北京 宮廷料理「厲家菜」の高貴な味 パート1

東京・六本木の某ヒルズにある、高級宮廷料理店「厲家菜(レイカサイ)」。その本店が、北京にあります。厲家菜とは、西太后の料理人を先祖にもつ厲家が、代々受け継いできた料理を供する店。北京に住むからには、なんとしてでも行きたい! と思っていた店でした。そんな厲家菜を、徹底レポートします!
厲家菜北京本店は、后海の近く、古くから庶民が生活する路地裏「胡同」にあります。大通りを右に曲がり、左に曲がり、さらに右、左と細い道を進むと、突然「羊房11号」というささやかな明かりが灯された看板が現れます。そこがお店の入り口。日本では飲食店を紹介する際に「隠れ家」なんて言葉をよく使いますが、厲家菜は、まさに正真正銘の隠れ家。通りに看板も出ていないし、道を知らないと、細い道が何本もある胡同を彷徨うことになってしまうからです。ややこしい道順に、誰もが「一体どんな料理が食べられるのっ!」と期待に胸膨らむこと必至。看板の下、古びた赤い戸の門をくぐると、中庭のあるこぢんまりとした四合院造りの厲家菜がお目見えします。


某ヒルズに支店があるぐらいだし、さぞ煌びやかな建物なのかと思っていたら、思わず拍子抜けする粗末な建物。中庭を囲むようにして個室が4~5室程度あり、木製の古びたドアを開けて中に入ります。テーブルや椅子も、「間に合わせ?」と思えるような簡易なものがあったりして、あえて狙ってなのか・・・? それとも無頓着なだけなのか? 首をかしげたくなる店内。果たして料理は・・・? 不安と期待が入り交じります。




席につき、運ばれてきたメニューは実に単純明快。料理はすべてコースになっていて、下は200元(約3000円)から、上は2000元(約30000円)まで用意されています。値段の違いは素材の違い。値段が上がるごとに素材がグレードアップし、一番高いコースは、アワビ、フカヒレ、ツバメの巣、など高級食材のオンパレード。とりあえず、まずは下から・・・と、下から2番目の1人300元(約4500円)のコースを頼むことにしました。

程なくして運ばれてきたのは、居酒屋のお通しみたいな小皿料理。上段左から、粒感が残っていてほんのり甘い「緑豆のすりつぶし」。脂身の味が濃厚な「チャーシュー」「野菜のゴマ風味」。下段左から、食べ物とは思えない見た目を裏切り、ピリ辛の蟹ミソみたいな深い味わいが病み付きになる、豆の搾りカス「炒麻豆腐」。少し発酵した酸味と鼻にツンとくる刺激が絶妙な「白菜の酢漬け・マスタード風味」。しゃきしゃきっとした歯ごたえの「セロリの和えもの」。さらに、それらを食べ終わるか終わらないかの内に「ニラ入り肉のレンコン挟み揚げ」、外はさっくり、中はとろ~りの「豆腐の揚げ物」、山椒がぴりりときいていて、さくさくのお菓子みたいな「甘辛牛肉」などが運ばれ、全部で9つの小皿がテーブルに並びました。
(パート2に続く)


みわあや
フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京の「美味しいもの・カワイイもの」を探し訪ねる毎日(やや散財気味)。中国語がまったくできず、悪戦苦闘中…。


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コメント (2)

だーむー:

 18日から北京に行きます。

だーむー:

 すみません、1回目、失敗しました。・・・気を取り直して・・・、今回、厲家菜にも行くので、参考にさせていただきました。とっても楽しみです!

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