2007年10月26日

合い言葉は「ピース」なウッドストック(No.3)

ウッドストックは街行く人もその時代から自分のスタイル、思想を信じて続けている本物のヒッピーたち。私ももちろん後生で少なからずその影響を受けたものの一人なので嬉しくなっていろいろな話を聞きました。その時代の空気、伝説のフェスに参加した時の高揚など。彼らのほとんどはそれをその当時の若者だった時の目で誇らしげに語ってくれます。ミュージシャンなどのわかりやすい見た目の人だけでなく、その精神を受け継いだ作家なども多く住んでいるそう。本当に街行く人すべてがあの雰囲気を持っているので、ここでは「普通」であることが「普通でない」ような。私はすっかりその気になって不動産屋さんの広告にも見入ったりもしてしまいました。

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小さなギャラリーもたくさんあり、音楽はもちろんポエトリーリーディングなどのイベントは現在でも盛んなので日本からの観光客は少ないそうですが、少し足をのばしてニューヨークのいやアメリカの歴史にすら触れられる違う顔を覗いてみるのはどうでしょうか?

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慣れない人にはちょっと怖そうに見えるおじさんたちが「ピース!」と言って迎え入れてくれますよ。
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http://www.woodstockchamber.com/
観光サイト




真遊

文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。



2007年10月25日

テガラランでお店めぐり


ウブドから北に向けて車を走らせると、しばらく行くと道の両側に小さなお店が延々と軒を連ねる街道にでます。ここが、テガララン。ガイドブックなどではライステラスの見事な景観で有名なこの地域は、実はバリ雑貨の生まれる土地、ありとあらゆるバリ雑貨の卸のお店が軒を連ねる一大バリ雑貨卸問屋ストリートなのです。
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およそバリ島で見かけるおみやげの中で、ここで売っていないものはない!といえるほど、ありとあらゆる品物がそろっています。そして、どれもこれも、卸なので安い。クタやウブドのおみやげ物屋さんは、ここで仕入れた品物をお店で売っているというわけなのです。

もちろん外国人バイヤーの姿もよく見かけます。店の前にトラックを停めて、「店ごと買うんかい!」ってほどに荷物を積み込んでいる欧米人の姿も。
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これは、バリ島?と疑いたくなるようなものもあちこちにあります。アフリカを描いた絵や人形、そしてアメリカインディアンの人形。これらは、アフリカ、アメリカから来たバイヤーがここでオーダーして作らせているもの。大量に本国に輸入して、それぞれアフリカやアメリカのお土産として、その土地で売られるのです。それだけしても、本国で作るよりも「安い」ってことなんですね。メイドインインドネシアが世界に羽ばたいています。
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今の季節時に目を引くのが、クリスマスグッズ。あちこちに、クリスマスデコレーションが。ヒンドゥーの島バリには、実はまったく関係ないクリスマス。これも世界中からバイヤーが買い付けにやってくるのです。今の時期にテガラランで買い付けられたこれらのクリスマスグッズ、今年の年末にはそれこそ世界中のショップを飾るのでしょう。多分、日本のお店も。

テガラランでの買い物は、大量買いが基本ですが、ひとつふたつの買い物でも売ってくれるお店もあります。けれど基本的に、ホールセールのお店が多いので、少量の買い物ならば、ここではあまり値切らずに、購入するのがエチケット。それでもクタやウブドの街中のみやげ物屋さんで購入するよりは、かなりお得なお値段なので、心配はしなくても大丈夫です。

テガラランはライステラスの景観で有名な土地。ドライブで訪れる旅行者も多いところ。街道沿いにちょっと車をとめて気に入ったお店を見つけてみれば、思いもかけないお値打ち品に出会えるかもしれません。


めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。

2007年10月24日

合い言葉は「ピース」なウッドストック(No,2)

さてこの60年代のアメリカの若者から世界中に広がったヒッピームーブメントが提唱していたものの中に「自然回帰」というものがあります。伝統や規制の概念に縛られた都市生活者に反し、より自然がそのまま息づいている場所へとアートの活動の場を求めて移り住んだ彼らはそこで「自給自足」の生活を行うことを理想とするようになります。つまり農作物を育てながらナチュラルなものを好んで食べる食文化に傾倒していきます
そのためかウッドストックの街には自然食レストランがたくさんあり、また小さな街なのに「Whole Foods」マーケットに似たナチュラル志向のスーパーマーケットが街の中心部をしめています。アメリカ国内旅行中はどうしても野菜不足になりがちなのですが、おかげで普段よりも新鮮な野菜をたくさん食べられてとても健康的な気分に。小さなカフェですらフィロソフィーがあるように感じられ、ニューヨークではそこら中に氾濫しているスターバックスも見当たりません。アメリカ商業主義そのものを街全体で否定しているかのごとく。

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私たちがとまった場所も朝ご飯は近くの川が望める花がいっぱいのガーデンでサンダルの足が朝露にぬれるのも心地よく、そのとれたての野菜をたくさん食べました。

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特に黄色のトマトは甘くてフレッシュでびっくり!自然の中に人間の存在が調和しなければならないという当たり前のことを気付かせてくれます。ここまで読んできてお気づきの人もいるとは思いますが、実はこのナチュラル志向は現在まさにニューヨークや東京などの都市でおきている現象に近いものでもあると言えます。(続く)

http://www.woodstock-inn-ny.com/
おすすめコテージ
http://www.oriole9.com/
おすすめカフェレストラン


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。



2007年10月23日

遂にウブドに登場、ファストフード!

私が住むバリ島の田舎、ウブドには、「ファストフード」店というものがありません。マクドナルドにケンタッキーフライドチキン、ウエンディーズにダンキンドーナツ、あ、それからスターバックスなんてお店まで、クタやサヌールにはあるというのに、ウブドには、ついぞ見かけることがありませんでした。

ところがこのたび、ウブドの西南、ハヌマン通りを南に下ったところに、どーんとオープンしたお店、その名も「Yummy Fried Chicken」ファストフードのお店、いよいよウブドに登場です。 (世界的なチェーンじゃなくて、インドネシアローカルってところが、またウブドらしい…)
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のどかなハヌマン通りを下ったところにいきなり現れる場違いな看板。
広い店内は新しくてピカピカ。真新しいテーブルといす。オープンエアーで自然志向のレストランやカフェが主流を占めるウブドにあって、エアコンだってついてます。お店のお姉さんの制服も、いかにもファストフードしてます。
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メニューには、おなじみのフライドチキンやチキンバーガー、フライドポテトなどのほかにも、インドネシアらしいメニュー、ブレグデル(インドネシアのポテトコロッケ)、ルンピア(インドネシアの春巻き)なんて品揃えもあります。

注文してから、待つこと数分。え? 待つこと数分? そうなんです。インドネシアでは、ファストフードのお店、必ずしもファストフードじゃない。注文してから、待つんです。でもその分、できたての温かいバーガーが食べられるからいいとしてください。チキンバーガーには、ケチャップと共にインドネシアのチリソース、サンバルもしっかりオプションでついてきました。
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チキンバーガーが15000ルピアで、フライドチキンがひとつ7000ルピア、飲み物を頼んでひとり25000ルピアなりというお値段。日本円にしたら320円ちょっとですが、これ実はバリ人にとっては結構いいお値段。だって正真正銘、バリ人のファストフードである地元の定食屋ワルンで、ごはんとおかずのたっぷりのった定食をいただいて飲み物を頼んでひとり10000ルピアもいきません。日本円にしたら130円でおなかいっぱい食べられるバリで、ファストフードのお店は実は高級店、なのです。

なので地元の人たちはなかなかこういうお店には足が向きません。こういうお店で食事をするのは、こういうお店でちょっと無理をしてでも(!?)食事をするのが「カッコイイ」と思っている若いカップル、もしくは、「私たちはこういうお店でも食事することできるんですよ」というお金持ちのファミリーたち。日本とはちょっと事情が違いますね。

いずれにせよ、ウブドに登場したファストフード「ユミーフライドチキン」ウブドの人たちに愛されるお店になるでしょうか。これからに期待したいところです。


めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。

端午節は、ちまきの日


5月5日のこどもの日は、端午の節句と呼ばれていますが、これは中国の行事「端午節」が元。中国では、毎年旧暦の5月5日(今年は6月19日)が端午節にあたり、その日は「ちまき」を食べるのが恒例となっています。
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そもそも、この端午節は、2000年以上前の中国の詩人「屈言」の命日。遠い昔、美しい詩で人々に愛されていた屈言ですが、河に身投げをして死んでしまいます。嘆き悲しんだ村人が、河の魚が屈言の体を食べないよう、代わりに長い木の葉に包んだ食べ物を、河へ投げ込んだ、というのが始まり。それが後に、ちまきを食べるという習慣になったといいます。
中国の南方では、ドラゴンレースが催されたり、農村や少数民族の村では、家の中に魔除けのヨモギを吊るしたり、未だにそうした風習も残っているそうです。でも北京では、ちまきを食べる、という習慣が残るのみ。端午節が近くなると、スーパーや商店には、ちまきがずらりと並び、多くの人が買い求めています。
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 ちまき、というと、中に豚肉などが入った、しょっぱいものを思い出しますが、それは主に中国南部の人々によって食べられていたもの。もちろん北京でも、肉入りちまきが売られ、食べられていますが、北京の人々が昔から好んで食べるのは、甘いちまき。小豆の餡が入ったものや、甘く煮た棗が入ったものが定番です。

スーパーの量り売りちまき売り場で、私もいくつかちまきを購入しました。笹の葉の上から縛られた糸の色によって、中身の具が異なるちまきは、豚肉、鶏肉、塩卵など、具の種類が様々。ほかにも、真空パックのちまき、箱入りのギフトちまきなども売られていました。写真のちまきの具は、甘く煮た棗。蒸すと、笹の香りが芳しく、中のもち米はむっちり、もちもち。なかなかの美味でした。

 5月5日は日本でも、ちまきや柏餅を食べる習慣がありますが、それは2000年も前に中国で生まれた習慣が、綿々と受け継がれてきた結果。昔々、河に食べ物を投げ入れた人々は、まさかそれが習慣となって、こんなに長く続くなんて、思ってもみなかったことでしょう。ちまきを食べながら、伝統行事の重みをふと感じた、中国の端午節でした。


みわあや

フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京のカワイイものを探し訪ねる趣味が高じて、中国の生活道具や雑貨を紹介するサイトpekiso.(www.pekiso.com)をオープン。

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