2007年01月10日

バフェで楽しむ ラスベガス偏 

みなさまあけましておめでとうございます。

ニューヨークは記録的な暖冬で温暖化問題を無視した発言とはわかりつつも、手放しで歓迎し喜んでいます。セントラルパークの桜が狂い咲きしたとか?どれだけの異常気象かおわかりのことと思います。雪景色のニューヨークも少し恋しかったりもしますが。




さてさて先日仕事と旅行を兼ねてラスベガスへ行ってきました。今年の始めはこの話題から。正直に言うと私はこの街に縁があるとは思っていなかったのですが、カジノ街からホテルリゾートを中心とした総合エンターティメントの街へと急ピッチに変貌を遂げているラスベガスは起業家を始めハリウッドセレブなど世界中のキーパーソンから熱い注目を浴びており、そのせいか街の「勢い」を随所に感じる滞在となりました。今年の年明けはそんな旬の街ベガスのリゾートホテルを貸し切ってパーティーをするセレブが続出したそうです。


そこでこのブログではもちろん「食」について紹介していこうと思っているのですが、ラスベガスを語る上で欠かせないのが「バフェ」スタイル。私が子供の頃ホテル内の食事でこれと同じスタイルなのを確か「バイキング」と呼んでいたと思うのですが(今でも呼ぶのかな)、メイン、サラダ、スープ、デザートなどが数種類盛られている場所まで行って「好きなものを好きなだけお皿に盛って食べる」というもの。こういったスタイルのレストランがカジノホテル内に必ずと言っていいほど一つはあり、アメリカン、イタリアン、フレンチ、アジアンとまたそのレストランごとに特色があるのです。




私はまずその中でも人気が高いと言われているホテル「パリス」内の「ルビレッジバフェ」に行ってみました。このホテルはまず展望台にもなっているエッフェル等が屋根がわり、ホテル内はエッフェル塔の足が空から突き出ていて始めはその大胆というか正直少しチープな発想のインテリアに驚愕したものですが、その場にいると自然と遊園地のアトラクション内にいるような不思議なわくわく感に包まれてしまうのです。まさに「ベガスマジック」!


入り口も人気の高さが伺える行列。このスタイル、料金は入り口で前払い、店員が席まで案内してくれ後は「ご自由に」というわけ。店内はフランスの田舎町にあるくつろいだカフェ「風」、この街はどれもこれも「風」がキーワードだったりするのですが。さてお味の方は??次回に。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年12月01日

NY 移動式B級グルメ(アート偏)


移動式は食べものだけでないのがニューヨークらしいところ。少し前のことになりますが初秋のうろこ雲が美しいある日、「アートの移動車」が出没しました。これはニューヨークを中心にアメリカ中のアート作品を集めトラックの中に飾り、動くギャラリーとしていろいろな場所に神出鬼没する楽しいイベント。


主催者の意図は実力があるのに日の目をみないでいる若手アーティスト達の作品紹介の場とし、また日頃アートなどに触れる機会がない層へも「アートとは何か?」というシンプルでかつ答えを出すのが難しい質問をなげかけていくもの。ファッションウイークの会場や大規模なアートイベントにも参加し、この日のように観光客は(住んでいる私でさえ)あまり足を踏みいれないような治安があまりよくないと言われているブルックリンのダウンタウンの地域にも出没したりもするそう。アートの布教車とでもいいましょうか


集められている作品もニューヨークらしく、インターナショナルなアーティストの個性溢れるものがたくさん。カギ穴を覗くとそこに小さな詩があったり、牛の屠殺の過程を刺繍してあったり、耳が折れたうさぎがアコーディオンでコミカルなのになぜかせつないメロディーを奏でるパフォーマンスがあったり。日本人アーティストsaki kishimotoさんの作品も選ばれ展示されていました。
またアーティスト自らがスタッフとして働き、その作品解説をしてくれたりする手作り感もこのイベントのいいところ。


学校帰りの小学生がこの変わった乗り物を発見し、「なま」のアートの息吹に触れていくさまをみていると、暗いニュースで隠れがちな未来への希望がきらきらととりまいているように思え嬉しくなったのは私だけではないはずです。

Art-anon
パフォーマンスイベントは今後も続いていくそうなので、機会があれば体験してみてください。
www.art-anon.org

saki kishimoto このイベントにも参加しているニューヨーク在住で活躍中の日本人女性アーティスト www.kishimotosaki.com


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年11月29日

ニューヨーク 移動式のB級グルメ (チキンライス偏)

先日ダウンタウンのセントマークス教会の広場で行われた、ベンダー(屋台)のニューヨークナンバー1を競う大会




ここで優勝したのはクイーンズ地区の中東料理のお店の主人。通称「チキンライス」の名で親しまれているこのB級グルメはローカルな食べもので、実は密かにニューヨークで一番人気のあるものかもしれません。私の日本人の友人たちに聞いても、誰もがかなりの確率でしょっちゅう食べていると答えること多し。


ベンダーによって微妙に違ったりもするのですが、イエローかブラウンのライスの上に鉄板でジュワッと焼いた細切れのチキンにサラダ野菜を加え、好みでホワイトソースと呼ばれるまあマヨネーズに似たものとホットソースと呼ばれる、その名のとおり赤くて辛いソースを大雑把にかけてできあがり。美味しさのツボはチキンに味つけされた中東独特の数種類のスパイス。数年前ベンダーの取材をした時にその中身を聞いたのですが「企業秘密」と教えてくれないところが多かったです。とりあえずカリーベースな味とでもいいましょうか、なんともいわずがあとをひく味なのです。

ストリートフードなんて…と少し敬遠している人にその時の取材内容をかいつまむと、彼等はストリートの使用許可はもちろんのこと、衛生許可など厳しいベンダー試験に合格したプロフェショナルたち。あの屋台はだいたい相場2000ドルくらいで取り引きされているものなのだそう。そしてほとんどの経営者たちが異国から移民してきて始めて働く、就職口だとか。安心して食べられることはもちろん、気合いがつまった味でもあるのです。

さてさてこのチキンライス、どこで食べられるかはベンダーなのではっきり決まった場所はいいづらかったりするのですが、5番街に近くニューヨーカーに「ベンダー通り」と呼ばれている場所には必ず何件か出没しています。そこで少しあやしい感じのあの中近東音楽をかけていて香ばしい匂いのする店に進んでいけば大丈夫。ランチタイムには近隣のオフィスワーカー&観光客でかなり行列しています。お値段もまた5ドル前後でボリューム満点です。

ベンダー通り
6th Aveに近い、49stから50stにかけて(こんなアバウトな表記ですがまさにそのとおりの場所なので)


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年11月01日

ニューヨーク 移動式のB級グルメ (ホットドック偏)

ベンダーと呼ばれるいわゆる屋台の代表格はいわずとしれたホットドック。今回はそのホットドックの発祥の地と言われるコニーアイランドの老舗店「ネイサンズ」について。


このホットドック屋さんはマンハッタン内にもチェーン展開をしており、日本にも出店しているほど有名店。ソーセージブランドはスーパーでも売られています。ただここが何より有名なのは「ホットドックの早食い競争」の地であるところ。大きな電光掲示板のまん中をよおおく見れば、そうなんです日本人の顔が。「ツナミ」の異名を持つ彼は目下9連破中の王者、小林選手毎年7月4日の独立記念日に行われるこの大会は世界大食い連盟認定(なんでも連盟があるものです)の正式なもの。もう彼の食いっぷりは本当に圧巻のひとこと。飽食の時代の悪しきイベントと言ってしまえばそれまでなのですが、年に一度くらいアメリカらしくばかばかしいこんなお祭り騒ぎがあってもいいのではないのかなと私は思います。食べることはなにより楽しまなくては意味がないのですから。


さてさて気になるそのホットドックの味のほうなんですが。。「ホットドックです」とでもいっておきましょう。ただホットドックの他にもチーズステーキなるサンドイッチや、チリドック、冷凍ではない、生いもを使用したカリカリのポテトフライがわりと美味しい。それを持ってビーチで夏の間許可されているビールを飲めば、前回のイベントではありませんがやはりなんとも言えない開放感に浸れます。
このコニーアイランドは哀愁漂うレトロな遊園地や水族館もあり、また海辺らしく「クラム焼き」が売られていたりもする観光地。ただシーズンオフはあまりまだ治安がいいところでもないので気をつけてくださいね。
この辺りはロシア人街としても有名で、場合によってはキャビアなども安く売られていたりするのでその辺もチェックして損はないかもしれません。


ネイサンズ
http://www.nathansfamous.com/nathans/


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年09月25日

NY 夏の終わりはブルースとバーベキューで

暑い暑いといいながらもニューヨークの短い夏は終わりを向かえてしまったようです。そんな夏の終わりをしめくくるようなイベントが行われました。





「River to river」と呼ばれ夏の間中毎日行われ、ハドソン川流域に音楽、アート、スポーツ、ファミリー向けにさまざまな企画をほとんどフリー、つまりただで楽しめてしまうなんともニューヨークらしいもの。その最後をしめくくるようなイベントはブルースを聞きながらアメリカ人のアウトドア定番BBQ(バーベキュー)を味わえ、もちろん入場料などはなし!場所も世界の流行発信地と化したミートパッキング、そしてもともとは精肉工場が立ち並ぶ地域とあって絶好の?ロケーションでした。

ミシシッピー川沿いに発展していったと言われるアメリカ人のソウルが込められたブルースミュージック (この辺の詳細は酔った私に聞いてくれればいくらでも話します。)と海岸や山沿いからマンハッタンの狭いアパートメントの屋上までなにかというとみんなで集まって楽しむバーベキューがどこでつながるのかはかなり謎ですが、ふたつとも夏が似合うものということでくくっておきましょう。

さてさてこのイベント陽が沈んでいくほどに私がCDを持っているような大物ミュージシャンも登場し、かつそんなおじいちゃん(おじさんとはもういいがたい)たちがふと見ると、横で座って肉を頬張っているところもまさにすばらしいの一言。さてこちらでは甘辛いバーベキューソースはどこのスーパーにいっても1ドルもしないくらいで売られているので日本人の醤油とはいかないまでもアメリカ人にはケチャップ同様定番の調味料。これをおおぶりの肉にまさにべったりぬって網でやくバーベキューはいつも「ひとりで食べるもの」ではないなと思わせるもの、つまりそんな大味のものでも美味しく食べられる「誰か」がいて楽しめるものなのではないかと私はいつも感じてしまいます。そしてそれにブルースの渋さと酒税法で外では楽しめないビールの開放感が加わればニューヨーカーにとってこれほど無敵なごちそうはないのかもしれません。

その日河の向こうに見える夕焼けのグラデーションは過ぎ行く夏を送るに相応しい本当に心に染み入るものであったことはいうまでもありません。

http://www.rivertoriver.org/
夏にニューヨークにくる人はチェックして損はないイベント。今年はアメリカプチ有名人のパフィーなんかも招宴されたりしていました。



真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年09月08日

ニューヨークで涼を食らう(スムージー偏)

1960年代のカルチャーから発生した飲みもの、それが「スムージー」です。簡単に言うならシャーベット状の冷たいミックスジュース。基本的には野菜やフルーツと乳製品などと氷をミキサーにかけた飲みもので、最近ではそれにプロテインやビタミンなどのサプリメントを加えたりもするそう。簡単にヘルシーが大好きなアメリカ人の間で人気なのがうなずけます。

という私も近所のオーガニック屋さんで「いつもの」というだけででてくるくらい習慣化しているスムージーがあります。にんじんなどの5種類の野菜にアップルとレモンを混ぜたもので小さいサイズで5ドル前後とお安くはないのですが、オーガニック野菜がまるごと何個もジューサーされているのを見るとついついサラダを買う感覚でオーダーしてしまいます。いつも思うのは野菜をたくさん混ぜたい時はりんごやレモンなど少し酸味があるものを一つ加えるだけで野菜のアクを緩和し飲みやすさが格段にあがるということ。家でもこれを真似て習慣化しようと思ったことがあるのですが、どうしても家庭用のジューサーでは繊維豊富なセロリなど硬めな野菜は「スムーズ」な舌触りまでにするのが困難で買いに走るように。
さてさてこのスムージー専門店の中にカリフォルニア生まれで全米チェーン、ニューヨークには最近進出し人気があるのが「JAMBA JUICE」です。アフリカ語で「祝う」の意味だというそれは約30種以上のフルーツと野菜、そして粉末のサプリメントを好みでチョイスできて、どの店鋪も夏の間は列ができるほどの人気ぶり。夏ばてで疲れた体にぴったりで、アメリカでは珍しく人工的に甘過ぎず素材の味だけで勝負しているのが特徴。私は今の時期は夏らしくマンゴー系をおすすめします。セレブネタだとあのブリトニーちゃんが一時朝食変わりにはまっているとの噂が。そんなセレブも虜にするお味で彼女を見てもわかるようにダイエット効果があるかどうかは疑問ですが、昨今のヘルシーブームに便乗できるものであることは確かなので試してみてはどうでしょうか?


余談ですがお店でたまたま知り合いのミュージシャンに遭遇、ipodを聞きながら彼はブルーベリー、ストロベリー、ラズベリーなど3つのベリーを混ぜたものを愛飲。そんな写真を撮っているとおじさんが「俺も同じの飲んでるから撮ってくれ」と憎めないビックスマイル、スムージーは幅広い世代の心をキャッチ!

JAMBA JUICE
http://www.jambajuice.com


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年08月25日

ニューヨークで涼を食らう(アイスクリーム偏)

信じられない程の猛暑が続き、エアコン使用による電気の消費量が急激に増加、結果停電世帯が相次ぐなど、なんだかとんでもないことになっていたニューヨーク。やっとその暑さも一段落してきたのですがそれでもまだまだ残暑が厳しそうです。


そんなとき人々が求めるものはやっぱり涼的食べもの。世界各国のアイスクリームが楽しめるのもこの街の魅力のひとつ。イタリアンジェラート、タイソルベ、中東のアイスクリームに日本風カフェではかき氷までも! ここで少しうんちくを述べますと一般に「アイスクリーム」と呼ばれるものは乳脂肪分10%以上で食べればクリーミーだが硬めの状態のもの。「ジェラート」は乳脂肪分約6%でやわらかくアイスクリームに比べると濃い味のものが多い。そして「ソルベ」は砂糖と水分が多く新鮮な冷凍のフルーツを混ぜフルーティーな味なものだそう。

そしてこの3つのアイスクリームのいいとこどりをして大人気のお店がニューヨークはもとより全米のいたるところにあり、アイスクリームチェーン店の「Cold Stone」です。日本進出も果たし六本木ヒルズで大人気だとか? スケートの荒川静香選手もお得意さまだという情報まで。ここのお店の特徴はアイスクリームをつめたーく冷やした「石」の上でフレッシュなフルーツなどの好きなトッピングとこねるように混ぜ、その場でオリジナルな味のできたて感を味わえるというところ! まさに自分だけのアイスクリームを気軽に創作できてしまうのです。私のように無謀になんでもかんでもいれてみよう!という味の冒険派はともかく、最初は何を混ぜていいのかわからなかったりする人も多いはず。メニューがもちろんあるのでそれに従えばわりとマトモな味を体感できると思うのですが、私のおすすめは「ケーキ」をまぜること! フレッシュなフルーツをまぜれば美味しくなるのは容易に創造に値すると思うのですが、スポンジケーキのかけらのようなこのトッピングがいいアクセントになるんです。しかもこのお店、店員が忙しくてノリノリになってきたり、いったい何人分だ?思うような一番大きいサイズを誰かが頼んだりすると陽気なアイスクリームの歌をうたいながらもてなしてくれます。そこらへんはなんとなく50'sなノリ。
不思議なのはここのお店うちの近所にもあるのですが、夜ににぎわってることが多いんですよね、飲んだ後のシメがアイスクリームなのでしょうか?
そして最後にもう一つ忘れてはいけないのはそうここは大きいことはいいことだ!のアメリカ。私たち日本人はKIDSサイズ(like it size)で十分です。




Cold Stone
http://www.coldstonecreamery.com/main/index.asp


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年07月05日

高級レストランの味を気軽にテイクアウト ニューヨーク

タイムワーナーセンターと言えば高級ブランドショッピングモールとしてセントラルパーク近くに数年前にオープンしたスポット。




ニューヨークで一番高いレストランと評され(これってある意味すごいことだと思うのですが)、350ドルのコースメニューしか取り扱わない日本食レストラン「MASA」140席収容セントラルパークの絶景が見おろせるジャズクラブ「Dizzy’s Club」など4階のレストランセクションもセレブ客をターゲットにしたものが多いことで有名。中でも予約がとりにくく辛口批評で有名なニューヨークタイムスにも好意的な記事を掲載され人気があるのがフレンチレストランの「per se」。(パーセーと発音)。ここのスターシェフ(メディア慣れした高級レストランのシェフへの呼び名)トーマスキラー氏が自身のレストランの階下3階にオープンしたテイクアウトできるベーカリーショップが「Bouchon Bakery」。高級レストランのスイーツやベーカリーが気軽に楽しめる場所として話題を呼んでいます。

私もとりあえずここの一番人気「ブランマフィン」をチョイス。朝食にマフィンなんて習慣はいくらこちらの生活が長くなってもあまり受け入れたくないものですが、このマフィンの上品な甘さと高級レストランの名に恥じない焼き立てのフレッシュさは寝起きでもOKかもと納得。他にも試してみたいサンドイッチやスイーツがいい匂いをあたりにふりまいていました。このベーカリーを少し進んだところにはレストランの軽食をワインやシャンパンと共に楽しめるスペースもあります。もちろん気軽なテイクアウトとは言え、お値段の方もやはり高級ということも付け加えリポートしておきます。

Bouchon Bakery
10 Columbus Circle (Time Warner Center 3th Fl.)
Tel : 212-823-9366

Per se
4th Fl
Tel : 212-823-9335
www.perseny.com


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年06月28日

ニューヨーク流ワールドカップの楽しみ方

ニューヨークは連日31度を超えるくらいのすっかり夏めいた気候が続いています。近所の公園でも子供達がスプリンクラー水遊びで大はしゃぎ。そんな暑いニューヨークでも今もっとも熱いスポットがそうなんです、スポーツ観戦できるバー&カフェです。普段は野球やアメリカンフットボール、バスケットなどを放送し昼間からおやじたちがバドワイザー片手にたむろする場所が、母国のユニフォームを着たサッカーファン(やはり野球ファンより若干若め)で大盛り上がり。

4年前のワールドカップの時はたまたま帰国していた私は渋谷駅での大混乱が記憶にやきついているのですが、サッカー後進国アメリカも今回は負けていません。惜しくも日本と同じ日に決勝リーグ進出は逃したアメリカですが、そうここは移民の街ニューヨーク。それぞれの国がここぞとばかり愛国心をむきだしに戦っています。とりあえず私が今回発見したことは何気なく通り過ぎていた家の近所にクロアチア・バーが存在したこと。ほんとにこんなにクロアチア人が近所にたくさん住んでいたのかとびっくり。もちろん日本対クロアチア戦も大騒ぎでした。またイタリアが勝てばイタリアの国旗を掲げた車がパレード、ブラジルが勝てばブラジル美女が水着同然のナイスバディで行進。連日連夜サッカーファンならずとも楽しい国際交流が行われています。

日本最後の試合の夕方「どうしたんだ、ギサワは(多分柳沢選手の意)?ちっともゴールしなかったじゃないか?」と近所の魚屋のメキシコ人に問われ「うううううん、さんまちょうだい」とわけのわからない返答をした私。スポーツで誰かを傷つけることのない勝ち負けを競い、全く違った文化背景を持つ世界中の人々が夢中になるということはなんて「平和」なことなんだろうとなんだか少しじーんとしてしまいました。
ちなみに現在カフェで原稿執筆中の傍らでもスウェーデン人のサポーターから「ほらお前もそんなことしてないで応援しろ」と肩をたたかれ、締めきりを4つも抱えてる私も誘惑に負けそうです。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年05月29日

NY フリーマーケットの裏事情

ユニオンスクエアにあるガンジー像の手元にご注目! ストイックな思想を秘めている彼の手にも誰かからプレゼントされたお花が。トンプキンズスクエアパーク
では大音量でテクノミュージックをDJがプレイし、老若男女がフラフープに興じるアンビエントなイベントも行われています。もちろんこんな陽気な妖精ちゃんも。。




ニューヨークは春本番を迎えています。アメリカ全土で適応されている夏時間というのを御存じでしょうか?この時期そのおかげで午後8時くらいまで明るかったりするので、みんなとにかくぶらぶらとハングアウトしているわけです。

そしてこの気候にあわせあちらこちらでストリートフェアやフリーマーケットが大盛況。今回はトンプキンズスクエアパークの近くにあり、土日行われているフリーマーケットを覗いてみました。最近は地価高騰と比例してフリーマーケットの場所代までも高くなっているとのこと、個人での出店が少なくなっているそうです。そうなると個人のお宝アイテムを頂戴するというフリーマーケットの醍醐味が薄れてしまいます。逆をいうと、いわゆるプロぽい人よりそういう個人出店者の店を狙うと掘り出しものが見つかるというわけ。私はいつも商品チェックの前に店主を見ます。その人が自分のテイストに合うお洒落さんだったりするとくまなく店鋪を探索。この日もなんちゃってプッチ柄の60‘sシルクのタンクトップ(2ドル)と幾何学模様のヒモベルトがかわいいワンピ(12ドル)をゲット。値段交渉とか出店、閉店まぎわを狙えとかいろいろフリーマーケット極意はありますが、忘れてはならない重要チェック項目をしっていますか? そう「匂い」なんです、古着、などはいくら見た目のコンディションが良くても悲しいかな体臭までおまけされていたりするのでご注意を。視覚だけでなく嗅覚も働かせお宝探しをしましょう!

次回は最近少し離れていた美味しいネタをご紹介します。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年04月21日

花盛りニューヨークパート2 (デパート偏)

ミッドタウンの買い物ストリート34丁目にある老舗デパートのMacy's。その長い歴史故か、わりとコンサバティブなブランドが多く揃っているので、私は買いものをすることはほとんどないのですが、春になると必ず訪れたくなる理由があります。



「Macy's flower show」 と名のうつこの花だらけのイベント。ショーウインドウではハチ、チョウ、テントウムシなどの羽音や鳴き声まで再現され、店内に入ると生花の香りが全身をつつむほどの勢い。ブランドものやアクセサリーの陳列台の上にも花、花、花! 店員の胸にも咲いています。有名アーティストが作るフラワーアレンジメントは大胆に咲き乱れた花たちで買い物客をくぎつけ。飾ってあるお花を紹介する店内ミニツアーまで企画されています。このデパートのエスカレーターはニューヨークで最古のものと言われており、本当にアンティークな「かたかた」という音で私達を違った意味で楽しませてくれるのですが、そのゆっくりとしたペースで降りてくる時に目にうつるフロアーは巨大な人工のお花畑、なんだか違う星に辿りついてしまったような感覚におそわれてしまいます。



Macy'sは感謝祭と呼ばれるアメリカの大きな祭日にも大規模なパレードを催すことで有名です。昨年はパフィーがアメコミのキャラクターとして登場し話題を呼びました。
このフラワーイベント毎年やっているので、この時期に観光にこられる方にはおすすめです。ただきれいな花々に誘われ、つい私達の購買欲も咲き乱れそうになってしまう「罠」にはくれぐれも御注意を。

2006年04月19日

花盛りニューヨーク パート1(お花見偏)

「お花見」この甘美な響きを日本にいる友人から聞くたびに何度遠い目をしたことか。飲んで騒いで桜の花の下で開放感に浸りきり、春という新しい季節の新しい親交を深める。本当に素敵な慣習ですよね。

ニューヨークでも実はお花見できるスポットが以外と存在するのです。


まずはみなさんも予想するであろう、セントラルパーク!ゆっくりと散歩していると、マグノリアなど映画のタイトルにも使われた桜以外の花々にもたくさん出会えます。そしてセントラルパーク内ではニューヨーカーと共に春を祝うものたちが。パーク内に存在する小さな動物園の動物たちです! そこのおちゃめな人気者、日本ざるくんを激写!この動物園内には、子供も安心のオーガニックハンバーガーなどが売ってあるカフェもあります。

そしてあまり知られていない穴場の桜並木があるのが、「ルーズベルト島」です。日本人のコミュニティーもできつつあるクイーンズとマンハッタンの狭間にあるこの島。地下鉄となんとロープウエイーで辿り着けます。
ここの醍醐味は桜並木とともにマンハッタンの街並を眺められること。夕方などは絶景です。(ただしあまり賑やかなところではないので気をつけてくださいね。)

さてここまできてみなさんに残念なお知らせが、お花見にはなくてはならないもの、そう「お酒」がニューヨークでは酒税法の関係で屋外では飲めないことになっているのです。私が遠い目をしていたわけがおわかりになるでしょうか??それでももちろん桜の美しさは世界共通なのでニューヨークで健全なお花見を体験してみてもいいのでは?

次回はデパートの中でも春満開情報をお届けします。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年03月30日

NY ロハスなオーガニックマーケット

スイーツ、セレブ、スローフード、リアルクローズ、デトックス等々、これらは私がNYに移りすんでいる間に雑誌等でもてはやされた「カタカナ英語からくる流行語」たちです。仕事柄どんな言葉も大体の意味(意図とされる)を把握し、辞書に加えなければならないのですがさてまたまた出て来ました「ロハス」。ホントになんですかこれはという感じだったので調べたところ90年代後半にアメリカの社会学者が提唱した「Lifestyle of health and sustainability」の略。健康で持続できるライフスタイルと直訳できますが日本での解釈は「健康と環境を志向するライフスタイル」の意に捉えられているようです。

そしてまさにそんな言葉が持つイメージにぴったりなマーケットがここ「EARTHMATTERS」です。先日あるカフェで「OH MY NY」(フジテレビ)の撮影に遭遇した際、「カフェ激選区」として紹介されていたロウアーイーストサイドのLUDLOW Stにあります。このロウアーイーストサイドも実はミートパッキング同様近年活気がある地区で、私は実はこちらのよりストリートで「ロック」な感じの方が馴染みやすかったりするのですが、ここにももちろん健康嗜好のマーケットは存在します。生の野菜をミックスしてくれるオーガニックジュースは日本から来たGokutabi取材班にも人気だったよう。

確かにとれたて新鮮な野菜の生命力を受け継げるヘルシーな味です。またひまわりの種から作られたお菓子など少し変わったものもたくさん。そしてこのお店の階段をとんとんとんと登っていくと、懐かしい屋根裏部屋のようなカフェも。ここが実は私かなりのお気に入り。あまりにもヒップだともてはやされるようなお店は少し気恥ずかしく、落ち着かなかったりするのですがここ本当に誰かの家におじゃまして、下界(買い物客)をこっそり見下ろしてだらんとできる場所。家具も寄せ集めてきたアンティークな風合いがこれまた心地よさ倍増なのです。またそこから階上へ続いた先には「ヨガ」教室も存在してまさにパーフェクトな癒しスペース。

私がある日ここで本を呼んでいると店員のおじさんがやってきて、「お嬢ちゃん(言うまでもなく彼の見間違い)、僕がもっとその本を魔法で読みやすくしてあげるよ」といかにも壊れてそうだったランプをおじさんの太い指を使った「魔法」で灯してくれました。もちろん私の心も一緒に。そんなのんびりとしてやさしい雰囲気が忙しいニューヨーカーの心に染み入り、こういったタイプのマーケットは増え続けていくのでしょうね。



[EARTHMATTERS] www.earthmatters.com


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年03月29日

NY かわいい双児なハンバーガーを近未来ショップで

春がもうすぐそこにというのに、取材先の路上で浮かない表情の男性をみつけたのでパチリ。ストリートに植えてある彼の頭上の木々の頑なつぼみも少しずつほころび始めているのに気付いてくれることを願いつつ。
さてチェルシーマーケットがある「ミートパッキングディストリクト」は元はと言えばその名のとおり精肉工場が立ち並んでいた地帯。そしてそのとおり「肉」は観光地と化した場所とはいえ、はずせないキーワード。ジューシーなお肉を味わい、またこの地区のヒップな雰囲気をも同時に楽しめるのがこの「pop burger」です。

ハンバーガーはアメリカのファーストフードの代表格。この店の何が他と違うかというと、女性の手にすっぽりおさまるかわいいミニサイズだということ。何もかもビックなこの国ではなかなか珍しいのです。もちろん1メニューにそれが2個ついてくるところが笑ってしまうのですが。ロシアン風のソースでわりとさっぱりめ、お肉はもちろん新鮮でジューシー。結構前から噂は聞いていたのですが、初トライのこの私も味、質、量、ともに想像以上に満足できました。メニューがこの双児なバーガーとホットドックのみというのもいさぎよい。

そしてこのお店にはそのファーストフード的な店構え(といっても有名グラフティアーティストの絵が飾られていたりしますが)の奥に近未来なインテリアで魅せるラウンジがあるのです。夜ともなるとクラブ前、または帰りのお腹をすかせたニューヨーカーのたまり場だとか。ここの「シュリンプカラマリ」」もかなり評判です。昼でも夜でも一度足を運んでみれば春らしい「pop」な気分になれることまちがいなしです。



[ pop burger ] www.popburger.com


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年03月13日

NY チェルシーマーケット攻略偏パート2

 美味しいものを見てまわっていると、すぐに「食べた−—い!」と思ってしまうのは誰でも同じです。このマーケットの大きな特徴のひとつは、そのきわめて単純且つ大切な欲望を満たしてくれるところ。



 ほとんどすべての店鋪に「イートイン」と呼ばれる買ったものをすぐ食べられる場所があります。一見さわったら壊してしまいそうなオブジェもふと見るとがばっと足をひろげて、今買ったサンドイッチをぱくついている人が堂々と座っていて「次はあそこに座ろう!」と心の中で小さな決意をしてみたりもして。私はこの日イタリアンの食材を扱うお店でズッキーニとモッツアレラパイを頂きました。慣れないチップ制度やいくら呼んでもこないウエイトレスへのいらだちなどからは開放されるので、観光の方にもこの気軽なランチはおすすめです。



ランチを食べながら外側から眺めてもグリーンな気分になれる『chelsea wholesale flower market 』 http://www.chelseaflowersny.com
 実はセンスのいいお花屋さんって以外とみつかりにくいもの。このお店はマーケットに相応しく、ミニマムで都会的なセレクションの「大人」感がある花やプランツが揃っているのが特徴。耳をすませばそんなおしゃれさんな花たちが「ちょっとあの客が持っているのクロエの新作のバックじゃない?」「ほんとだわ。あの色って限定のよね」とか会話している声が聞こえるのは私の妄想癖からだけではないはず?

 最後に紹介するお店は最近オープンし、主にロンドンからの輸入雑貨をとり扱う『202 NEWYORK LONDON』。カフェとショップの融合スペース。こちらもシンプルながらもラインがきれいな洋服、インテリア雑貨などすべてにおいて「素材感」重視な品揃えとなっていました。

 さてこのマーケットにまつわる最大の 話題は、隣接した場所にレストラン「MORIMOTO」がオープンしたこと。料理の鉄人森本正治氏と建築家安藤忠雄氏コラボレートでオープン前から何かと噂が広まっていたこのレストラン。一昨年前のNYコレクションに焦点をあわせていたが間に合わず、今年のコレクションにあわせてオープンしたそう。噂が真実ならばかなり客層を選ぶ「セレブレストラン」を狙っているのは間違いなさそうですが、取材の話がきた際にはそこのところをじっくりさぐって私の本音(?)記事をぽろっとここで紹介しますね!


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年03月01日

NY チェルシーマーケット攻略偏パート1

 さてこのチェルシーマーケット http://www.chelseamarket.com。店内撮影が禁止のところが多く写真で語ることが難しいのでwebサイトもフォローに付け加えます。

 まず必ず押さえておきたいこのグルメモールの顔とでもいうべきお店の
Chelsea WINE&Storage http://www.chelseawinestorage.comを御紹介。800種以上の品揃えを誇る世界各国から集まった美酒の数々。ワインを語らせると軽く一冊本ができてしまいそうなソムリエ気取りの私の友人も厚く信頼をよせています。バースデープレゼントの定番「生まれ年ワイン」など特別な一本や、今日の食卓を彩るための手軽なものまで選択肢は豊富です。週末にはテイスティングイベントも開催されているので普段はちょっと手の届かない香豊かな「あの味」を体験できるかも?

 そして私がここにくると必ず立ち寄るのがAmy’S Bread http://www.amysbread.com。隣でパンを焼いている工程がガラス張りで見学できる、正真正銘焼きたてパンのお店。私はいつも二つで1ドルのシンプルなブレッドを購入。トースターで焼いたりバターやジャム等をそえたりしなくても、そのままかじって満足できるフレッシュなホームメードならではの逸品。ママがてまひまかけて焼いた日曜日のブランチを思わせるその味は、洗練されすぎないあたたかさが魅力です。見た目もかわいいカップケーキなどももちろんあります。

 お土産ものもすぐ見つかるお店は
chelsea market baskets http://www.ChelseaMarketBaskets.com/。 店頭にかかげられた形や色がさまざまなバスケットたち。賢く収納しながらお部屋のインテリアのアクセントにもなるすぐれもの。またオリーブオイルベースのスキンケア商品やNYCロゴ入りのバラマキ土産の定番商品まで気のきいた雑貨たちに出会えます。真剣に商品を選ぶ女性客が溢れているお店。

まだまだたくさんある個性豊かなお店たち、次回に続きます。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年02月20日

NY チェルシーマーケットはアートでファミリーな憩いの場

 春が来ました。と言いたくなるような暖冬に惑わされ春物のワンピースを購入。さすがにスパッツを重ね着してもおでかけはできず、クローゼットでもう少し休憩してもらうつもりです。さてさて今回は少しだけお洒落してでかけて欲しいグルメモールを御紹介。

 1997年にナビスコの工場を改装してできたグルメモール、チェルシーマーケット。今回訪れた時にも大きな観光バスが停まっていて、中から他州から来たと思われる老夫婦がぞろぞろと降りて来て入り口をふさいでいました。そうなんです、ここはもはやニューヨークでははずせない観光スポット。


 
うちっぱなしの外壁でできた内装は、ギャラリーさながらで、実際に新進アーティストの作品も飾られています。このモールの雰囲気は本当に独特で生活の中にアートが根付いているニューヨークを象徴しているかのよう。
かといって変に敷き居が高いわけでもなくファミリー向けのイベントなども開かれていて、観光客だけでなく家族連れも多くみられます。またこのマーケットがある地区は近年ミートパッキングディストリクトと呼ばれ、ショップ、レストラン、クラブ等エッジ−な開発地区としても有名なだけに、ファッション雑誌に登場するようなニューヨーカーもかなりの確率で出没するので、ミーハーな好奇心も充分満足させてくれます。

 もちろん出店されている店鋪も個性派揃い。私が2年くらい前に取材したケーキ屋さんがなくなっていたり、FOODチャンネルと呼ばれている朝から晩までグルメ番組をやっているチャンネルのスタジオができていたりとかなり移り変わりも激しく、厳選された店鋪だけに見どころ満載です。
次回からじっくりと御紹介していきます。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2006年01月27日

2006年ニューヨークは?

 タイムズスクエアでクリスタルボールが割られ、歓喜の渦の中ニューヨークは今年も新しい年を向かえました。

 年越しまでのこの期間は、クラブスペースやレストラン等で趣向を凝らしたパーティーが続きます。そしてもっとも一般的なのは仲の良い友人達を集め、家で開くホームパーティーです。それではとりあえずパーティーのホスト役の友人のメイクアップ中をぱちり。

この日はドレスコードを、ホワイト、シルバー、ゴールドとしウォーホールのファクトリーさながら、シルバーで固めた壁、「happy chirstmas, war is over」のJOHN LENNONの楽譜をピアノスタンドに飾り、演奏し、夜がふけるまでゆるりゆるりとヒップだけれどちょっと変わった友人たちに囲まれ楽しみました。

ところでこの期間どの家でも飾られるクリスマスツリーは本物のモミの樹が使われています。私はこれが1月の今の時期になると無造作に家の前に置き去りにされているのを見て、パーティー期間の終了を目の当たりにすると同時に、あまりにも無造作な扱いぷりに少なからず心苦しいものを感じていました。そこで今回その行方を調べたところ、数年前からニューヨーク州が一斉に回収し、それをチップ化、肥料と替え、公共の公園の花壇等にまかれるシステムができあがっているそうです。私たちを楽しませてくれたツリーの第ニの人生を知る事ができ、年明け早々なんとなくほっとしたような母心にも似た幸せな気分に浸れました。

 さて、年があけると「許してくださああい」となぜか誰かに許しを請うほどの、芯まで冷えきる厳しい冬がやってくるニューヨーク。ですが今年は約100年ぶりの暖冬だそうで、今日も雪ではなく雨がふりこの異常な暖かさに首をかしげながら楽しんでいます。1月、2月は観光オフシーズンだそうですが、そこはニューヨーク、今月末には有名レストランのコースが同一値段で食べられる「レストランウイーク」や、衣服や靴類の収税を免除される「タックスフリーウィーク」等イベントが待ち構えています。航空券の安いこの期間はニューヨークフリークにとっては穴場なので、みなさん是非いらしてください。

 それでは今年のホリデーシーズンのクリスマスライトで最大の話題であったタイムワーナーセンタービル内、屋内では全米最大規模の装飾をお届けしながら、今年もどうぞよろしくお願いします!


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年12月26日

【クリスマス特集】ホリデーマーケットで探し当てたお薦めプレゼントたち @ニューヨーク

 【@ニューヨーク】
 ニューヨークの冬にはお洒落の為ではなく、防寒の為に帽子はかかせません。ホリデーマーケットで見つけたお薦めプレゼント。

 まず最初はこの帽子屋さん!ファー生地にライオン、パンダ、猫、うさぎなどのかわいい動物の耳付き。子供用だけかと思いきや、大人用もあったので、親子ライオンや独りモンキー、恋人パンダなどに変身して歩けば寒い冬もへっちゃら?

 お次は指人形。さてこの人形たちの顔をよおく見ると、ベートーベン、アインシュタイン、ゴッホなどなど歴史上の有名人がずらり。この有名人指人形、私も昨年ダリを選び購入しましたが、今や息子が彼の頭をかじりっぱなしです。

 またペットさまさま現象(私が勝手にこう呼んでいます)は日本に負けていないニューヨーク。近くにペット自慢の友達を持っている方はなんのことかわかってくれると思うのですが、そんな友人にかわいいペット用お洋服屋さんで選んだらきっと喜ばれるはずです。

 続いては愛らしい店主がポーズを決めてくれたショッキングピンクな品揃えのお店。おもちゃ、アクセ、バック、すべてジャンクアートな感じがかわいくて私の財布のひもをゆるめさせ、少し早いクリスマスプレゼントを自分用にいろいろと購入しました。

 そして独断と偏見で選んだお薦めプレゼントの2005年版第一位は「びっくりフレーム」屋さんです。サンタたちが何を見せているかはさておき、これに写真を飾れば見るたびに必ず笑顔がこぼれそうですよね!
   

 さてこちらではホリデーシーズンに水を差すようにMTAと呼ばれる地下鉄、バス等のストライキが3日間続きました。マイナス気温の中ニューヨーカーは目的地までただ「歩く」という手段を迷わずとる人がたくさんいて、マンハッタン島につながる橋や道路は白い息をはきながら通勤する人々で溢れかえり、それはそれは壮観な光景でした。大都会でありながら「生きる」という原始的な力をいつも感じられるこの街から来年も楽しくリポートしていきます!
HAPPY HOLIDAYS!!


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年12月22日

【クリスマス特集】誰に何を贈ろうか? ニューヨーク@ホリデーマーケット偏

 【@ニューヨーク】
 到る所にクリスマスツリーが飾られ、その側ではドレスアップした聖歌隊が美しい歌声を惜し気もなく披露する。各々の家にも「ねえサンタさん、早く私の所へ来て」とアピールするような飾り付けがなされています。

   
 ニューヨークに一年中で一番きらびやかな季節がやってきました。こちらのクリスマスは言うならば日本の御歳暮のように、家族や恋人だけでなく、お世話になったたくさんの人に感謝の気持ちを込めて、プレゼントをする習慣があります。受け取る側の喜ぶ顔を思い浮かべながら、プレゼントを選ぶ瞬間は誰でもあたたかい気持になるものですが、同時にものすごく悩んでしまうものです。そんな時ニューヨーカーが訪れる場所がこのホリデーマーケットです。

 期間限定でユニオンスクエア、またコロンバスサークルに出没する「クリスマスプレゼント」屋さんたち。紅白の垂れ幕にクリスマスオーナメント流れるクリスマスソングで誰もがその場に入るとうきうきしてきそうなこのマーケット。マフラーなどの衣類、アクセサリー、ぬいぐるみ、アート作品等、プレゼントと聞いてとりあえず簡単に思い付きそうなものならばすべて揃う品揃えとなっています。それぞれのブースにいる店主たちも、ただの売り子ではなくサンタの僕のように楽しそうに働いているような気がしてくるのです。

 

 毎年このマーケットが出没すると嬉しくて何度も通ってしまう私ですが、今年はこの原稿を書く為に例年にもましてくまなくチェックしてきました。次回は私が見つけた2005年度版お薦めプレゼントたちを紹介します。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年12月12日

ニューヨークで人気の「レッドブル」の謎

 今日はまず地下鉄内、取材に行く途中の私のひざの上から。以前「レッドブルって何?」との質問を頂いたのですが、これがその代物です。実はこれ地下鉄構内のお店を始め、デリ、スーパー、ドラッグストア、どこにいっても必ずといっていい程売られている人気のエナジードリンク

   
私もちょっと疲れ気味だわという時に、思い付いて買うことが多いのですが、なぜか二日酔いにも効果を発揮する魔法の?飲みものなのです。味はオロナミンCをもっとさっぱりさせたという感じ。飲みづらいものではありません。パリス・ヒルトンがよく飲んでいるとの事ですが、きっと彼女、パーティー明けの身体に喝を呼び戻すために愛飲しているのでは?と推測されます。今回成分表示をしげしげと眺めてみたのですがプロテインなどに加え、ビタミンB6が250%というとんでもない数字が。昨今ビタミン先進国アメリカでは、マックスに体内に取込み、最大限の効果を見込み、不要分は自然に排出するといった「メガビタミン」という発想が主流だそう。乳幼児からビタミン剤の摂取を推進しているこの国だけあって、街を歩いているとどこにでもビタミン剤だけを扱った専門のショップがあり、日本と比べるとかなりの安値なので、実用的なお土産にも喜ばれるかも知れません。もちろんそこにもオーガニックブームはやってきていて、WHOLE FOODSなどではフードベースのものを始めとするオーガニックビタミン剤も売られています。ちょっと話がそれてしまったのですが、このレッドブル、「時差ボケだけどニューヨークを満喫するぞ!」といった時に是非試してみてください。


   
 さてホリデーシーズンまっさかりのニューヨーク、以前撮影したユニオンスクエアに何やら派手なショップがずらり。次回はこのシーズン限定の「ホリデーマーケット」をお届けします。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年12月01日

ニューヨーク 秋のセントラルパークでピクニック!

 今回はデパ地下並みに充実しているZABAR’Sのお惣菜を片手にお薦め散歩&ピクニックコースを御紹介。

 さてまずこのお惣菜ですが、珈琲豆と同じようにほとんどが量り売りされています。そしてここでひっかかってしまうのが、グラムとパウンドの単位の違い。そうなんです。アメリカは体重から量り売りまで全てパウンド計算の国。算数のできない私は今でも混乱してしまうのですが、とりあえずお惣菜を注文する時の目安として「クオーターパウンド」と頼めば日本人女性の平均的な一人分とみていいと思います。私はこの日「グルメサーモンサラダ」と「チキンカリー」並びにアップルパイを選びました。

 さてそのお惣菜を片手にいざ秋のセントラルパークへ!ここZABAR’Sからセントラルパークはちょうどいいお散歩コースなのです。閑静なアッパーウエストの街並を眺めながら進んで行くと、セントラルパークの入り口に聳え立つ大きな趣のある館が見えて来ます。そこは「自然史博物館」。観光に来た友達に「タイムマシーンに乗った気分になれる博物館だよ」といつも勧めているのがここ。原始人に恐竜にプラネタリウム、今ならダーウィンの進化論に触れる展示等もしているそう。そんな自然淘汰の世界へ迷い混む前に真直ぐセントラルパークへ。

 そこはそこでまるで絵本の中に足を踏み入れたかのように、秋のメープル色な葉たちに彩られ訪れる人を魅了しています。映画の舞台に秋のセントラルパークが本当によく使われるのは、この公園のどこを切り取っても完璧な絵画として成立するからでしょう。


 そんな風景に囲まれながら芝生の上で足を伸し、悩んで買ったお惣菜(デリランチ)をほおばる。きっとあなたも絵本の?映画の?登場人物に変身しているはずです。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年11月18日

ニューヨーク ZABAR'S探索 コーヒー豆は量り売り

さてこのZABAR’Sですが、真ん中のメインのフロアには日本のいわゆるデパ地下のように食材が売られたおり、そのブロックごとににこにこと愛想のよい(アメリカでは非常に珍しいことです)店員がいます。なんだかみんな揃いも揃って「よっ働きものさん!」と声をかけたくなるような人たち(アメリカでは非常に珍しいことです)ばかりだったのが印象に残っています。

私はいつも店では珈琲を基準にしていたりするのですが、それもちゃんと豆から売られ、オリジナルブレンドを始めとする数種類のこだわりの豆を自分の好みで計り売りしてもらえます。もちろんmixしてオリジナルブレンドも可能。さてそのデパ地下フロアを登って2階にはキッチン用品のコーナーが存在しています。

実はこのスーパーこの部門でも有名で、プロが使用するため購入するのはもちろん、カタログ注文もできたりする充実した品揃え。アメリカのキッチン用品はカラフルなものが多いので干渉するだけでpopな気分になれるのも嬉しいところです。またレジの側においてあるカタログには、11月終わりから始まるホリデーシーズンに向け、ギフトセットなんかも取り扱っていました。
そこには当たり前のようにキャビア、フォアグラなどももちろんラインナップ。

そしてその隣の棟が実は一番混んでいるのではないかというくらいのカフェコーナー。ZABAR’Sオリジナルブレンドの珈琲を筆頭に名物のベ−グルサンドをランチ代わりにぱくついているニューヨーカーの多いこと。Whole foodsと比べるとかなり年齢層が高かったりするのですが、その品のよいさまはダウンタウン界隈では出会えない絵になる和みの風景だ 。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年11月12日

ニューヨーク 高級食材を扱うグルメスーパーZABAR'S

現在午前1時、黙々とこの原稿に取り組もうと思っていたのですが、今回のテーマのスーパーのhttp://www.zabars.comをチェックした途端見目麗しいその食材たちに惑わされ、見たものとは天と地の差のパンをわびしくかじり、空腹を押さえています。最初に警告すべきでしたがダイエット中の方はHPを見ないでください。

さて今では高級食材を扱うグルメスーパーは珍しくないのですが、今回紹介する「ZABAR’S」はもしかしたらその概念の発祥の地ともいうべき場所と言っても過言ではないでしょう。なんと75年の歴史を誇るこの店。外観はなんの変哲もないスーパーなのですが、チーズやオリーブ、パンがこんなに種類があるの??と驚くくらいずらずらっと並んでいます。

中でもこのスーパーの有名なものはスモークされたサーモン。(今回写真はないのですが)極力薄く切る職人技が目の前で披露され、フレッシュでクオリティーの高いそれは混雑時には番号札までくばられる程の人気の商品です。そしてこのスーパーを語る上で特筆しなければならないのは立地条件。ここはセントラルパークに3ブロック程のアッパーウエストサイドと呼ばれる高級住宅街で、分相応なお客さんたちがこの選ばれし食材を買い求めているというわけです。



ただこのスーパーをくまなく歩いていると「どうしてスーパーなのに生鮮野菜や肉魚が売られていないの?」と不思議になるはず。実は創設者はユダヤ人で、Kosher foodと呼ばれるユダヤ教の信者が口にしないものはほとんど取り扱っていないという宗教上のシンプルな理由が答え。ただユダヤコミュニティーはニューヨークでは巨大な勢力を保っているので、そんなちょっと不自然とも感じる品揃えも日常に溶け込んでいたりします。

遅ればせながらちょっとお知らせ。
このスーパーも紹介している「Gokutabi NY」が発売されています。ニューヨークの今がぎゅっぎゅっと詰まっています。私も書き下ろしのコラム等担当し、東京とニューヨークの素敵なスタッフと共に今年の夏はこれに捧げた?ので是非手にとってみてください。


そんなわけで次回もこのスーパーからお送りします!書き終えた今も私の手に握られたパンは相変わらず庶民の味です。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年11月04日

ディーン&デルーカ本店はニューヨークのお洒落タウンSOHOの顔

歩いている人の靴が違うんです。このエリアは。他の新しい開発地区に押されぎみではあるここSOHOですが、いやはややっぱりそれはそれ。デザイナーズブランドの店が軒並みつらなる地区だけに最新のモードに素早く出会いたいならば行くべき街なのでしょう。


そしてそんなエリアのど真ん中にあるのに相応しいスーパーがDean&Delucaです。東京にも進出しているそうですが、ここが長い歴史を持つ本店です。チーズ屋さんのディーンさんとデザイナーのデルーカさんが73年に始めたというこのお店。高品質な物だけを選りすぐり、野菜や肉魚などの生鮮ものから、ケーキ等の洋菓子までいろいろ揃えられています。量り売りしてランチに最適の惣菜もやはりひと味違う高級感。さすがにお値段は張りますが、有名シェフのレシピでレストランで頼むのと変わらないこだわりを持って作られているので納得させられてしまいます。はたまた奥のスペースには食器類やキッチン用品、料理本も有り、一つ一つを手にとるとわかりますが、そのセレクト眼は確かに一流です。


またこの地区だからか、デザイナーがオーナーだからかさだかではありませんがこの店はとにかくディスプレイが計算されつくした美を保っているのに驚かされます。床に何か転がっているのも当たり前のスーパーが多い中、「私はひと味違うのよ」感たっぷりのおしゃれさんなスーパーなのです。入り口近くのカフェスペースの珈琲もはずれなく美味しいので、sohoに来たらここの珈琲片手に街を闊歩してみるのもいいかもしれません。



真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年10月30日

ハッピーハロウィーーーン!ニューヨークは街全体がテーマパーク

 今年もこの季節がやってきました。いつも行くカフェからランドリーまでカボチャにコウモリに蜘蛛の巣におどろおどろしい(私は大好き!)飾りつけがなされています。古代ケルト人が秋の収穫祝いと、来るべき極冬に向けての悪霊払いを兼ねたのが起源のこのお祭り。ニューヨークの街にはポップで陽気な悪霊たちが溢れかえります。

子供たちは悪霊!?

 とくに可愛い「悪霊」たちは子供たち。この時期子供がいるママたちは仮装の準備から、子供達が心待ちにしているお菓子作り等大忙し。朝のニュース番組でも発砲スチロールをペイントし、お墓の形のお皿にする方法?やパンプキンケーキやクッキーの特集しています。スーパーマーケットやケーキ屋にもハロウィン使用のお菓子がたくさん売られています。

 そのお菓子を目当てに思い思いに仮装した子供達は「TRICK OR TREAT」(お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうよ)と家の近所のありとあらゆるベルを鳴らして訪問していきます。そして最終的には彼等のかぼちゃや骸骨の形をしたバケツは、お菓子やコイン(あまりにもたくさんの子たちの為に用意しきれなかった家から)で一杯になるのです。

 もちろん大人たちも負けてはいません。この時期「RICKY’S」などキッチュなコスチュームがとり揃った店では、真剣な表情でみんな一夜の変身グッズを買い求めているのです。私はその店で「ナポレオンダイナマイト」というかなりオフビートナンセンスな映画の主人公のコスチュームを見つけ、悩んだあげく一周しているとなくなっていて、今年はこれに仮装している人と握手しようとわけのわからない決意を固めています。

 さてグリニッジビレッジという場所で毎年行なわれる大規模なハロウインパレードでは、今年はどんな悪霊が人々の目をくぎつけにするのでしょうか?


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年10月24日

ニューヨーク版青汁はペットも一緒にヘルシーに

 毎日のいいかげんな食生活を見すかされ、日本の友達が送ってきてくれた粉末の青汁。昔のイメージとは違い、本当に最近の青汁は飲みやすくなったなあと感心し、毎日愛飲(最近少しさぼりがちですが)しています。

 実はグリーンマーケットでも、ニューヨーク版青汁ともいうべきお店が定番人気を保っているのです。
 まっすぐ伸びたこの一見お米の苗のようなものは、パン等の原料になる小麦の若葉。シングルかダブルを選んで頼むと、店員はおもむろにその若葉をむしり、目の前でぎゅぎゅぎゅううとエキスを絞り出してWHEAT GRASS JUISEと呼ばれる一口サイズのジュースにしてくれるのです。

チェイサーもついてなんだかウイスキーをバーで頼んでいるような感じなのですが、さてさて気になるお味は??実はこれわりと天然の甘味があって渋みはほとんどなく、見た目よりも飲みやすいものなのです。

ただ私の友達に言わせると「牛になった気分の味」なのですが、その感想も遠からず人間にいいものは動物にもいいはずとばかり、ここの店員さんはペットにも是非!と勧めていました。この若葉は家でも栽培できるらしく、苗ごと買って行く人もちらほら。ハロウィン使用の鉢もなかなか可愛かったのでつい私も!と思ったのですが、粉末ですらさぼってしまう自分を思い出し、一口ヘルシーライフをあっさり断念しました。

 聞くところによると野菜全体の栄養価は10年前にくらべて20パーセント近くも落ちているのだそうです。昨今のヘルシーブームは人類存続の為の細胞レベルからの欲求なのかもしれませんね。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年10月16日

ニューヨークの別名「ビックアップル」の語源は、秋のグリーンマーケット!?

 ニューヨークの別名「ビックアップル」。その名の語源は「食べちゃいたい程魅力的な街」からだとか、聖書にでてくる「知恵の実」からだとか、売春婦やジャズミュージシャンが使った隠語からだとか様々な説が有ります。敢えてどれが真実かを探るより、解けない謎にしておいて、いろいろな新説が増え続ける方がロマンチックだなとも思うのですが、その説の中の一つ「りんご農園が昔から栄えていた」は語源かどうかは別として事実だと言う事が、秋のグリーンマーケットに行けば誰でも実感できます。

 この時期たくさんのりんご農園が出店しているのですが、ニューヨーク洲のはずれのOrchardsにある農園の店鋪にはいつもたくさんの人だかりができています。

 実はこの店の売りはりんごだけでなく、産地直送のしぼりたてのジュース!なのです。創設なんと50年!由緒正しきそのりんごジュースは、もちろん濃縮還元無しの100パーセントフレッシュ!ビタミンCもたっぷり!そしてさらにこのジュースには苺、ラズベリー、アメリカンチェリー等のミックスバージョンも有り、店頭ではクールなニューヨーカーたちが、なりふりかまわずどれが美味しいか試飲しまくっているというわけなのです。もちろん私もすべて試飲し、結果苺ミックスバージョンを購入。これホントにお薦めです。某トロピカーナなんて比較になりまあせん!

An apple a day keeps a doctor away
(一日一個のリンゴは医者を遠ざける)

アメリカにはこんなことわざがあるのを知っていますか?


 
 甘酸っぱい熟れたてのりんごをかじると、風邪をひいた時にお母さんがすってくれたのを思い出し、異国で「郷愁を誘う味」に触れ、やさしい瞬間がふと訪れたりもします。
次回も引き続き人気店を紹介します。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年10月08日

NYの有名レストランのシェフたちが通う「グリーンマーケット」

 実はかれこれ3年くらい得意分野というわけでもない「食」に関するコラムを執筆しています。ニューヨークには文字どおり星の数程レストランがあり、またその多くは流れ星のごとく消えて行くのが実情です。
 でもそんな熾烈な競争を生き抜いている有名レストランのシェフたちが口を揃えて言う事が、「素材」の大切さ。そして彼等のうちの多くがコックコートを着たままの姿でより良い旬の「素材」を求めて足しげく通う場所が、ユニオンスクエアで行なわれている「グリーンマーケット」です。

 毎週月、水、金、土曜日、午前8時から午後6時まで行なわれているマンハッタンで最大規模のマーケット。出店数はおよそ50店、オレンジカウンシルなどのニューヨーク州郊外や、ニュージャージー州など他州のファーマーが一堂に会し、ピースフルな青空市場を盛り上げています。野菜や果物はもちろん、草花から手作りのお菓子など売られているものもさまざま。

 敢えて共通点をあげるならば、それらはすべて「フレッシュ」だということでしょうか。今回は10月というハロウィンの季節だったので大きなかぼちゃがごろごろしているのがほほえましく印象的でした。また土曜日はそのマーケットの並びに手作りのアート作品を売る店鋪も多数出店したりしています。

  私の場合はシェフたちのような購入目的というより、ぐるっと周りながら季節の「深み」を感じ、心身に潤いを与える為に訪れることが多い場所です。

 無機質な都会では忘れがちですが、野菜や果物、花たちは誰に教わったわけでもないのに、秋はちゃんと秋の色をしているのでほっとするのです。
次回はこのマーケットの人気店を紹介します。



真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年10月01日

ニューヨークで人気のオーガニックスーパー「ホールフーズ」を探索

 「ニューヨークは世界の避難港だから芸術家はウエルカムです」ジョンレノンが71年にニューヨークに移住した際、当時の市長に言われた言葉だそうです。公私ともの質問で「ニューヨークにはなぜ?」と聞かれるので本を読みながらこの答えいただきますわんと思った初秋の午後でした。


オーガニックって一体何?
 そんな「避難港」ニューヨークからお届けする2回目はオーガニックスーパーを探索!の回です。ユニオンスクエアにできた大型スーパー「WHOLE FOODS」の紹介の前に、最近よく「オーガニック」と耳にするけど、それって一体何なの?と思う人も多いはず。まず一言で言えば有機栽培された食物のこと。農作物で言えば化学的に合成された肥料や農薬などを使用せず、土壌も堆肥などで一定期間作られたもので育てられたものを指します。そしてジュースやお菓子などの加工食品等は食品添加物、薬剤等も使用せず、工場までチェックが入ったところで加工されたものを言うのだそうです。アメリカではUSDAと呼ばれる認定機関があり、そこの高い基準をクリアしたものだけが正式にはオーガニックと呼べるそうです。ただもちろん出まわっているもの統べてその認可を受けているわけではなく、基準がとてもあいまいなのが現状ですが。


WHOLE FOODSに潜入 
 前置きが長くなりましたがそんな身体にいいことづくし?!のオーガニックの食材スーパー「WHOLE FOODS」。まず入ってすぐの一階にはグルメ食材がずらり。パン、チーズなどはもちろんパウンド売りされているサラダバーからその場で握って詰めてくれる寿司バーまで、目移りしそうな程たくさんあります。そして地下一階はUSDAマークが入った野菜や果物などの食材から化粧品コーナービタミン剤のコーナーなど生活に必要なオーガニック?はすべて見つかるスペースになっています。さらにここのスーパーの一番の特徴は2階のカフェスペース。大きなガラス張りの窓からユニオンスクエアが見渡せるプチ絶景の場所で、1階で購入したものを食べてもいいし、プロテインミックスサラダジュースなどなんともヘルシーな名前がついたジュース等をジュースバーで買って楽しんでもいいランチには最適のカフェです。

 商品のお値段は全体的に高めですが、お薦めは365印が特徴のこの店オリジナル商品。
「365日オーガニック!」というそのままのキーワードの商品(食材から生活雑貨まで)は良質で割とリーズナブルなものが見つかり私もシャンプー等愛用しています。少しのハイコストで安心を買うといった感のあるスーパーマーケットは探索すればする程面白いものがみつかる場所でした!


 さて次回はそんなWHOLEFOODSのカフェから見下ろせるユニオンスクエアで行なわれているグリーンマーケットを紹介します。


真遊
文筆業。学生時代より音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛ける。渡米後はNYのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆している。


2005年09月22日

ニューヨークのトレンドはオーガニック!

 見上げると道路脇に植えてある木々が紅葉をし始めていて、もう秋なんだあと感じる今日この頃。

 はじめまして、ニューヨークのライター真遊といいます。学生時代よりフリーのライターとして音楽、ファッション、文学などを中心とした記事、コラム等を手掛け、渡米後はニューヨークのライフスタイルを詩的且つリアルな切り口で幅広いメディアに執筆しています。実はこちらでは2006年春夏ファッションウィークが始まっており、また抱えていた仕事の締めきり等で目の下にクマを10匹飼うようなすごい顔をして忙しい毎日を過ごしています。

 さてさて秋と言えばもちろんなんといっても「食」! ここニューヨークは御存じのとおり人種のるつぼ。あらゆる国から来た移民のニーズに合わせ、世界中の珍しい食材が手に入ります。

 特にイタリア人街、中華街、韓国人街といったコミュニティが存在する場所では、その国のディープな素材がすべて揃うといっても過言ではありません。もちろん私たち日本人むけのスーパーもたくさんあります。ただ普段の普通の食材は大型スーパーで買い物もしくは近所のデリと呼ばれる小売店で購入するのが一般的です。

 そして今のニューヨークの食のトレンドは、ずばり「オーガニック」!私も何度も特集記事を書いたりしましたが、ユニオンスクエアという場所にオーガニックのみの大型スーパー「WHOLE FOODS」がオープンし、その界隈では本当に示し合わせたかのように「WHOLE FOODS」のロゴ入り買い物袋を下げた人を見かけます。とりあえずオーガニックであれば安心&ヘルシーと思い(私もその一人)、購入しただけでダイエットでもしているかの錯覚に落ち入るのが人気の秘訣かも知れません。次回は食材のみならず、生活雑貨、化粧品等幅広く揃える「WHOLE FOODS」のおもしろいものをレポートしまっす!

(真遊)

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