先日、「東郊市場」からタクシーでの帰り道、市場近くの通りで、ものすごい行列を発見! 寒空の下、ダウンを着込んだ中国人が、老若男女ぎっしり並んでいるんです。「い、いったいなにごと?」と思わず目が釘付け。さっそく並んでみることに。
場所は、東郊市場近く、SOHO現代城の道路を挟んで向かい。地下鉄「大望路」駅の出口のすぐそば。列の元は、テイクアウトの食べ物屋さんで、しかも1軒ではなく2軒、いずれも長蛇の列を作っているのでした。どちらの店も、細い竹をびっしり並べた看板に、「土掉渣焼餅」とか「掉渣儿焼餅」と書いてあります。


並ぶこと15分。茶色い紙袋に入れられ「ほらよっ」と店員さんから渡されたのは、あつあつの四角いパンらしきもの。「パンの上にはひき肉と赤ピーマンとネギがトッピングされていて、食欲をそそるカレーの香り。ガブリ、ひとくちかじると、「パンはもちもちっとした食感で、まるでピザのよう。」スパイシーながら辛すぎず、程よい塩けと甘みのカレー味で、下にぴりりと山椒の刺激が残ります。
「これ、美味しいかも!」と、一緒にいたダンナさんに、もう一方の店の列に並んでもらって、2軒の味を食べ比べ。最初に食べた店「土掉渣焼餅」は、向かって左。後から食べた、向かって右の「掉渣儿焼餅」は、もちもちではなく、さくっとクリスピーな生地が特徴。どちらも、ぺろりと平らげてしまいました。
食べ終わって、袋を見てみると「湖北省の西北部にある、恩施土家族自治区で生まれた、土家族の食べ物で、独特な風味」と書かれていました。どうやら、中国に50以上存在するという少数民族のひとつ「土家族」の伝統的な食べ物らしいのです。
後日、語学学校の先生や、友だちなど、数人の中国人に、この中国ピザの話をしたところ、ほとんどの人が「食べたことある、美味しいよね~」との答え。もしや、かなりブーム? 現在北京に数軒(または数十軒に増加か?)あり、元々は上海で大流行していた店だとか。なんといっても、1個2元(約30円)というお手頃さが人気の秘密でしょう。
今が旬の中国ピザ、北京にいる方、訪れる予定の方、ぜひ試してみてください!
みわあや
フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京の「美味しいもの・カワイイもの」を探し訪ねる毎日(やや散財気味)。中国語がまったくできず、悪戦苦闘中…。
