バリのおいしいトロピカルフルーツを、今日はご紹介いたします。

ホテルのウエルカムフルーツに入っていたとしても、「これはなに?どうやって食べるもの?」と疑問に思うだけで、手をつけていない人も多いはず。サラック。この蛇のうろこに覆われたような、不思議な見た目のフルーツは、インドネシアの中でもバリ島が産地として有名です。

サラックの表皮は、ちょっとぎざぎざした硬い皮で覆われています。とがった先の部分を爪でちょっと引っかいて、そこから皮をむけば以外と素直に皮ははがれていきます。そして顔を出すちょっと黄色がかった白い実。よーく見ると表面が薄皮で覆われています。そのまま召し上がっても構わないのですが、気になる人はこの薄皮も剥いて、それから林檎を皮付きのまま齧る時によくやるように、きれいな布やタオル、自分の着ているTシャツでもいいんですけどね、ちょっとこすりつけて拭くようにすると、つやつやきれいな感じになりますよ。

で、召し上がってみてください。大きな実の中にはたいてい大きな種が入っていますので飲み込まないように気をつけて。
ほんとに熟したサラックは、なんとも爽やかでほのかな甘み。サクサクとした感触も楽しいトロピカルフルーツです。でも、熟しきっていないサラックにあたってしまうと、舌先が痺れるような苦味があって、不幸なことに最初にそういうサラックにあたってしまうと、一生サラック嫌いになってしまう人も。目安はサラックのお尻の部分。ここの匂いを嗅いでみて、熟した甘い匂いのしているものを選びましょう。

サラックは果実酒用の果物としてもぴったり。以前ウブドの有名なレストランで、サラックのシロップ漬けをアラック(バリの椰子酒)のシャーベットと一緒に供するデザートを見つけたことがありました。暑い暑い昼間にちょっとティーブレークするには最高のお供かと。
もうひとつ、冷たく冷やしたサラックは、お酒のお供にもぴったりなんですよ。なんだかわからなくて二の足を踏んでいた方、以前熟していないサラックにあたってしまってサラックのおいしさをまだ理解していない方、ぜひ次回の渡バリでは、バリのおいしいサラックを召し上がってみてください。バリ島はなんせ有名なサラックの産地、きっとおいしいサラックにめぐりあえることと思います。
めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。
