おいしいバリ あこがれの日本人?
ジングルベルの鈴の音に、雪のイルミネーション。町はすっかりクリスマスに彩られる12月、ではないかと思います、しかしここは、南半球。赤道に程近いバリ。
実は今は1年で一番暑い!と言ってもいいのではないか!という暑さの続く毎日です。

そうは言っても世界的イベントであるクリスマス。バリのスーパーマーケットもこのとおり、クリスマスディスプレイは怠りないのですが、ああ、サンタクロースの姿を見るだけで、暑苦しくていけません。それにサンタクロースのお隣をフト見れば、当然のことのようにリゾートファッションや小物がディスプレイされています。夏と冬がお隣どおし。

従業員もこのとおり。男の子はサンタクロースの帽子をかぶり、女の子はトナカイのかぶりもの。しかし着ているのは半そでのポロシャツ。ああ、なんて似合わないの…バリのクリスマス。そういうわけでバリ島のクリスマス。こんなにも盛り上がらないイベントも珍しいかもしれません。

と、スーパーマーケットの入り口で思わずそんなことを考えてしまった私ですが、本日ご紹介するのは最近スーパーマーケットで見つけたお菓子、MEGUMIです。え?なんで私の名前がついてるの?しかもよく見ればこれ、なんとなつかしい日本のお菓子「かっぱえびせん」ではありませんか。
黒のパッケージは黒こしょう風味、グリーンのパッケージは青のり風味のかっぱえびせん。ネーミングはどちらも「MEGUMI」なのです。
お隣には、おさつスナックが並んでいます。こちらは「MINORI」さらにさらに、こちらではもうすっかりポピュラーなスナック菓子、「TARO」っていうのもあります。こちらは軽い味わいのポテトスナックです。「めぐみ」に「みのり」に「たろー」なんとも不思議なバリのスナック菓子のネーミングです。日本のスナック菓子に外国人の名前をネーミングしているものなど見たことないですよね。ポテトチップスの「マイケル」とか、コーンスナックの「ジュリア」とか。日本人の名前がついたバリの商品というのは実は今にはじまったことではなく、一番有名なのはとりがらスープの素で「まさこ」っていうのがあります。バリの人にとって日本人の名前って、もしかしてちょっとしたアコガレだったりするのかしら?
さて肝心のお味の方ですが、スナック菓子大好きな在住の日本人によれば「日本の製品より味が濃い。ジャンク好きにはたまらない」のだそう。これは多分香辛料のきいた料理を食べなれているバリ人仕様の味付けなのかと。「めぐみ」はビールのお供になかなかよろしいようです。どうぞお試しください。
めぐみ
96年より渡バリ。バリ人画家と結婚し三人の子供と旦那の家族総勢13人で生活。ホテル勤務のかたわらウブドにてバリの素材を使った日本家庭料理とバリのおいしい地酒を飲ませる小さなワルン(食堂)を経営。













絵葉書やガイドブックの写真でもおなじみの美しいライステラスの風景。けれど実はこの風景、今まではじっくりと鑑賞することがなかなか難しかったのです。それはナゼか。バリの観光地につきものの「物売りたち」、もしあなたが、この見事なライステラスの景色を見ようと車を停めて車から降りるや否や、次の瞬間あなたは物売りたちに囲まれて「コレ安イヨ、センエン」「サンコデセンエン」「ヤスイヤスイ」攻撃に襲われること必定。

場所はクタのレギャン通りを北上し、スミニャックに入り、マデズワルン2を越したさらに先を右に入って、スーパー「バリデリ」のちょっと手前。「ワルンイタリア」の看板が目印です。



こちらはデザートで頼んだティラミス。ふわふわの生地にカスタードの風味。本格的なデザートです。エスプレッソと一緒に。
ビーチエリアからバトゥブランを過ぎて、まっすぐウブドに向かう道は、やがて「アマンダリ」「フォーシーズンズ」といった超超高級リゾートホテルの立ち並ぶサヤンへと続いていきます。さらに通り越して、クデワタンという地域に入り、これも有名な高級ホテル、クプクプバロンの少し手前の右側、ここ「ナシアヤム クデワタン」の名前で知られる「ジェロマンクゥ」の看板が見えてきます。
メニューは1種類。ナシアヤムのみ。ナシアヤムとはアヤム(鶏)料理を主体にしたナシチャンプルのこと。その名の通り、香辛料でじっくり煮込んだ柔らかい鶏肉をメインに、内臓、レバーのから揚げ、野菜、煮込み卵などがバランスよくトッピングされています。
これらと一緒にいただくのは、お皿の片隅に添えられた赤い唐辛子を揚げたものにお塩をまぶした、サンバルゴレン。インドネシアのチリソースサンバルにはいろいろな種類があります。たいていのお店では、唐辛子やにんにくなどにトマトを加えてすりつぶし油でじっくり香りを引き出すように炒めるたサンバルトマトが主流なのですが、このお店のサンバルは唐辛子をじっくり炒めたものに、お塩をまぶしただけのサンバルゴレン。しかしね、このぴりっとした単刀直入な辛さは、かりかりの揚げ物系に実にぴったりなのですよ。
さてさて、暑い日差しの中、待ち歩きに疲れたら、冷たくて甘いもの、飲みたくなりませんか?そこでオススメいたしますのがクロボカンの「ワルン ブナナ」。『Gokutabi BALI』でもご紹介しているお店です。
ぜひ味わっていただきたいのが、「エス テ タリック シナモン」シナモンアイスミルクティーです。「タリック」というのは「引っ張る」という意味。ごらんください。ミルクティーをつくる、この見事な職人技。お姉ちゃん、笑いながら引っ張ってます、ミルクティー。 







マックベンはいつ行ってもお客さんがいっぱい。座れないかな、って状況もたびたびです。でもここのお料理は一種類だけ。揚げた魚に、魚のスープ、そしてご飯のセット。食べ終わった人からどんどん席をたって行きますので、混んでいてもちょっと我慢して待っていましょう。




ワルンとは言え、こじんまりと清潔な店構え、そしてワルンの名に恥じないリーズナブルプライスとおいしいお料理で、ローカルにも旅行者にも在住者にも人気のこのお店。今日はこのお店をご紹介いたします。 

さて、このサヌールのメイン通りが、ホテルの立ち並ぶタンブリンガン通りです。今日ご紹介するのは、このタンブリンガン通りをクタ方面に進み、突き当たった右側にあるローカルワルン「ワルン プラヤンガン」です。
いつ来てもローカルで大賑わいのワルン。ローカルが多いというのは、安くておいしい証拠です。お昼時になると近隣のオフィスで働いているビジネスマンらしきバリ人や、公務員のみなさんもお昼を食べに大挙してやってきます。広いキッチンにたくさんのスタッフの女の子たち、いつ行っても忙しそうです。

魚のスープはぶつ切りにした魚が、これもまるまる1匹入っています。レモングラスやターメリックや生姜などの香辛料を利かせたスープは、トムヤンクン風味わい。私はいつも唐辛子をたっぷり入れて辛くしてもらいますが、唐辛子抜きの注文にも応じてもらえます。
これだけではちょっと野菜が足りないので、そこに茹でた空心菜ともやしを追加します。上にかかっているのはインドネシアの辛い辛いサンバルソース(唐辛子ソース)。サンバルと野菜をあえて頂いてもいいのですが、この、さっと茹でた野菜を魚のトムヤンクン風スープにぶち込んで、スープの辛さを調節しながらいただけば、野菜も一緒にとれるし、◎。














バビグリンのつくりかたは、豚の喉元を切って息の根を止め、そこから血をすべて流します。そのあと豚の表面を焼いて毛をきれいにし、そのあとお腹を裂いて内臓類を取り出したあと香辛料を詰め、もう一度お腹を閉じて、今度は豚のからだに棒を突き刺し、表面にココナッツオイルを塗りながら棒をゆっくりまわして遠火で豚を焼き上げる、というもの。1頭焼き上げるのに4-5時間かかるスローフードです。こうして書いてみるとずいぶん残酷な気もしますが、本来「命あるもの」をいただくというのは、残酷な場面を抜きにしてはありえないこと。だからこそ、命に感謝して、残さずおいしくいただくというのが正解ではないでしょうか。ワルンのまわりには犬もたくさんいて、おこぼれを待っています。捨てられた骨も、この犬たちがばりばりと食べるのです。だからイブオカ近辺に棲息する犬たちは、ありあまるほどにいつも元気です。 








この時ならではの特別なお供えものの数々が市場に並びます。バリのお供え物は色とりどりの花々や、椰子の若い葉やバナナの葉などを使い、それらをナイフで切ったり、編んだり、切り込みを入れたものを組み合わせて複雑なかたちをつくったりして、ひとつひとつ手作りで作られていきます。 



ガルンガンの前日には、ペンジョールを家々の前にたてます。ペンジョールとは、竹に、椰子の葉で飾りつけをしたもので、これが家々の前にたつ姿は、いかにもガルンガンの風景。
こんなところにも一家の男の威信がかかっているのかもしれません。そう思えるほどみんな真剣。



「ヤスイよ、ミルダケ、ダイジョーブ、トケイ、トケイ」の声につられていけば、陽気なおにいちゃんたちが。見るからにイミテーションの時計の数々。これ、よくビーチエリアなんかで道を歩いていると物売りのお兄ちゃんが寄ってきて、持っているかばんをぱかっと開くと中にはこういうふうにイミテーションの時計や安い銀のアクセサリーがびっちり詰まっていたりしますが、あれとおんなじ。最初は「千円」。「高い」というと「じゃあ2個で千円」あっという間に値段が半分に落ちる…。。
以前「市場で朝ごはん」レポートでご紹介した、スモークチキンのワルンです。ご飯を売り切ってしまった昼にはすっかり店仕舞いをしてしまってそのあとに、こんな感じでお土産ものを並べています。お土産にぴったりなかわいいパッケージに詰められたお香、石鹸やオイルなどのアロマググッズ。最近のバリ土産の定番です。
日本でここ何年か人気のガムランボールもよりどりみどり。お気に入りの「癒しの音」を探したら、ペンダントにするもよし、キーホルダーにするもよし。
インドネシアのテキスタイルは世界的に有名。シルクのバティック(染め布)の数々。シンプルなモノトーンのトップにあわせてさらりとこの布を腰に巻けばとってもお洒落、高級ホテルのレストランにだってものおじせずに入れてしまいます。海辺でも水着の上にさりげなく羽織ってもいい。一枚持っているととても便利。一枚買うともう一枚欲しくなる…。
テンガナンという村特産のアタという水草からつくられたバッグの数々。これも日本ではもうおなじみのアイテム。ちょっとお値段は張りますが、見た目に反してとても丈夫で長持ち。いいものを選べば一生使えるアイテムです。
でも、中にはこんなような…「いったい誰が買うの?」っていうような不思議なものもあったりして…「がいこつの人形」。ティモールやニューギニアの方のアンティークでしょうか。コメントなし。

だいたい午後2時のバリは、暑い。犬もお昼寝です。市場のおばちゃんもおねえちゃんたちも、一仕事終えてしまって、なごやかにおしゃべりなんかしながら、お菓子を食べていたり、お供えものをつくっていたりします。こんな感じ。 

朝の市場へ行くと、一仕事終えて今日の朝ごはん(昼ごはん?)を食べているバリ人が。というわけで、ウブドの市場、スモークチキンで有名な屋台へ行って見ましょう。
インドネシアでは、ご飯と、いろいろなおかずを盛り合わせた食べ物を「ナシチャンプル」といいます。ご飯は「ナシ」、「チャンプル」とは、混ぜ合わせる、という意味。
ガラスケースの向こうで、洗面器(!!)に盛られたおかずを手づかみでご飯の上に載せていく店のお姉ちゃん。出てきたご飯が、これです。香辛料をたっぷりと使って柔らかく仕上げたスモークチキンと、玉子焼き、青菜などたっぷりとご飯の上に盛られたナシチャンプル。これで5000ルピア(65円くらい)。ローカル相手なのでもちろん辛さに容赦なし !
バビグリンを探して、パサール(市場)へ行ってみましょう!
バリ島はイスラム教徒の多いインドネシアの中にあって、宗教はヒンドゥー教。ということでイスラムにつきものの豚のタブーのないバリでは、とってもおいし豚肉料理に出会うことが多いのです。バビグリンは代表的なバリの豚肉料理。
ちょっと小腹が空いたという人には、こんなものはいかが?揚げたバナナや豆腐などのスナック系。後ろに見えるカラースプレーでデコレートされたドーナツは、バリ人の大好物。子供が座っている屋台は、かき氷の屋台です。色とりどりのビンの中身は、かき氷の中に入れて食感と色あいを楽しみます。材料はデンプンや寒天など。
昨今のバリはおしゃれなフュージョン料理レストランがおおはやりですが、地元の人に混じって屋台のはしごをするナイトマーケットも、とっても楽しいんですよ。バリの人にお願いすればきっと喜んでつれていてくれるでしょう。ナイトマーケットで、あなたもどうぞ「おいしい出会い」をしてください。
イスラム教徒が大多数を占めるインドネシア。ご承知の通りイスラム教徒にとってお酒はご法度。けどみなさん、バリはヒンドゥー教なんですね。そしてヒンドゥー教には、お酒のタブーがない、というわけで、バリはインドネシアの中でも比較的お酒に対しては懐が深い土地柄です。
アラックは椰子の樹液を蒸留させてつくった、言ってみれば「ココナッツ焼酎」ですアルコール度数は50%以上、かなりキツめです。基本的にはすべて自家製で、「なんとか村のなんとかばあちゃんの作ったヤツがうまいぜ」ってなもんで、ビールの空き瓶などを片手にそこへ行って買う、のが主流だったのですが、最近はスーパーで品質管理した瓶詰めのものも手に入るようになりました。
自家製のアラックには当たり外れがあって、質の悪いものは鼻先30センチくらいから強烈なガソリン臭ただようものもあります。反対に今までスーパーで売られていたアラックはアルコール分が低すぎて、アラックそのものの風味がまったくない、というものが多かったのです。
バリでバレンタイン?クリスマスもニューイヤーも特別なことはなにもない、西洋の暦とは違う独自のバリの暦で日々の生活が営まれるバリで、なぜバレンタイン?
日本ではいつの間にやらすっかり2月の風物詩とも言える地位を獲得した(?)バレンタインデー。この日だけは女の子が意中の男の子に愛を告白できる日、そして思いをこめて贈るのは、甘い甘いチョコレート。
そうは言ってもバリでは、バレンタインのこの習慣が、日本のように「風物詩」といえるほど浸透してるというにはほど遠い状態。バレンタインのディスプレイは興味深く見ているけれど実際にチョコレートを買っていく人はまったくと言っていいほどみかけないですね。聞くところによればジャカルタあたりでは、結構浸透しているらしいんですけど。やっぱりバリは、バリの中でもここウブドは、田舎…。
実は病気をしてもお医者にかかることもままならぬ、この国の大半を占める人々にとって、ジャムゥは強い味方。そして伝統的なジャムゥのレシピはいまやカプセルや粉薬に加工され、スーパーや街中のジャムゥスタンドで簡単に手に入ります。ジャムゥは行商のおばさんが背中にしょって売り歩いているものと、街中もしくはナイトマーケットなどに店をだすジャムゥスタンドで注文してつくってもらうもの、このふたつのスタイルが一般的。
行商のおばさんが背中にしょっているのは、ミネラルウォーターのボトルに入った茶色やオレンジやなんだかよく分らないドブ色の液体です。呼び止めるとおばさんは、コップにこれらの液体を調合して入れ、更に生卵の黄身や、飲みやすくするためにはちみつなどをいれ、がしゃがしゃとスプーンでかきまぜて、「ほれ」と差し出してくれます。正直、飲み干すにはかなりの勇気を要するアヤシイ液体です。
実は私、自身のホームページ、およびバリ島にて発行されている某フリーペーパーなどにすでにさんざん紹介しています、この魔法のクリーム。けれどやはり、バリ、インドネシアで手に入るスグレモノといえば、これを抜きに語ることは出来ないのです。ギジスーパークリーム!!究極の美肌クリームです。
写真は、クタにできた今一番新しいショッピングセンター「ディスカバリーモール」の正面玄関です。サンタクロースのデコレーションがひときわ目立っていますが、このように「クリスマスデコレーション」が施されるのは、観光客相手の場所のみ。ショッピングセンターやホテル、免税店の中などに限られます。たまに街中のお店やレストランにクリスマスツリーが飾ってあったり、BGMがクリスマスソングだったりするのですが、でもね、考えてもみてください、バリ。赤道直下の南半球、ということは、今は一年で一番「暑い」時期なんですね。というわけで、バリのクリスマス、それはまったくもって雰囲気のでない、一部の旅行者のためのイベントにしか過ぎないのでした…。
私事で恐縮です。これは12月24日に我が家に供えられたお供え物です。12月24日はバリの暦ではトゥンプック カンダンという日にあたりました。このトゥンプック カンダンというのは、実はバリ暦での私の誕生日にあたります。
たとえばポテトチップスやトルティーヤチップスなども、インドネシア製のみならずメジャーな外国製品も。日本の皆様にはおなじみカル○―のかっぱえびせんなども置いてあります。インドネシア製のスナックに比べたらお値段は3倍~5倍というところでしょうか。スター○ックスの瓶入りコーヒーにいたっては2万5千ルピアからというお値段。ビールの大瓶でも2万ルピアでおつりがきちゃうんですから、これってかなりの高額商品。2万5千ルピアっていうのは日本円にしたら300円弱。
「煙草」といえば、先日このコンビニ「デルタマート」の入り口に見かけないステッカーを見つけました。コレです。「煙草は18歳から」ひょぇ~驚いた、インドネシアでもそんなこと決まってたんだぁ!!とのけぞったワタシです。言っちゃなんだけど、小学校高学年になれば男の子はバイクに乗り、中学生にもなれば煙草なんてアタリマエ!?10年くらい前のことですけど、バスの中で煙草を吸っている、どっから見ても高校生、いや中学生か、お前は!!という男の子を見たことがあります。思わず隣に座っていたおじさんに「インドネシアじゃいくつから煙草吸っていいの?」と聞いたところ「本人が吸えるんなら別にいくつから吸ったって構わんさ」との返事。喫煙中のその男の子に「きみ、年いくつ?」と聞けば、本人は恥ずかしがって答えない(いっちょまえに煙草吸ってるくせに外国人の女に話しかけられて照れてんじゃねーよ、ってそういうところがまた「らしい」んだけど)かわりにまわりの大人たちが私にこう言ったのでした。「こいつ?こいつはまだ子供さ、だけど煙草を吸うのはもううまいもんだよ、ハッハッハッ」ま、とにもかくにも、それがインドネシア、それが、バリ。
けどやっぱりそうだったんですね、インドネシアにもちゃんと、法律で定められた喫煙開始年齢とか飲酒開始年齢とかって、あるのですね。(当り前か…)こうやって「村」の生活も、少しづつ変化をみせています。少しづつ便利に、少しづつ豊かに。まだまだ日本や西欧の国とはかけ離れていますが、それでも目に見えない変化の波は確実に、こんなインドネシアの、バリの、田舎の村にも押し寄せているのです。
棚に商品を並べている従業員は、従業員どおしでくっちゃべっていて、そのまわりには商品が散乱していて通ることもできない、例えばその隣の商品を手にとりたくても近寄ることもできないような状態になっていて、しかもこっちの様子などまったく気にもとめずに自分たちの作業(もしくはお喋り)に没頭しているスーパーマーケットの従業員に「慣れっこ」になっていた私に、それはそれは新鮮な驚きをもたらしたのです。パパイヤ、すごいぞ。
果物や野菜の並べ方も整然としていて、きれいです。魚コーナーには、あります、あります、お刺身、干物、いくらやとびこ、わかめやもずく。なんでもあるじゃない。調味料も揃ってます。日本とおんなじでしょ。お肉売り場には「しゃぶしゃぶ用スライス」なんてものまであります。例えば市場で豚肉を買う時は、塊になってるのを指差して「おばちゃん、ここらへん、このピンク色のきれいなとこ、1キロ分ちょうだい」って言ってぶった切ってもらうわけで、「しゃぶしゃぶ用スライス」なんてあーた、夢のまた夢…で、その、精肉売り場の横を見て、またしてもぶったまげましたね。
「お惣菜コーナー」があるんですぅ!!コロッケ、とんかつ、アジフライに海老と野菜のかきあげ…あ、おにぎりもある。ん?その横にはお寿司もあればお弁当もあるぞ。ああ、こんなお店が近くにあったら、なんにも不便がないじゃない!!。
お醤油やみりんやだしの素、お味噌やおそばやカレーのルウなんかは、ここバリでも手に入ります。けど手に入らないものもある。
ちょっとご説明いたしますと、クタやサヌールなどのビーチリゾートエリアには、10年くらい前からコンビニ、登場してました。24時間営業のお店もありました。けど、ウブドというところ、日本で言ったら「文教地区」、ほら、パチンコ屋さんつくっちゃだめ、とか24時間営業はだめ、とか、そういう感じに似てる。バリの文化の中心、と言われる(そして間違いなく住人たちはそのことに誇りを持っている)ウブドでは24時間営業や深夜営業ってなかなか認められなかったのでした。ところがとうとう登場したコンビニエンスストア。
品揃えは当然ながら外国人観光客を意識したもの。お値段もちょっとお高め?けど、たとえば、夜遅くまでお酒を飲んで、「あーアイスクリーム食べたい!!」なんてわがままな欲望がふいと頭をもたげてきた時、今までは我慢するしかなかったんですよ。ところが今は!!デルタマートへ行こう!!飲んだあとのアイスクリームってのがまたおいしいんですよね~(って、ワタシだけ?)アイスクリームだけじゃありません。当然インスタントラーメンだって買えてしまうし、驚くなかれ!!スター○ックスのコーヒーだって売ってるんです!!
昔はこういう、なにかお祝い事があったり儀式があったりした時には、その祝い事、または儀式に関連して各家庭でつくる特別料理を少しご近所やお世話になった方におすそ分けしていました。もしくはお祝い事がある時に特別につくらせるあひるの蒸し焼きをお配りしたりしていました。今もその習慣はかわらずに残っているのですが、なにぶんにも新しモノ大好きで、見栄っ張りなバリ人のこと。あひるの蒸し焼きや伝統料理なんかより、これ、パルセルの方がずっと「都会的」で「先進的」に感じるのでしょう。
やっぱり旅行でバリに来たならば、お買い物はスーパーマーケットが簡単。便利。南国の香り漂うトロピカルフルーツも、市場ならば「キロ売り」。おばちゃんと丁々発止の値段交渉をして買い物する苦労を考えたら、なんといってもスーパーマーケットの果物売り場は、「はかり売り」。マンゴー1個にマンゴスチン5個、それからサラックを3個くらい買おうかなあ…なんていうのも簡単簡単。売り場の近くのはかりのところに持っていけば、お姉さんが種類ごとにはかって、袋にいれ、ぺったんと値段のシールを貼ってくれます。それをレジに持っていくだけ。
近頃のスーパーマーケットは「おみやげ」の類も充実していて、スーベニール用にかわいくラッピングされたバリコーヒーやジャワティー、天然塩や、自然素材の石鹸、お香やアロマオイルなどなど、手ごろな値段で気の利いたおみやげが揃います。
それに加えてアジアのスーパーマーケットは摩訶不思議なワンダーランド。怪しげな商品があそこにもここにも。それについてはおいおい少しづつご紹介していくことにしましょう。
娯楽スポットといえるものがいまだ乏しい村の生活では、スーパーマーケットは立派な庶民の娯楽スポット。土曜の夜に恋人どおし連れ立ってスーパーにやってきては、いろんな商品を見て楽しんで、最後にインスタントラーメン一袋だけ買って帰る、なんていうのも、ここでは立派なデートコース。もしくは日曜日、家族連れでやってくる。「いっこだけ5000ルピアまでなら、好きなもの買っていいよ」なんて言われて子供は目をこらしてお菓子売り場でお菓子を品定め。ね、ちょっとステキな、普段着のバリ人の生活が垣間見えるでしょ。あなたもバリに来たらスーパーマーケットに行ってみましょう!!

そんな地元のごはんが食べられるのが、実は朝の市場。厳密に言えばバリの人は朝ごはんを食べる習慣があまりありません。コーヒーを飲んでそのまま仕事に行く人も多いです。仕事が一段落した時間、ご飯を食べる。朝の市場はそんな、「朝ごはん」を食べに来る人たちでも賑わっているんです。ご飯とおかずのもりあわせ、おかゆ、それに南国らしく甘いお菓子を好む人もいます。料理上手なイブがつくる屋台のごはんはいつも人気。うーんアジアの風景ですね。ご飯が売り切れてしまったら、朝ごはんの屋台は店終いしてしまいます。もし市場でこんなふうに朝ごはんを食べてみたかったら、なるべく早く、できれば朝の8時前には市場を訪れるのがいいですね。バリ人に混じって市場で朝ごはん。ちょっとディープな旅になりそうな予感。
ガルンガンの10日あとにはクニンガンという祝日がやってきます。ガルンガンとクニンガンはセットの祝日で、この間は学校もお休みになり、街の中は日本の獅子舞にも似た、バロンという、こちらの聖なる獣の神様の行列が練り歩きます。で、クニンガン(今回のクニンガンは10月15日)の前にもガルンガンと同じお供え物、そしてご馳走をつくることになります。2週続けて豚を解体してご馳走をつくるオトコたち。結構エネルギーいりますよ。しかもそれが210日ごとにきちんとめぐって来るというのは…。365日じゃないのよ、210日なのよ。これって結構「あっ」という間なのです。
たとえば「今日は鶏の唐揚げをつくろう」と思ったとします。そしたら少なくとも朝の8時までには市場の肉売り場へいかなければなりません。で、市場の肉売り場へ行ったら、カットされた「唐揚げ用」の鶏肉がパックにいれて並べられている…わけがなくて、そこには羽をむしられて横たわる一羽まるごとの鶏が並んでいるのです。それをおもむろに指さして「おばちゃん、これ、唐揚げ用に適当にぶった切ってくれる?」と言います。ほぼ原型をとどめた鶏のぶつ切りを持ち帰り、こわごわまだくっついている羽の残骸だのなんだのをきれいに洗って…と料理までの道のりは遠く、野菜を買っても泥がついているし、虫もついています。本当に下ごしらえが大変なのです。

私が住むウブドはバリ島の中でも内陸部に位置し、観光開発が進んだとはいえ、村の人たちの生活は今も昔とかわらず素朴なもの。お母さんたちの一日はまだ日が明けきらない朝、市場に買い物に行くことからはじまります。
買ったものは篭にいれて、頭の上に軽々とのっけちゃいます。これ、とっても便利なんですよね。頭の上にのっけちゃえば両手があくし、混雑した市場の中でも大きな荷物が人にぶつかって迷惑かけるようなこともない…。けどよーく見てみると、頭の上にものをのせて買い物をしているのは年配女性が多いのに気がつきます。最近の若い奥様方は、買い物かご片手にお買い物。「頭の上にものをのっけて買い物するなんて昔のスタイル、今は流行らないし自分の奥さんがそれをやったらちょっと恥ずかしいな」そんなことを言うバリ人の男性もいます。少しづつ、習慣や日常も変わっていくのかな…
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