歴史とみどころ ~ヴィジェーヴァノ~


 イタリアの旅の面白さはどんな小さな町や村に行っても何かしら歴史的な発見があることです。大地震で壊滅しないかぎり、イタリアには数百年、数千年の歴史を綿々と今に伝えるところが少なくありません。例えば、この町、ヴィジェーヴァノはミラノから車で30分ほどで行ける人口が6万人ほど町ですが、イタリアではこのドゥカーレ広場の美しさでよく知られているところです。ヴェジェーヴァノは13世紀にルキーノ・ヴィスコンティ公が城を建設し始めた頃から16世紀のルネサンス時代にもっとも栄えました。ドゥカーレ広場は1494年に完成しましたが、アーケードのある建物に囲まれ、ルネサンス期の調和と統一を求め絵画的な美しいデザインです。
 この広場に面して建てられているドゥオーモは16世紀に再建されたのですが、その時にバロック調のファサードが凹面に作られた珍しいデザインです。このドゥオーモの中にはマクリーノ・ダルバやベルナルド・フェッラーリなど当時の著名な画家の作品や、フィレンツェのヴェンベヌート・チェッリーニ工房で制作された金と銀の記念碑などがあります。またこの広場の外側にある城は15世紀末にミラノ公であるルドヴィーコ・スフォルツァがフィレンツェの大聖堂のドームを設計した名工ブラマンテに依頼して再建したものです。このような小さな町を訪ねても、当時のミラノの宮廷文化がレオナルド・ダ・ヴィンチやブラマンテなどの巨匠たちを招くほどの力があったことを知ることが出来るのです。


















ヴィジェーヴァノのドゥカーレ広場を囲む建物の壁面には美しい装飾画が描かれ、洒落たカッフェなどが入っている。

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コメント (7)

ミステークしのちゃん:

ヴェンベヌート・チェッリーニの名前は正しくは前回のフィレンツェのポンテ・ヴェッキオのところで紹介した通り、ベンヴェヌート・チェッリーニです。

どばし:

むむむっ、これは凄い装飾ですね!。
屋外でも色褪せないのですか?。

ところで気になったのは、中央のママチャリ?ですが
イタリアは自転車もお洒落と、誰かから聞いた事がありますが
いわゆる普通のママチャリにしか見えませんが
実物は格好良いのかな~。

僕もママチャリしのちゃん:

どばしくん、イタリアはママチャリでもかっこええよん!だいたい、この赤がいいでしょう。写真や絵を書くときに定石のようだけど、赤がアクセントに入れられるのは嬉しいよね。チクリスタの君には
ローザやチネッリのロードレーサーだったらもっと嬉しかったかもしれないけど、ルネッサンスの装飾にはこの程度の方が無難かもね。近づいてみると、けっこうクラシックなデザインのママチャリですよ。そうそう、今夜もワインを飲みながら友人と話したのだけど、近所の荒川の土手で、僕はロードレーサの人と僕のママチャリで競ってぶっちぎりで抜いたことがあります!

erika:

こんにちは、久しぶりに書き込みします。
イタリアは本当にどんな風景でも絵になりますよね!
イタリアの猫さん達も日本の猫に比べてどことなく見た目も振る舞いもスマートな・・・
まぁ、日本猫のあの日なたでのーんびりしている光景も大好きですが。
私はイタリアの世界遺産といえばアルベロベッロという所に行ったことがあるのですが
ご存じですか?
赤いとんがり屋根に白い壁の小さな家がたくさんならんでいるかわいらしい町です。
篠さんの写真を見ると本当にまたイタリアに行きたくなります!

お散歩しのちゃん:

erikaさん、アルベロベッロ、楽しい町ですねぇ。とんがり屋根は赤くないけど。この地方の石は目に沿って割るとスレート状にしやすいので、上手にカットしてドーム型に積み重ねてあるんですよね。壁も石積みで厚みは薄いところでも30センチはあります。だから、室内は夏もひんやり、冬は暖炉を燃やせば暖かです。いずれこのブログでもアルベロベッロを紹介しますね。

erika:

そうでした。
屋根は石の本来の色でしたね・・・
勝手にイタリアンカラーの赤を頭にインプットしていました・・・
イタリアについて篠さんに知ったかぶりするものではないですね。
お恥ずかしいです。
私も大好きな町なのに間違えるなんて。
ぜひブログで紹介してください!
篠さんのブログを読んでもう一度アルベロベッロ気分に浸りたいですっ!

ひなた:

はじめまして。
こんな素敵なブログがあるのを初めて知りました。
あまりネット見ないもので(笑)
ヴィジェーヴァノを本のモノクロ写真で見てキレイな広場だなー
と思っていたのですが、ロッジャの装飾がこんな鮮やかな赤だった
とは驚きました。もっと抑えたシックな色合いの装飾を勝手に想像
していたようです。この広場の設計には、ブラマンテやダ・ヴィンチが
参画していたと聞きましたが、世界で最も美しいと言っても過言でない
くらい美しいですね。
ここへのアクセスは車だけになるのでしょうか?
この年末にイタリアへ行くので是非行ってみたいと思っています。

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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