北京 「月餅」祭り! part1

北京の街のあちこちが、また赤く色づく季節となりました。スーパーやホテルの一角に、赤い箱がずらりと並び、まぶしいレッドエリアが続々登場。まもなく訪れる「中秋節」に備え、中国の伝統的な菓子「月餅」の販売合戦が行われているのです。


中秋節とは、旧暦の8月15日にあたる日に、月餅や果物を供えて、お月見をするという春節(旧正月)に続く大きなイベント。今年は10月6日にあたり、家族で月餅を食べたり、お世話になっている人や、取引先などに感謝の気持ちを込めて月餅を送ったり、または会社が社員の労をねぎらい、月餅を配ったり、というのが一般的。そんなわけで、普段はあまり見かけない月餅が、この時期、一体どこから集めたの?と思うくらい、街中に溢れているのです。

さて、月餅といって思いつくのは、模様のほどこされた茶色い皮に包まれた、花の形のお饅頭。中には小豆餡やゴマ餡がぎっしり詰まっていて、ずっしり重たい印象。こうした月餅は「広州式」と呼ばれ、型を用いて作られ、多様な餡が特徴だそう。一方、外側がパイ皮のようになっている月餅もあり、「蘇州式」と呼ばれています。他にも、地方によって「○○式」があるらしく、月餅は意外と奥が深い模様。この機会を逃すまいと、私もいろいろな月餅を試してみることにしました。


まずはホテルの月餅。この時期、どこのホテルも月餅売り場を設け、豪華な箱入りの月餅セットを販売しています。中には中国茶や、白酒、ワインなどとセットになっている月餅も。月餅らしからぬ色合いと形に惹かれ、私が購入したのは「シャングリラホテル北京(北京香格里拉大飯店)」の月餅。薄いピンクやグリーンの皮にくるまれた、丸い月餅が6個セットで、1箱188元(約2800円)。外側はさくさく生地の「蘇州式」で、中身の餡は、黒ゴマ餡、コーヒー餡、とうもろこし餡、緑茶餡など多種多様です。


続いて、プレミア月餅(?)。この時期、なんとスターバックス

でも月餅を販売しています。種類は、緑茶、モカ、竜眼&クコの実の3つで、皮にはスターバックスのロゴに使われている人魚の模様。がほどこされています。私が購入したのは、各2個の6個セット箱入り(1箱128元・約1900円)。店頭で個別に購入もできるので、お店でラテを飲みながら月餅をパクリ、なんてことも可能ですよ。
ちなみに、月餅の英語名は「moon cake」。日本語の“ゲッペイ”よりも、数段良い印象。実は結構カワイイ月餅のフォルムにも、ぴったりな名前かも。なんて思いながら、今日も月餅にかぶりついている私です。


みわあや
フリーの編集・ライターを経て、2005年10月、結婚を機に中国・北京へ。北京の「美味しいもの・カワイイもの」を探し訪ねる毎日(やや散財気味)。中国語がまったくできず、悪戦苦闘中…。


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