歴史とみどころ ~ベルガモ~

ロンバルディア州の州都は言わずもがな、ミラノのですが、この州の他の都市はどんなところがあるでしょうか?よく知られているのがバイオリンの名機、ストラディバリウスが生まれたクレモナ、ヴェルディのオペラ、リゴレットの舞台となったマントヴァ、湖畔の別荘で知られるコモなどがありますが、ベルガモという町もなかなか魅力的です。ミラノからだと、中央駅なら列車やバスに乗れば1時間足らずで着きます。ベルガモは丘の上のアルタと下のバッサに分かれていて、鉄道やバスは下のベルガモ・バッサにあるので、そこからアルタに行きましょう。
 ベルガモはヴェネツィアとも深い関係があると言われていますが、まずこの写真の礼拝堂が建てられた人物、コッレオーニです。彼はベルガモ出身でしたが15世紀のヴェネツィア共和国時代に傭兵隊長としてヴェネツィアに雇われていました。ヴェネツィアのサンッティッシマ・サン・ジョヴァンニ・エ・パオリ教会前の広場には祖国ベルガモを向いた彼の騎馬像があります。その彼の死後、祖国に葬られ、この礼拝堂の中に娘とともに眠っています。この礼拝堂を設計したのはアマディオで1476年に完成しました。ルネッサンス建築の傑作のひとつです。また内部の小礼拝堂にはヴェネツィアの画家、ティエポロによる「洗礼者の生涯」が飾られています。


ベルガモ・アルタのヴェッキア広場にある泉。背景には公会堂のラジオーネ館があり、ヴェネツィアのシンボルであるライオンのレリーフがあります。この噴水はスペインのアル・ハンブラ宮殿にある噴水と良く似ていますね。

ベルガモ・アルタのメインストリート、ゴンビト通りには入ってみたくなるブティックや雑貨店、パン屋さん、カフェ、ワイン・バーなどが並んでいます。ここはワイン・バーの”Vineria Cozzi"ヴィネリア・コッツィ。ワインの品揃えもよくお薦めです。

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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