
アル・マスカロンの姉妹店
アル・マスカロンの姉妹店として数年前にオープンしたのが、このAlla Mascareta(アッラ・マスカレータ)です。しかし、当時流行りだしたワイン・バースタイルがなかなか上手く行かず、店長が2,3回変わったところで、一昨年あたりに今の経営者、アルフォンソに譲られました。アルフォンソは見かけも喜劇俳優のような面立ちと服装で目立ちます。どうじに、ひょうきんな応対で軽妙に客をさばき、また美味しい料理とワインのリストもなかなか魅力的で、どんどんとお客を増やし、今ではヴェネツィアでも有数の人気店となり、毎晩、外にも客が溢れるほどです。近年はヴェネツィアに行ったときにはツアーの同行以外は書店をやっている友人、ルイジ・フリッツォが貸している部屋に泊るか、一軒家を借りることにしていますが、アッラ・マスカレータのとなりにルイジの家があるのです。そんなわけでルイジともちょくちょくこの店にワインを飲みに入ります。また、かつてやはりマスカロンのジジとモミが持っていたヴェーチョ・フリトリンという店を1年ほど任されていたトレヴィーゾ近郊の若い兄弟たちがいましたが、彼らもこの店のお気に入りです。といっても今は故郷のジャヴェア・デル・モンテッロで創業1780年という老舗の有名レストラン“アニョレッティ”を譲り受けてがんばっているので、ここに来るのはたまに休日の時だけですが。アル・マスカロンにしろ、アッラ・マスカレータにしろ、他の店とちょっと違うのは仕事が終わった後の同業者のコックやバリスタが来ることでしょう。それだけプロも認める料理やワインの美味しさがここにあるし、やはり経営者の人柄が同業者にも好かれているからです。日本でも最近はヴェネツィアやフィレンツェの居酒屋を真似した造りの店が増えてきましたが、やはり大事なのは経営者や従業員が居酒屋に来るお客の心を理解したサービスをできるかどうかですね。

ジャヴェラ・デル・モンテッロの老舗レストラン、アニョレッティのシェフ、マッシモは牡蠣や生の貝が好物。ちょうど今ごろの季節から牡蠣が美味しいので、ヴェネトの山育ちの彼はヴェネツィアで牡蠣を食べるのを楽しみにしています。

さて、好物の生牡蠣を充分に食べるとこんな顔になるようです。背景の写真と牡蠣は関係ありませんが・・・

