ミンモ・イョーディチェ写真展


イタリアの著名な写真家、ミンモ・イョーディチェ(Mimmo Jodice)氏の写真展が九段のイタリア文化会館で4月27日(木)から6月25日(日)まで開催されています。
 1934年、ナポリのサニタ地区に生まれたイョーディチェは現代写真界において、常に挑戦的な作品を発表し写真概念に新風を吹き込む写真のひとりですが、1970年から1996年にかけては国立ナポリ美術学院でも教鞭をとり、写真界の指導的な立場にある写真家です。
 今回の写真展はイョーディチェが長年探求してきた「地中海の神話」をテーマにした作品

で、生誕地のナポリはもとより、ヨルダンなどイタリアの国境を越えて地中海沿岸のギリシア、ローマ遺跡を主な被写体に撮影した作品が展示されています。
 作品は露光中にズームミングを加えるなどの手法よって起るブレなどを応用し、石やブロンズの彫像があたかも生きているかのように、内面から光を放ち、神秘的な光の輝き、太古と現代を結びつける時空間をみごとに表現しています。

「レンズを通して語る 地中海の神話」

会期:2006年4月27日(木)-6月25日(日)    11:00-18:00 (月曜休館)
会場:イタリア文化会館 千代田区九段南2-1-30 [入場無料]



ときどき優しい笑みを浮かべながら、自分の作品と地中海文化の奥深さと現代における意味を語るイョーディチェ氏。実は僕の兄弟分でもあるミラノの”IL FOTOGRAFO"誌の編集長、サンドロ・イョーヴィネとも旧知の仲。


オープニング・レセプションに訪れた人たちと気さくに歓談、また会場で配られた写真集にサインを求める人が続出すると、自らテーブルに座り、奥様と並んでサイン会を行いました。古代の遺跡との対話を重ねてきたイョーディチェ氏はコミュニケーションをとても大事にしている方ですね。写真はコミュニケーションの手段でもありますから。

写真展のオープニング・レセプションでスピーチする在日イタリア大使大使館のマリオ・ボーヴァ大使。大使はカラブリア州のご出身で、イョーディチェ氏の作品にもカラブリアで撮影された写真があります。



オープニング・レセプションでは写真展会場の地下の大ホールで、イタリア大使と同郷のカラブリア出身のエリオ・ロカンダからケータリングされた料理でビュッフェ・パーティもありました。イタリア食文化研究の第一人者である馬場裕氏ご夫妻やこのような機会でないとなかなか出会えない友人たちとも旧交を温めることができました。

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コメント (2)

ito-ani:

この写真展、なかなか良さそうですね。
今度東京に行く時の楽しみにします。

歩く眼しのちゃん:

ito-aniさん、5日夜にに飯田橋のフレンチだけど、フランス人の友人+で行く予定だけど、合流しますか?その前にこの写真展を一緒に見るとか。
人間はどう生きるべきか、何をするべきかを写真を手段にするとこのような作品が生まれるのかと納得できる内容の写真展だと思います。必見です。

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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