ライナーテのヴィッラ・リッタ 2

ライナーテの町は昔から農業を主に反映していました。そのために今でも周辺にはカッシーナと呼ばれる農家が点在し、また町中にもカッシーナが残っているところもあります。ヴィッラ・リッタの他に目立つものと言えば、2,3の小さな教会があるのみで、町全体としては田舎の町といった風情ですが、ヴィッラの脇には運河が流れ遊歩道が作られていたり、ミラノから日帰りで散歩するにはちょうどよい規模の町です。住宅の中を散歩していたら、本格的な日本庭園の家もありました。また、最近はヴィッラに観光バスで訪れるケースも増えたり、高速からすぐ下りたところには大きなホテルも出来ていました。

館の内部は公共の施設として開放されています。

ライナーテ市立図書館もヴィッラ・リッタの中にあります。

現在、ヴィッラ・リッタは市の管理下にあり、公共施設として図書館やギャラリーもあります。グラツィアーノ紹介で副市長にも会い、僕は近い将来、このギャラリーで写真展を開催する計画があります。昨年はグラツィアーノと一緒にヴィッラ・リッタを紹介する小さな絵本を作りました。まったくのボランティアの仕事でしたが、その絵本はヴィッラを見学に来た子供たちに無償で提供されています。庭園や噴水の管理をしている人たちの多くも定年退職した人たちがボランティアで働いてますし、イタリアでは公園や美術館、博物館でこうしたボランティア活動が多く見られます。日本でも年金生活になったらどんどんとこうしたヴォランティア活動に参加すれば、定年後も新たな楽しみが生まれるでしょう。

かつては町のはずれにアルファロメオの本社工場もありましたが、町の佇まいは静かなベッドタウンです。

大都会、ミラノとは違った趣きがあるライナーテ。

町中を散策していたらこんな本格的な日本趣味の家がありました。日本人の観光客は歓迎されそうですね。

ライナーテに住む親友のグラツィアーノ・ヴィターレ。僕と一緒に作った絵本「ニコラ・サウロのあしたはやるぞ」(岩崎書店)など日本でも子供向けにたくさんの本を作っています。

2005年にグラツィアーノと作った”ヴィッラ・リッタ”の絵本。ヴィッラ・リッタで子供達に配布されています。









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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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