寿司人気によって日本食がすっかり定着し、ハリウッド映画やテレビドラマの一場面でもお洒落な日本食レストランで日本酒を飲んでいる場面なんかが見られたりする今日この頃。
だいぶ一般的に認知されている感のあるSake(アメリカではサキと発音)ですが、少し前までは大半のアメリカ人にとって、Sakeイコール「Sushi Barで飲むHot Sake(熱燗)」だったように思います。品質の高い日本酒が入手困難だったことから熱燗にして飲まれていたのだと思われますが、お寿司を食べに行くと熱燗を飲むアメリカ人の姿をよく見かけました。
しかしこの頃は、日本酒の種類を多く揃えているレストランが増え、しかも冷酒で楽しめる。日本酒好きな日本人の私にとっては、珍しい銘柄も飲めるようになり大変嬉しいのはもちろんですが、アメリカ人でもボトルで頼んでワインのように楽しむ人達が増えているのです。たまにSake好きなアメリカ人に出会い話をすると、しっかりお気に入りの銘柄があり、しかもそれがかなりマニアックだったりして驚くこともしばしば。今やアメリカ人も日本酒をワインのように「選んで」飲む時代になったんだなぁと感じます。

そしていよいよ、Sakeは「レストランで飲むもの」から「家庭でも楽しめるもの」へと変わってきたのかと実感したのが、普通にスーパーに買い物へ行った時のこと。以前ここでご紹介した日系スーパーではもちろん日本酒が手に入りますが、写真は日系スーパーではありません。あちらこちらのアメリカ人向けのスーパーで、こんなSakeコーナーが出来ていることに気がついたのです。聞いた話によると、日本酒のボトルは箱に入っていたり薄紙に包まれていたりと見栄えも美しいものが多いので、ホームパーティーなどで人気なのだそう。話の種としても役立つというわけです。


しかしスーパーに並ぶようになったといっても、お値段はやはりやや高め。輸送コストなどを考えれば当然なのですが、ワインのように手軽に楽しめるようになるのはもう少し先かもしれません。それでも数年前に比べれば確実にじわじわと浸透していることを肌で実感し、数年後にはどうなっているだろうと思うと、ちょっとワクワクしているのです。
橙
3年前、英語も分からないくせにアメリカでどうしても働きたい!という夫とともにいきなり渡米。
貧乏暇なし・毎日がサバイバルだけれども、最近は多少気持ちに余裕も出てきて、結構エンジョイしている

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