ペッレストリーナとキオッジャ


ヴェネツィアからアドリア海沿岸をラヴェンナ方面へ南下するとキオッジャという漁港があります。アドリア海沿岸では最大と言われる漁港で、150種類以上の魚介が水曜日を除いて、毎日水揚げされます。建物など街並みはヴェネツィアそっくりですが、ここは自動車が通っています。ヴェネツィアにしばらく滞在して車の無い静かな生活をしていて、この島を訪れると不思議な感じですね。トーマスマンの原作を映画化した「ヴェニスに死す」の舞台になったリド島も車が走っています。
 そのリド島とキオッジャの間に細長く伸びたペッレストリーナという島があります。島全体が漁村と言った風情で、遠浅のラグーナには写真のような小屋が点在しています。水中に杭を打ち込んで、その上に木造の小屋を建てていますが、小屋の下にはボートを入れたりしています。この風景を始めて見たとき、ヴェネツィアも誕生した当時はこのような小屋からスタートしたのだろうなと思いました。この小屋は漁師の作業小屋として使われていて人は住んでいません。




ペッレストリーナ島にはキオッジャから行く方法とリド島からバスに乗って途中でバスはフェリーに乗ってペッレストリーナ島にひとまたぎします。ヴェネツィアに滞在していると、ここまで小一時間は掛かりますが、旅の時間にゆとりがあるなら、ぜひ訪れて欲しいところ。ここの漁師が採った魚介をヴェネツィアのレストランで味わっているのです。


夕暮れのペッレストリーナ島の船小屋。ラグーナには静けさだけが残り、波音すら聞こえない。この瞬間に、ああ、旅に出ているのだなと実感します。

アドリア海最大の漁港があるキオッジャ。人口は6万人足らず。街中には車が走りますが、その家並みはヴェネツィアと同じ。昼下がり、ボートを漕ぐ漁師の姿を見て、この町にしばらく住んで見たいと思いました。観光のヴェネツィアとは対照的な漁師町です。最も近年は少しづつ、観光客やみやげ物店も増えてきましたが。

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コメント (9)

vinoeformaggio:

はじめまして。
篠さんのブログはさすがに写真がとても美しいですね。
人も野菜も風景もいきいきしていて見ていてうっとりしています。

私は2002年2月に初めてイタリアに行き、その魅力に魅せられ、ただいまも現在進行形です。
篠さんの写真・文を読んでいると
「この街に行ってこの空気を感じたい!!あ~でもこの街にはいつ行くことができるだろうか・・・。ふ~っ人生は短すぎる・・・。」と改めて思ってしましました。(笑)

この9月にソレント半島・パエストゥムなどに行く計画をしています。
篠さんのブログをじっくり見て、良い旅にしたいと思います!!

私もブログやっています。も~し、お暇な時間があるときは覗いてみてください。
テーマは「チーズとワインとイタリアと」です。
http://ameblo.jp/vinoeformaggio/

旅人しのちゃん:

vinoeformaggioさん、はじめました。あなたのブログも素晴らしいですね。さっそくコメントを入れさせて頂きました。読者のみなさ~ん、お薦めですよ~!「人生は短すぎる」、だよねぇ~。それは楽しい日々を送れている証拠です。人生、長いなぁと思っている方はぜひイタリアへいらっしゃ~い!!!7月10日から17日までトスカーナやエミリア・ロマンーニャ、ヴェネトのワイナリーとヴェネツィアの居酒屋を飲み歩くツアーを計画しています。参加ご希望の方はこの指と~まれ!この指は(spaziotempo-toshi@nifty.com)です。ところで、9月のパエストゥムもなかなかいいですねぇ、バッティ・パリアでは夏の牧草をたくさん食べた水牛のモッツァレッラ・チーズが一番美味しい時期ですね。近郊のワイナリー、Luigi Maffini(www.maffini-vini.com)も訪ねて下さい。

vinoeformaggio:

うっわ~、さっそくのお返事ありがとうございます!!!
それにブログも見てくださって、コメントまで!!それにお気に入りに入れてくれたなんて!!!今日一日で一番びっくりして一番嬉しいことです!!そろそろ寝ようかしらと思っていたのに目が覚めてしまいました(笑)!!!

ところで、「先週図書館から借りてきた何冊かのイタリアの本を眺めよ~」と手にとって見ると、その中に「イタリア四季の旅Ⅱ」が入っていました。写真の美しさに魅せられて借りてきたのですが篠さんの写真でした!!たくさんすばらしいのですが、特にP13のマスケラをはずした女の子の表情がなんとも言えず素敵ですね。
それから・・・、実は「トスカーナの青い空」も持っています。それも、お会いしたことはないのにサインとワインボトルとグラスの絵入り!表参道にあるイタリアンレストランで購入したんです。なぜかというと・・・、P73ページのモンテリッジョーニの石畳の写真とP137の「悪魔の橋」に”はっ”としたんです。というのは私も同じ写真を撮っていたからです(といってももちろん篠さんの写真とは比べ物になりませんが)。私はあの橋を見にわざわざタクシーで行きました(笑)。
レストランにある引き伸ばされた写真はとくに素敵だな~と見とれました(笑)。

7月は無理ですが、来年(あ~来年なんて言う所がつまらなさすぎる~笑!)篠さんとめぐるツアーに参加したいです。
9月はご紹介いただいたワイナリーに行って見る事にします。ありがとうございます!

たまたま行き着いた篠さんのブログでしたが、知ってしまって、これからすごく楽しみです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。

旅人しのちゃん:

vinoeformaggioさん、「トスカーナの青い空」をゲットされたのは南青山のGrotta Ceresteですね。神宮前のDa Fioreにもヴェネツィアで撮影した”傑作”がありますよ。今、たくさん写真を展示しているのは田園調布駅前のCaffe Ginoです。ヴェネツィアと東京で開催した写真展と同じテーマで30点くらい常設展示しています。実はここのワインとコーヒーもお薦め。4月のVinItalyでもここのオーナーとワイン探しに行ってきましたが、美味しいワインが揃っています。あっ、これって店の宣伝になっちゃうかな?ま、良いものはみんなで分かち合いましょう。みんなで飲むから”和飲”、神輿はみんなで担ぐから”和を背負う”で”ワッショイ、ワッショイ”だそうですからね。

vinoeformaggio:

>みんなで飲むから”和飲”、神輿はみんなで担ぐから”和を背負う”で”ワッショイ、ワッショイ”だそうですからね。

篠さん、なるほどそうなんですね。”和飲”に”ワッショイ”・・・。
Caffe Gino、行ってみますね!

昨晩から篠さんの本を読み直しています。(というのも10年ぶりの歯の痛みで寝むれず、今歯科に行き、憂鬱なので会社も休むことにしました・・・笑)

篠さんの本を読んでいると面白いですね~。太古以来のイタリアと現在の篠さんを含んだイタリアとが何回も何回も交差して、古くからあるイタリアのいろいろな場所や物、今を生きているイタリア人、篠さん、そしてそのイタリア人と篠さんの関係・・・、全てがイキイキしています。
って、上手く言えないのですが。

また、篠さんの本を読み返してみて、食い入るように読んでいる私が面白い(って自分で言うのは何ですが)。というのは、それだけイタリアの各々は1度や2度行った所で消化しきれないだけのいろんな要素があるんだってことに気がついたんです。

ところで、7月の旅ですが、今回は行けないのですが詳細だけでも知りたいなぁ、と思います。それでも上記アドレスにメールを入れてもいいでしょうか??(お忙しいのにゴメンナサイ)

旅人しのちゃん:

vinoeformaggioさん、7月のツアーはやっとプログラムの原案を本日作ったところです。全ての内容が決定したらお知らせしますので、連絡を下さい。それにしても、イタリアの懐は深いですね。僕はフランスも好きだし、ベルギーの本を作った時にもこの国の魅力にも引かれ、まだ行ったことがないスペインやドイツ、東欧諸国にも憧れています。その気になればいつでも行けるのですが、海外へ行く機会があると思うと、ついイタリアにしてしまうのです。そして、ローマでも、ヴェネツィアでも、アッシージやピエンツァのような小さな町でも、何度通っても飽きない魅力があります。ツアーなどで、「あ、ローマ、一度行ったからいいです。フィレンツェもヴェネツィアも見ました」と言われると、正直言って、その人の心の浅さを感じてしまいますね。異文化は一度や二度の接触で分るものではないし、分らないことがたくさんあると思うと人生は楽しい。短いのが辛いけどね。まあ、全てを知る必要もないし、未知の魅力を秘めたところに憧れを感じ続けるのが一番ですね。

こずえ:

わたしも、旅人しのちゃんと全く同じに感じます。
他の国にもいってみようか・・・と思いつつ、またイタリアにいる。
イタリアに着いたら、「いつでも外国にいける、だって陸続きだもん。」
と、思っていたのだけれど、もっとイタリアの小さな町、村にも行きたい。
逆に住み慣れた町は、どんどん好きになる。(もちろん、嫌いなときもあります。)
もう、どうしよう!人生短すぎるのよね。

aki:

こんにちは。
vinitalyはどうでしたか?私も行く予定でしたが、子供が風邪を引いた為、残念ながら行けませんでした・・・。
キオッジャの町は、いつも通り過ぎるだけでしたが、篠さんの素敵な写真を見て今度立ち寄ってみたいなと思いました。エミリア・ロマーニャ州にも立ち寄る旅を計画中なんですか?
どんなツアーなんでしょうか??私も参加したいです~~。

http://musicamusica.hp.infoseek.co.jp/

旅人しのちゃん:

akiさん、久しぶり。以前、もうひとりのJazzが大好きなAkiさんと間違えていました。ゴメンナサイ。
akiさんはエミリア・ロマーニャ州に住んでいるのですね。このブログの読者にはもうひとり、レッジョ・エミリアに住んでいる方がいますよ。おいしいランブルスコを教えてもらったりして。今度、イタリアのおいしいワインを輸入している親友のGino(http://ginoblog.exblog.jp/)とトスカーナからエミリア・ロマーニャ経由ヴェネツィア行きのツアーを計画しています。akiさんのサイトを見ました。楽しいですね。写真もきれい!当然ながらピアディーナも出ていましたね。東京の青山にも専門の店が誕生しましたよ。店の名前もPIADINAでイタリア人の経営する本物の店です。そのお店を紹介したブログもありますよ。(http://moment82.exblog.jp/)ではでは、いつかイタリアで!

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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