
小さな漁船が並ぶカンネートの入り江
ブーツのような形のイタリア半島のちょうど突き出た踵の内側のイオニオ海沿岸に"美しい町”と呼ばれたガッリーポリがあります。ガッリが美しいという意味で、ポリは町を意味するギリシア語。ターラントに大都市を築いていた古代ギリシア人が拓いた植民地で、元々のギリシア語名”カレ・ポリス”がガッリーポリとなりました。レッチェからオトラントなどを観光してのんびりと訪れるにちょうどよい位置にありプーリアを旅する時には必ず訪れることにしています。

まだ、真新しいジェラテリア

ミラノやローマのジェラテリアを思わせる店内

建物の壁も塗り替えられモダンなピッツェリアになった
町の作りはシチリアのシラクーサにも似て、ボルゴ地区という碁盤目のように整備された新都市ボルゴ地区とその先にある小さな島が橋で結ばれています。東京の月島と佃島の関係を思い浮かべたりしますが、この小島が旧市街でギリシア時代からの歴史を重ねています。周囲をゆっくり歩いても30分程度で回れる大きさで北側に大きな港があり、橋の南側にもおもちゃの船のような漁船がならぶ小さな入り江があるほか、西側にも防波堤で囲まれた小さな漁港とプリータと呼ばれる入り江があります。南側のディアス海岸の防波堤から下を覗き込むとイオニオ海の波が打ち寄せる岩礁が続き、なんとそこにはたくさんの野良猫が住処としていました。

こんな可愛い漁船で漁をする

イオニア海が光るディアス海岸を歩く

ディアス海岸の岩礁

ディアス海岸の岩礁にはのら猫たちが住み着いている
北側の港には大きな船が停泊できるし、大型の観光バスが何台も駐車できる広いスペースがあり、私が訪れた春先はまだバカンスシーズンではないので少年たちがサッカーを楽しんでいました。その駐車場から上の道路に上がると”Al Pescatore”というレストランがあり、地元の料理が町で一番旨い店だと教えてくれました。ウニのスパゲッティ、日本ではヒメジと呼ばれるトゥリッリャやスズキの塩焼きを食べましたが、新鮮な魚はどこで食べても旨いのが当たり前です。正直に言えば、ウニは日本の方がはるかに旨いと思います。

小島の先端の家

Buon Giorno!(こんにちは)
これまでにも3,4回訪れていますが、今回は真新しいジェラテリアや今まで存在にも築かなかったトラットリアが建物ごと壁を塗り替えモダンな店に変身しているのに驚きました。ことにジェラテリアで働いている娘たちはミラノやローマの店で見かけるようなおしゃれなユニフォームに身を包み、かつてのガッリーポリのイメージが変わりました。真夏にはきっとイタリア国内や海外からの観光客で店先のテラス席も賑やかになるのでしょう。

港の駐車場でサッカーを楽しむ少年たち

美味しいと評判のAl Pescatore,地元漁師推薦

トゥリッリャ

スズキ

