北京 宮廷料理「厲家菜」の高貴な味 パート2

隠れ家的な佇まいの「厲家菜」で供される宮廷料理の数々。パート1に続き、その高貴な味の数々を紹介します。






小皿の前菜に続いて、運ばれてきたのは、ホタテの揚げ物。添えられている緑色の物体は、箸でつまむとサクサクで口に運べばほろほろと溶けてしまうという不思議な食べ物。海藻?それともシソ? 聞けば、青菜の葉の部分を千切りにし、油で揚げたものだとか。これが塩味のホタテとばっちりの相性。「へぇ~」なんて、感心している間に、ポークフィレのソイソース、スペアリブ、と料理は続きます。
さて。驚きだったのが、このスペアリブ。骨からほろりと、いとも簡単にはがれる肉は、ふわっと柔らか。とろみのついた甘酸っぱいソースは、否応なく食欲をそそる味。「こんなスペアリブ、食べたことない!」と思わず身震い。ひとり1本という少なさが、悔やまれました。



少ない量の料理に、少し不満を覚えながら食べ進めることしばし。運ばれてきたのは、白菜と一緒に蒸された豚肉と、白いご飯。日本の炊きたてご飯とは違い、べちゃっとして冷たいご飯の上に、温かい豚と白菜を載せ、醤油タレをかけて食べるこの1品。これが絶品なのです。うま味をたっぷり吸い込んだ白菜と、ふわふわに蒸された豚肉が、冷やご飯とあいまって、今まで食べた丼ものを、軽く越えちゃう味わい。「これでもう〆かな?」なんて言いながら、ぺろりと平らげると、今度は殻付きのエビが運ばれてきました。
さて。このエビもまた、驚きの一品。みりんを煮詰めたような、とろりとした甘いタレが、エビの身と仲良く絡み合うのです。エビに勝る劣らず、主役級の人気を誇ったのが、エビと共に皿に載っているクルトン。タレがしみしみで、カリっとした歯ごたえが妙。「もっと食べたい~」と、またもや、少ない量に不満を覚えた私です。


鶏肉とナッツ・野菜のピリ辛炒め、豆とナスの炒め、ロブスターの炒め、川魚を丸々一匹揚げたもの、そして北京ダック&スープと料理は続き、果物で終わりを迎えました。
何より感心したのは、これだけの皿数にも関わらず、客を一切飽きさせないということ。北京で食べる中華料理は、油っぽくてこってり。量も多く、途中でげんなりしてしまうのが常でした。でも厲家菜の料理は、「もっと食べたい」と思う絶妙なポーションで、しゃきしゃき、ふんわり、さっぱり、こってりなど、食感や味わいが実にバラエティーに富んでいるのです。
滋味深い料理の数々に出会える厲家菜。北京に来たら、ぜひ立ち寄ってみてください。

厲家菜(Tel.6618-0107・要予約、簡単な英語通じます。英語メニューあり)


みわあや
フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京の「美味しいもの・カワイイもの」を探し訪ねる毎日(やや散財気味)。中国語がまったくできず、悪戦苦闘中…。


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コメント (4)

OZ岩下です:

ずーっと更新されてなくって、心配してたの。元気そうでなにより!そして、おいしそうでうらやましい!

みわあや:

岩下姉さん!久しぶり。こちら元気ですー。ちょろっと体調を崩したので医者に行ったら、「手術せよ、即日本に帰国せよ」と言われ・・・、急ぎ日本に戻って検査したら、なんでもなかった、という誤診事件があったりして。いや~中国ってすごい国ですわ。
それより、いつも見てくれてて、ありがとうございますぅ!

OZあや:

えー大丈夫なの? でも中国の病院って、誤診多いんだってね。前にコーディネーターさんも、緊急帰国したことがあるっていってたもん。でも元気そうでよかった。よかった。
ブログ愉しみにしてるよーん。

かよこ:

昨日、3泊4日北京旅行から帰ってきました。このサイトで知った厲家菜へ行ってきました。スペアリブ、豆と茄子の炒め物、白菜と蒸豚と白ご飯等、凄く凄く美味しかったです!!また食べたい♪♪♪ありがとうございました!!

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