形でしたが、「和食」「洋食」といった区別をなくした新しいスタイルとしています。月毎にメニューの替わるメインディッシュは、鴨つくねバーグや銀だらのみそ焼き、筑前煮、すき焼きなど家庭の味を取り込んだもの。

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左のメニューは、12月の成田発中国線のもの。メニューは、前菜が 鯛と鮪の大葉ずし・にんじんとツナのサラダ他、主菜が鴨つくねバーグの小松菜添え・たけのこごはんのオムライス、デザートが小倉あんぱん。
右のメニューは、12月中国(大連・天津・瀋陽・青島・杭州)発日本線のもの。メニューは前菜が鮭とひらめの昆布〆・たこの柔らか煮他、主菜が銀だらのみそ焼きと筑前煮、デザートがあんみつ。
彩りあざやかで家庭的なメニューですね。当該路線にお乗りの際は、ぜひ楽しんでください。(Photo/ANA)


また新しく「アペタイザーボックス」(前菜)が用意されました。旬の食材をつかった彩とりどりの前菜を、手作りのお弁当のように盛り付けされたものです。しかも容器は蓋付きなので、開ける瞬間も楽しくなりますね。

食後のデザートも「食後にはちょっと一口、甘いものが食べたい」という栗原さんのアイデアで生まれた特製の「あんぱん」や白ごまプリン、ブラマンジェなどが用意されています。

その他にも、栗原さんのアイデアレシピや旅のコラムを掲載した持ち帰えることができる機内食メニューカードや、おつまみを包み込んだミニタオル型おしぼり(こちらも持ち帰りOK)などといった心使いも、食事の時間を楽しく、くつろげる工夫がされています。

ビジネスの旅でも、観光旅行の旅でも、機内でほっとくつろげる瞬間って機内食を食べている時間だったりしますよね。そんなニーズに全日空なりに応えた形が今回のビジネスクラス機内食なのかもしれません。ぜひ、「ほっと安らげるやさしい味」を機内で楽しんでみてください。


2006年11月06日

アメリカン航空、日本路線のプレミアクラスに新メニュー登場

アメリカン航空は1987年5月に日本線に就航し、来年5月で20周年を迎えることとなります。これに先立ち、プレミアクラス(ファースト、ビジネスクラス)を対象に新メニューが登場しています。新メニューは日本発では9月1日から、アメリカ発では11月1日よりサービスされています。

このメニューはアメリカン航空の従業員とゲート・グルメ・インターナショナル社のシェフが協力し、考案したもの。

気になるメニューは、和食では小鉢に芽巻数の子、松茸旨煮、水菜煮浸し、鮭腹身の炙り、土佐酢、茸、飛子、ディル、チャイブなど、八寸では捲海老柚子甘露煮、揚げ銀杏松葉串、百合根甘露煮、クレソン胡麻和え、松の実、鶏と栗の松風、松葉いか海胆焼き、揚げ銀杏、紅葉ピーマンなど、洋鉢として秋鮭のスモーク柚子胡椒マヨネーズ添えといった小鉢メニューが充実しています。こういう小鉢が充実していると目にも楽しいですし、ちょこちょこといろいろな味を楽しめるのでいいですよね~。女性にも嬉しいメニューといえますね。

洋食では多国籍料理という感じで、メインには牛ヒレ肉やシーフードリゾット、鶏肉竜田揚げといったアジアンテイストなものがあるなど旅をする全ての国籍の人が楽しめるメニューとなっています。

なおメニューの内容は季節毎に変更される予定です。現在、アメリカン航空は、成田/ダラス・フォートワースには毎日2便、成田/シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスにはデイリー運航を行っています。日本線に使用されているのはボーイング777-200ERで、エコノミークラスのシートでもメルセデスやポルシェ等自動車の豪華シートで有名なレカロ社製で高級感あふれるもの。

食事をするというのは旅行の醍醐味。もちろん機内食も楽しみの1つです。こうしたメニューの取り組みは旅人にとってありがたいこと。季節毎に変更されるメニューも楽しみですね。

メニューの詳細はアメリカン航空のホームページを参照してください(英語版)。
■American Airlines
http://www.aa.com/dining

ファーストクラスの小鉢メニュー、鮭腹身の炙り、土佐酢、茸、飛子、ディル、チャイブ(Photo/American Airlines)。

ファースト、ビジネスクラスの主菜のメニュー、銀鱈粕漬け、生姜餡、焼き目栗、アスパラガス(Photo/American Airlines)。

2006年06月09日

イベントやプロモーションなどで期間限定の機内食が食べられる!


キャセイパシフィック航空の期間限定機内食は「Best Chinese Food in the Air」というコンセプトに基づき、7つの香港有名レストランによる特別メニューでなんと100種類! メニューは、アワビと鶏肉の包み焼き、キノコと海老のXO醤ソテー、人参ソースの春タマネギ添え車えび焼き、スズキの蒸し煮グーズベリー添えなどなど。香港発便ではサービスがすでに開始されています。日本発路線では7月1日から、成田、関空発便において開始されます。期間は12月31日まで。(Photo/ Cathay Pacific Airways)

本ブログでも何度か書いたことがありますが、最近の機内食は食材にこだわったり、時間が自由だったり、アラカルトメニューが頼めたりと進化しています。そしてその国自慢の食材や料理を提供する航空会社(エアライン)も増えています。また、大きなイベントやプロモーションで通常では出されないイレギュラーな期間限定の機内食が提供されることがあります。今回はそんな期間限定機内食をご紹介しましょう。

まずは、本日からはじまった2006年ワールドカップ・ドイツ大会を記念したもの。ルフトハンザ ドイツ航空では、機内食を担当するドイツの一流シェフが「トップシェフのドイツ・フットボールチーム」に3名が参加していることもあり、5月からワールドカップ開催期間中、大のサッカーファンであるシェフを「フットボール・シェフ」と命名し、腕を振るっています。日本路線を含む長距離路線の機内食を担当するのは、イタリア料理のスターシェフ、サベリオ・プリエーゼ氏(このシェフはフットボールクレイジーと自ら称するくらいのフットボールファンだそうです。ちなみにワールドカップ開催中は、ドイツナショナルチームの公式シェフとして腕を振るうそうです)が監修。どんな料理が提供されるかというと、ファーストクラスでは、新鮮な魚をトマトや野菜で煮込んだイタリアの伝統料理「アクアパッツァ」、ビジネスクラスがペストソース(バジリコソース)、椎茸とブロコッリであえた耳たぶ型のパスタ「オレッキエッテ」

次はヴァージン・アトランティック航空。こちらは「A Taste of Britain」は駐日英国大使館が食・飲をテーマにイギリスを紹介するプロモーションのパートナーエアラインとして参加したものです。こちらは、コッツウォルズを拠点として活躍しているロバート・リース氏が監修したもので、メニューは「チキンとカラフル・ピーマンのコッツウォルド・ハニー風味」です。アッパークラスでは9月6日まで、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは12月6日までの予定で、成田発ロンドン行きのVS901便で提供されます。

ヴァージン・アトランティック航空の期間限定機内食の「チキンとカラフル・ピーマンのコッツウォルド・ハニー風味」。シェフはロバート・リース氏。この機内食が食べられる期間は、アッパークラスで9月6日まで、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは12月6日までの予定で、成田発ロンドン行きのVS901便で提供されます。(Photo/Virgin Atlantic Airways)

さて食といえば香港です。キャセイパシフィック航空では、機内食プロモーションとして「Best Chinese Food in the Air」を香港の最高級レストランの協力を得て、香港発の全便において展開(12月31日まで)。日本発路線では7月1日から、成田、関空発便においても同様のプロモーションが行われます。こちらは物凄いことになっていて、7つの香港有名レストランによる特別メニューでなんと100種類!! メニューの一部を紹介すると、アワビと鶏肉の包み焼き、キノコと海老のXO醤ソテー、人参ソースの春タマネギ添え車えび焼き、スズキの蒸し煮グーズベリー添えなどなど
●今回特別メニューを用意する7店
・シェラトン香港 ホテルアンドタワーズ 「セレスティアル・コート」
・ジェイド・ガーデン
・リー・ガーデン
・グランドハイアット香港 「ワンハーバーロード」
・ペキン・ガーデン
・ランガムホテル「タンコート」
・ヨンキー

どれもこれも美味しそうで、食べてみたいメニューばかりです。期間限定ということなので、該当期間にこれらのエアラインに搭乗される方はうらやましい限りです。エアラインの機内食、本当に最近はバラエティに富んだものになってきていますね。

2006年01月05日

工夫がいっぱい!機内食

あけましておめでとうございます!
2006年もますますパワーアップしてお送りいたしますので、
今年もエアラインブログをよろしくお願いします。



今回は見かけた瞬間“凝ってる~”と感動してしまった、DREAMS COME TRUEの「JET!!! / SUNSHINE きくきくセット/きくみるセット」を見ながら機内食の話をしていきましょう。


DREAMS COME TRUE「JET!!!/SUNSHINE きくきくセット」
内容はメインCD+CD(WINTER SONG~DANCING SNOWFLAKES VERSION~)となっています。JET!!!はロッテガーナミルクチョコレートのCMソング、SUNSHINEは「めざましテレビ」のテーマソングです。


DREAMS COME TRUE 「JET!!!/SUNSHINE きくみるセット」
内容はメインCD+DVD(ドリカム主演映画amoretto)となっています。

ジャケットにはエコノミークラスの機内食のような1トレイにさまざまな食材(!?)と、脇にはちょっとクラシカルな制服をきたキャビンアテンダント(ドッチワーデスと書いてありました。“きくきく“か“きくみる”セットの“ドッチ”にするの?にかけているようですね)が写っています。さらに“きく”と“みる”にかけて、食材の中にきくきくセットにはヘッドフォンがのせられ、きくみるセットにはメガネがのせられています(笑)

さて機内サービスに機内食が登場したのは、1920年代のこと。一度「世界最初のスチュワーデスは白衣の天使だった!?」でお話したように、1930年にボーイング航空輸送(ユナイテッド航空の前身)で採用されたスチュワーデスが、調理済みのランチにコーヒーを付けてサービスをしたのが、本格的なはじまりです。今のようにキャビンが与圧された大型機で飛行する時代ではなかった頃のお話ですから、小型機で低空飛行をしながら揺れる機内でのサービスは、大変なものだったことでしょう。

機内食のメニューとして一番スタンダードなものは、ステーキ・ランチ風の洋食ですが、最近では非常にバラエティに富んだものとなっていて、日本発のファーストクラスでは、肉や魚をメインにしたフルコース数種類のほかに、和食の懐石風機内食を用意している航空会社も多くなってきています。また以前にもお話したように、エコノミークラスであっても中華料理、カレーなどといったインド料理、ビビンバといった韓国料理などを出し、お国柄をアピールする航空会社もあります。

さて、こうした機内食がどこで作られているかというと、日本や海外を問わず専門のケータリング会社が作っています。日本ではTFKという会社が最大手で、国内外の航空会社30数社、1日平均3万食の機内食を担当しているそうです。

機内食には地上のレストランで調理するのとは異なった、さまざまな制約・特性があります。大前提となるのは、大勢の乗客が乗るヒコーキに一定期間同じメニューを提供しなければならないわけですから、安定して確保できる食材を選択しなければなりません。そして一番特色があるというか特殊なのが、機内食は“調理してから時間が経過してから乗客にサービスされる”ということです。機内食の仕込みはだいたい出発の4~5時間前にはじまり、2時間前までに機内搭載用の車両に搭載されます。離陸してからすぐにサービスがはじまるわけではないことを考えると、乗客に機内食がサービスされるまでにかなりの時間を要することになります。たとえば野菜などは時間をおくと水分が出てくるので、濃い目の味付けなどの工夫が必要だったり、肉や魚などのホットミールは、機内で再加熱するのでそれを考慮に入れた調理具合にしなければならないなど、さまざまな工夫がされています。

さらにこうした制約をクリアしつつ、“安全性”が大前提ですので、素材の鮮度はもとより、盛り付けられた料理は必ず金属探知機を通して、異物の混入をチェックするなど、常に気を配っているのです。

普段何気なく機内食を食べていますが、ひとくちに機内食といってもさまざまな制約や特性を考え、工夫されたものだということがよくわかります。また、国籍・民族、老若男女の区別なく、さまざまな人々の口に合うようなメニューにしなければならない、非常にデリケートで大変な工夫がされているんですよね、機内食って。


ルフトハンザ・ドイツ航空のグループ会社の1つで、機内食ケータリング会社のLSGスカイシェフ社での機内食調理風景。LSGスカイシェフ社は1966年に設立され、ルフトハンザをはじめ260社におよぶエアラインの機内食や機内サービスを請け負う、世界最大のケータリング会社です。(Photo/Lufthansa)

2005年10月30日

進化するJALの機内食サービス


自分ならではのペースで、好きな時に好きな物を食べることができる「フリースタイルダイニング」。日本人にはうれしいメニューの数々ですが、外国人乗客のための味の工夫も忘れていないそうです(さすが!)。

好きな時に好きな物を食べられる! 進化するJALの機内食サービス

 ヒコーキ旅で機内食が楽しみという方は多いと思います。ただ、長距離国際線に乗っていると最初の食事はいいのですが、2回目の食事となると「まだお腹すいてないんだよな~」という場合も多いのでは?

 そんな方々に嬉しいサービスが日本航空(JAL)ではじまりました。9月1日からビジネスクラスにおいてこれまで同時にサービスを開始していた2食目の食事を、乗客の好きな時間に13種類のメニューから選択できる「フリースタイルダイニング」サービスが開始されました。現在のところロンドン・パリ・フランクフルト線でこのサービスが実施されています。

 これまでもJALではファーストクラスにおいて、2食目の食事をいつでも好きな時間にアラカルトメニューを提供してきました。今回はその好評なサービスがビジネスクラスにまで拡大されたのです。

気になるメニューですが、
きつねうどん・しょうゆラーメン・ビーフカレー・うなぎ時雨ごはん・焼きおにぎり・お茶漬け(鮭・梅・わさび)・おでん・パスタ・ビーフシチュー・コーンクリームスープ・サンドウィッチ・和定食・洋定食のなんと13種類。しかも何度でも好きな物をチョイスできます。

 しかも味や食感にもこだわったそうです。機内は乾燥していることを考え、のどごしがよく水分のあるものにしたり、上空では美味しく感じる味についてもこだわったメニューとなっています。

 本サービスは米国線にも導入される予定だそうです。
 機内でマイペースにゆったりと時間を過ごすことができる……、それって最上のサービスといえるのではないでしょうか。

2005年10月01日

飲み過ぎにはご注意を!BAR顔負けのドリンク・サービス

 一時期の加熱気味のワイン・ブームは終わりましたが、ワイン人気はわが国日本でも定着したといっていいでしょう。そんなワイン・ブームに酔ったのは日本だけではありません。空のキャビンもすっかりワイン色になった、といっていいでしょう。
日本航空全日空では、ソムリエ資格を取得したフライトアテンダントが多数在籍しているそうです(日本酒の利き酒士の資格を持っている方もいます)。何年か前に、日本航空で実施されたフライトアテンダント全員がソムリエ資格保持者で固めた「ソムリエ・フライト」なんてものもありましたね。

 もちろんドリンク・サービスはワインだけではありません。ワイン、ジュース、ビールといった定番を筆頭に、ウィスキー類、ジン・ウォッカといったスピリッツ類などなど、さらにビジネスやファーストクラスともなるとシャンパンなども用意され、かなり充実しているといっていいでしょう。


機内食同様、お国柄や路線によってドリンクも様々!

 ドリンクも機内食同様、お国柄や路線によって変り種をサービスしている航空会社もあります。もちろんわが国日本の日本航空、全日空では日本酒や焼酎のサービスがあります。また中国系の航空会社や中国路線をフライトするところでは、中国茶や紹興酒をサービスするところもあります。ガルーダ・インドネシア航空では本場のジャワティーのサービスがあったり、ユナイテッド航空ではスターバックスのコーヒーのサービスなんてものもあります。
そういえば日本航空には)。“スカイタイムゆず”というJALオリジナルソフトドリンクもありますね。

日本航空のオリジナルドリンク“スカイタイムゆず”。機内以外でも通信販売で注文することができます。自宅でも旅行気分?になれます(笑)。こちらで購入することができます

 あれ、でもここでちょっと疑問。宗教上アルコールがご法度な国もありますよね。そんな国の航空会社のドリンク・サービスってどうなんでしょう?
アルコールがご法度なイスラム圏の航空会社の中のエジプト航空パキスタン航空などでは、アルコールサービスはありませんが持ち込みは可ということです(飲みたい人は空港で購入すべし!です)。
そういえば以前聞いた話によると、多くのフィリピンの人々が中東産油国などに出稼ぎに行くそうですが、中東からマニラへの帰国便のフィリピン航空の機内は酒盛り状態です(笑)。普段お酒を飲むフィリピンの人々が何カ月もの間アルコールはご法度の中東アラブ諸国で断酒をして出稼ぎをしているため、現地を出発したとたん機内は酒盛り状態でマニラに着いたころ機内は空ビンだらけになっているそう。


ドリンク・サービスのちょっとした裏技!

 ドリンク・サービスのちょっとした裏技としては、カクテル類がねらい目。代表的なカクテル類がもしメニューに載っているならば・・・。カクテルはベースとなるリキュール類にソフトドリンクや他のお酒を混ぜたもの。ということは・・・、ジントニックといったポピュラーなカクテルならばメニューに載っていなくても作ってもらえる可能性があるのです。他のカクテルでも「何と何をこのくらいの分量で混ぜて」というようにリクエストすれば作ってもらえる可能性も。ただし、イレギュラーなものを頼むということなので、サービスが一段落ついたところを見計らってお願いしてみよう。


 ここでノンベな方に残念なお知らせをひとつ。実はアメリカ系の航空会社の一部では、エコノミークラスに限ってアルコール類は有料となるところもあります(ソフトドリンクは無料)。日本の国内線も有料ですよね。

 乾燥した機内では喉を潤してくれるドリンク・サービスは嬉しいもの。ただ、飲み過ぎには要注意! 機内は気圧の関係で酔いが回るのが早いのです。いつもの調子で飲むと酔っ払ってしまいますぞ。

2005年09月27日

ヒコーキ旅の楽しみはやっぱり機内食! 空飛ぶレストランのメニューって?

 ヒコーキ旅の楽しみといえば、なにはなくとも機内食!でしょう。残念ながら国内線での本格的な食事のサービスはなくなってしまって久しいですが、国際線ではどんなにフライトタイムが短くても機内食を出すという決まり(2国間を運航する便では機内食の提供が義務づけられている)があり、必ず食事が提供されます。何時間も座りっぱなしな飛行機の旅の中ではメインイベント的なサービスといえるでしょう。今回はそうした各社が趣向を凝らしている機内食についてちょっとお話していきましょう。

 まず、機内食は地上のレストランと違い、さまざまな制約や特性があります。重要な特性としては「時間が経過してから乗客にサービスされる」ということ。仕込みはだいたい出発の4~5時間前にはじまり、2時間前までに機内搭載用の車両に搭載されます。当然、なまものなどはかなりの制約を受けることになります。野菜は時間をおくと水分が出てくるので、濃い目の味付けをしなければならないなど工夫が必要となります。肉や魚などホットミールのアントレは機内のオーブンで再加熱されるので、それも考慮に入れた調理具合にしなければならないのです(たとえば、ステーキなどは表面に焼き色をつける程度の超レア状態で機内に搭載されるなど)。また、カートでサービスすることを考え、こんもりとした盛り付けはできないなど、さまざまな制約があるのです。
こう考えると各航空会社が、さまざまな制約のもとでどれだけ工夫を凝らしているかがわかる気がしません?

 トレーの上には前菜からデザート、コーヒーカップまでが所狭しとセットされている・・・、
チョイスはビーフかシーフードといった2種類から・・・。
エコノミークラスの機内食といったらこんなイメージでしょうか?
でもこのエコノミークラスの1トレイの中に各航空会社は、お国柄を出してみたり、路線によって特色を出してみたり、といった感じで創意工夫を凝らしています。

 お国柄が出ている機内食といえばまず思い出すのが、大韓航空の「ビビンパ」です。皆さんご存知の通り、韓国料理のご飯の上に載った具を混ぜ混ぜして食べるアレです。
また、中国東方航空ではお粥のチョイスができます。あとお国柄といえばあれですよ、あれ。そうカレーです。エア・インディア、ビーマン・バングラデシュ航空スリランカ航空パキスタン国際航空などの機内食では本場のカリーをチョイスすることができます。食事の時間ともなると機内に香辛料の香りが漂い、現地に着く前にエスニック気分に浸ることができちゃいます。

 さて私たちの国、日本の食事もお国柄を象徴する“和食”がありますよね。各航空会社では日本線(日本発着)に和食のチョイスをもうけているところが増えてきました。
そうそう余談ですが、今よりも世界的に和食がポピュラーではなかったころは、日本茶を頼むと砂糖を一緒に持ってきてくれたり(笑)、茶そばをお醤油で食べている!外国の方がいたりと珍現象をよく機内で見たりしたものですね(そうそう、個人的に一番印象的だったのは、わさびを一口で食べてしまった外国の方の悲鳴(笑)ですかね)。

 エコノミークラスで和食のチョイスができるなかでも、ひときわゴージャスというか画期的なスタイルを提供したのがヴァージン アトランティック航空の松花堂弁当です。おかずの入ったお弁当のほかに、竹皮包みの豆ご飯、お吸い物にデザートには和菓子。これがエコノミークラスの機内食なの?と驚愕してしまうものです。しかもヴァージン アトランティック航空では、この松花堂弁当のほかにベジタリアンなど4種類からチョイスすることができます。

 日本航空では、ハワイ・グアム・サイパン線ではReso'cha路線として月替わりでメニューを変えていますが、必ずチョイスの1つに和食を取り入れています。リゾート気分のなかにくつろぎ感を演出したものだそうです。

 和食のチョイスがない航空会社でも日本線には、茶そばなどジャパニーズテイストな一品が含まれていることが多いものです。行きはともかく海外からの帰り道、懐かしい自分の国の味が一品でもあるというのはホっとするものですよね。

 次に旅をするときはメニューに目を凝らしてみて、どんな工夫がされているかあれこれ考えてみるのも楽しいかもしれません。


近井コアラ

69(ロック)な生まれ(69年生まれ)がちょっと自慢な音楽と旅をこよなく愛する三十路。旧ソ連を皮切りに旅した国は30数カ国。旅は食にこだわりたい食いしん坊だが、高級かどうかは問わない雑食。少しでも旅のスパイスになるような情報を発信していきたいと思ってます!!

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