いつもは北京からお届けするレポート。今回は、しばし北京を留守にし、先日訪れたフランス・パリで見つけた素敵な市場を紹介しようと思います。
見るものすべてに心をくすぐられるパリ。連日、買い物三昧・美食三昧で見事な散財っぷり。「誰か私を止めて~!」と密かに心で叫ぶ私に、歯止めをかけたのは、パリの日曜日でした。パリの日曜日は、一部を除いてほとんどの商店が休み。まさに休日にふさわしい、それは、それは静かな日曜日なのです。
しんと静まりかえった日曜日の朝。ホテルの近くに、オーガニックのマルシェ(市場)が立つ、というので出かけてみました。場所は、パリ6区・メトロ「Rennes」駅近くのRaspail(ラスパイユ)通り。大通りの中央部分に、約100mに渡り小さな屋台がびっしり並んでいます。




マルシェは、ショッピングバッグを持った地元の人々でいっぱい。果物や野菜、魚、肉などの生鮮食品から、チーズ専門店、ハチミツ屋、お惣菜屋、石けん屋まで、さまざまな店が並び、その場でクレープを焼いてくれる屋台があったりして、パリらしさも十分です。私がまず引き寄せられたのは、シードル屋さん。フランス語で「うちのはオーガニックだし、美味しいよ」と、(たぶん)言っているであろう・・・おばちゃんが、何種類かのシードルを試飲させてくれました。どれもフレッシュで、だけど濃厚な味わい、で、何杯でも飲めてしまうシードル。思わず、帰りの荷物の重さも気にせず購入。さらに、瓶詰めされた琥珀色のハチミツが、あまりにきれいな、ハチミツ屋さん、に立ち寄り、続いてローズ、ジャスミン、ヴァニラなどの香り別に石けんがずらりと並べられた、石けん屋さん、では、危うく全種類買いしそうに・・・。
そうして、次々と歩を進め、市場を出る頃には、大きなショッピングバッグがぱんぱんに。結局、パリの日曜日は私を完全に制止することはできず、マルシェでは相変わらずの買い物三昧となったのでした。
さて、帰宅して気付いたことがひとつ。私が購入したシードルにも、ハチミツにも、ラベルに「AB」という緑色のマークが付いているのです。マークの下にはAGRICULTURE BIOLOGIQUEの文字が。調べたところ、このマークは、フランス政府の基準をクリアした有機栽培農作物にだけ与えられるものだとか。美味しさも去ることながら、その安全性・信頼性も高いとは。手がちぎれるほど重かったけど、買ってきて良かった、と嬉しさ倍増。ラスパイユのマルシェ、またぜひ訪れたい場所のひとつになりました。
みわあや
フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京の「美味しいもの・カワイイもの」を探し訪ねる毎日(やや散財気味)。中国語がまったくできず、悪戦苦闘中…。
