皆様遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今日はバリの年越しについてお話いたしましょう。
と言っても、前回も申し上げたようにバリでは西暦のほかに特別なバリの暦というものを使っています。ですので一月一日というのは新年であって新年ではない。一晩寝たら、年が改まっているのは確か。2006年のはじまり。でもバリでは、これは単に暦の上でのことだけであって、新年を迎える準備やら儀式やら、そういったものは一切ありません。一月一日、それは単に「祝日」のひとつなのです。だから朝起きて挨拶する時も「スラマ パギ」、おはよう、それでおしまい。「ハッピーニューイヤー」ではないのです。
そんなバリではありますが、大晦日、12月31日が近づくにつれ、町のあちこちにおもちゃのラッパ屋さんが出現します。ラッパといっても、紙でつくったラッパ、蛍光のブルーや赤や緑の紙をはりつけ、金や銀のフリフリ、ヒラヒラのついた、ちょうどクリスマスパーティーで使うような紙のラッパです。クリスマスを過ぎると、このラッパを荷台にいっぱいに積んで行商にやってくるバイクのおじさんもいます。ことさら一月一日に新年を祝わないバリ島ですが、年越し、ニューイヤーズイブの12月31日は日が改まるまで賑やかに、大人も子供もラッパを吹いて過ごす、こんな光景がここ何年かですっかり定着しました。もっとももとからバリ島にあったものではなく、欧米の旅行者が持ち込んだものであることはあきらかですが。
そんなわけでクリスマスが過ぎ、きらきら光るラッパの行商人がやってくると、子供たちはみんなラッパをねだるようになります。そして年越しまでのしばらくの間、バリ島はプープーと賑やかな音に包まれるのです。
さて、みなさまごめんなさい。今回の原稿、写真がありません。実は暮れの29日に雨季の雨で濡れた道路で滑って転び、足を骨折。1週間の絶対安静からなんとか復帰したばかりのワタクシでございます。2005年のラストは思ってもいないことで、病床にて迎えることとなってしまいました。波乱にとんだ幕開けの2006年?これからも、バリ島からまだまだ沢山のオモシロイことをレポートしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。

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