ガルンガン当日は、用意したお供えものを持ってまずはお寺へ詣でます。

果物を高く積み上げたお供え物。これはガボガンと呼ばれます。このガボガンを頭の上に載せて女性たちが行列している姿を、バリ島の絵葉書などで見かけた方も多いことと思います。
朝一番にこのガボガンを持って人々はお寺に詣で、お祈りを捧げます。そのあとガボガンを持ち帰り、それぞれの家にある家寺にて、家々のあちこちに聖水をかけてお浄めをします。これは女の仕事。それが終わったら、家族揃って祖先の霊に祈りを捧げます。


お祈りが無事すんだら、ガルンガンの大事なお勤めはおしまい。あとはみんなのんびりムード、お祭りムード。子供たちはガルンガンのお小遣いをもらって、アイスクリームやお菓子を買いに行ったり。大人たちもカードゲームに興じているようです。

ガルンガンの10日後には祖先の霊が天界に戻るとされるクニンガンという祝日があります。このクニンガンも基本的にガルンガンの時とまったく同じ準備をします。ペンジョールを作ることこそしませんが、あとは豚をつぶすのから、料理から、お供え物の準備、すべて同じ。ガルンガンだけでも大変なのに、10日後にまったくおんなじことをやるバリ人って、…毎回私を驚嘆させる、恐るべしバリ人の祭りにかけるエネルギー、といったところでしょうか。
ガルンガンからクニンガンの間、準備の期間も含めて2週間、バリの学校はお休みになります。官公庁や銀行や会社などもガルンガン、クニンガンをはさんだそれぞれ3日の間はお休みになります。街のあちこちに、バロンという、日本で言えば獅子舞のような行列が練り歩きます。心付けをあげるとその場で踊ってくれます。こんなところはまるで日本のお正月のような風景。なんだか楽しくなってしまいます。
ガルンガンはウク暦というバリ独自の暦に従って巡ってきます。このウク暦は210日を1年としています。だからこの、ガルンガンとクニンガン、年に2度、巡ってくるんですよ!!今年はもう一度、11月29日がガルンガンになります。そしてその10日後12月9日がクニンガン。今から計画をたてて、次のガルンガン、クニンガン、あなたもバリにいらっしゃいませんか?
めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。
