今年は例年に比べ、雨が多く蒸し暑いという、北京の夏。そんなわけで、食事はもっぱら家で、ぶっかけそうめんやら、ちらし寿司やら、さっぱりしたものになりがち…。そんな中、先日、友人と出かけた先で、思わぬものを食べるハメになりました。「鍋」です。こ、この暑いのに鍋! うぅ…、暑苦しい…。と、思った私でしたが、意外にも2日連続で通うという、はまりっぷり。今回は、そんな鍋屋を紹介します。
北京で鍋といえば「火鍋」。羊の肉をしゃぶしゃぶして、濃厚な胡麻ダレにつけて食べるというもの。ですが、私は羊肉がダメ(なので常に牛肉をチョイス)&しばらくすると、胡麻ダレに飽きてしまい、まったく受け付けなくなるという始末。そんなわけで、火鍋屋からは、自然と足が遠のいていました。
今回訪れた鍋屋は、そんな火鍋屋とは少し異なるもの。「香港式火鍋」というもので、海鮮や肉をスープでしゃぶしゃぶし、醤油ダレにつけていただきます。肉は牛や豚がメインだし、タレがさっぱりしてるので、飽きがこない。しかも店内は白で統一され、シンプルで清潔感あり。落ち着いて食事ができるところも、気に入りました。


しゃぶしゃぶするスープは2種類。仕切りのある大鍋に分けていれられ、運ばれてきます。私は、クコの身やネギが入った淡白なスープ(白湯)と、カレー風味スープ(沙爹湯)を選びました。続いて具を鍋に投入。牛肉や魚、すり身系、キノコや野菜類など、具材は豊富に揃っています。私のお気に入りは、スプーンで鍋に落とし入れるエビや豚肉のすり身団子、厚みのある手切りの牛肉、春雨。スープはそれぞれほんのりと風味がつく程度で、決して素材の味を打ち消さないちょうど良さ。エビ団子はぷりっぷり、春雨は味がシミシミ! どの具も、ニンニクの入った醤油ダレと相性が良く、箸が進みます。
そして絶対に欠かせないのが、〆のラーメン。スープに投入し、アルデンテに茹でたら、同じ醤油ダレにつけて食べます。北京で口にする麺の大概は、こしがなく、ぼそぼそっとしていて、茹ですぎの蕎麦みたいな味。ところがここのラーメンは、日本のラーメンのようなたまご麺! こしがあって、つるつると喉越しが良いのです。涙!
ふたりでビールを2本飲み、しめて250元。火鍋屋にしては(かなり?)高いほうですが、さっぱり系を欲している胃には、オススメです。
港式火鍋専門店「春夏秋冬」大通店
TEL:6468-0988
女人街の南、霄云路21号
北京市内には、ほかに2店舗あり
みわあや
フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京の「美味しいもの・カワイイもの」を探し訪ねる毎日(やや散財気味)。中国語がまったくできず、悪戦苦闘中…。
