年末に骨折した足も、ほとんど完治しつつあります。今日は引き続きバリから、「ここでしか手に入らない」スグレものをご紹介。
アラック、バリの地酒です。
イスラム教徒が大多数を占めるインドネシア。ご承知の通りイスラム教徒にとってお酒はご法度。けどみなさん、バリはヒンドゥー教なんですね。そしてヒンドゥー教には、お酒のタブーがない、というわけで、バリはインドネシアの中でも比較的お酒に対しては懐が深い土地柄です。
そうは言ってもここでは「輸入品」のお値段は非常に高い。洋酒は庶民の手が届くようなお値段じゃあ、ありません。国産ビールは安いけど、それでも1万ルピアだせば飲み物と食事ができる環境で、ビール1本15000ルピアはちょっとバリの人にとってはお高い。そこで、お金のない若者は、安いアラックを飲むこととなります。でもね、アラックはけして安いだけじゃない。バリに来て、アラックにはまった人、私はたくさん知ってます。
アラックは椰子の樹液を蒸留させてつくった、言ってみれば「ココナッツ焼酎」ですアルコール度数は50%以上、かなりキツめです。基本的にはすべて自家製で、「なんとか村のなんとかばあちゃんの作ったヤツがうまいぜ」ってなもんで、ビールの空き瓶などを片手にそこへ行って買う、のが主流だったのですが、最近はスーパーで品質管理した瓶詰めのものも手に入るようになりました。
自家製のアラックには当たり外れがあって、質の悪いものは鼻先30センチくらいから強烈なガソリン臭ただようものもあります。反対に今までスーパーで売られていたアラックはアルコール分が低すぎて、アラックそのものの風味がまったくない、というものが多かったのです。
ところが最近は、スーパーマーケットに並ぶアラックの中にも、なかなか満足できる品質のものが増えてきました。おしゃれな素焼きの壷に入ったものや、ボトルを紐でぐるぐるまきにしたものなどは、日本へのお土産にもぴったり。
もちろん空港や免税店でも売られていますが、アラックをお土産にするならば、ぜひ街中のスーパーマーケットで調達することをおすすめします。なんと言ってもお値段が3三分の一から五分の一。
バリに来て、まだアラックをお試しでない方、次回はスーパーマーケットで簡単に手に入るようになったアラックを、ぜひ一度お試しください。熱帯のバリにはちょっとキツめのお酒が似合います。ソーダとレモンでさわやかに行くもよし、蜂蜜をいれて甘い酔い心地を楽しむもよし。おいしいお酒がある南の島の休日を、あなたもいかがですか?
めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。
