ガッリポリの路地裏散歩

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細い路地の迷路

イタリアの都市を歩いていて一番おもしろいのは歴史的な旧市街の迷路のような路地 ですね。構造を迷路とする理由のひとつに外敵が侵入したときにかく乱させるという目的がありますが、ヴェネツィアの迷路は小さな島々を橋でむすび、少ない土地に建物を増やしていく間に細い路地が蜘蛛の巣のように出来上がっていったものもあります。入り組んだ路地を右に曲がるか、左に曲がるかで開ける視界の変化を楽しんだり、このガッリポリのように、狭い路地に立派なバロック調の装飾を施したファサードの大聖堂があって感動したりします。

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路地から垣間見る壁はモダンアートのようだ
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Fiat 500が似合う路地
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やはり古びたものがよく似合う町

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路地から海が見える
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島から眺めた新市街、ボルゴ地区
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路地に差す午後の日差し

かつて油絵を描いていた頃、イタリアやフランスの建物の壁面に強く引かれたことがあります。パリを描いたユトリロや佐伯祐三の作品を見てはヨーロッパの都市に憧れたものでしたが、訪れてみるとなるほど、このままキャンバスに描き移しても立派な作品に見えそうな壁面をあちこちに発見します。また、カトリックの信仰厚いイタリアでは路地が突き当たる正面は辻のところに聖母やキリスト、あるいはサン・フランチェスコやサン・アントニオを祀った祠がありますね。近年はパードレ・ピオという病を治したりする奇跡の力があると信じられている神父の像もよく見かけます。

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アーチを潜り住宅の中庭に
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バルコニーの奥に壁画が見える
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建物に囲まれた中庭から見上げた青空
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聖アガタを祀る大聖堂

イタリアの路地歩きでは猫にもよく出会います。野良猫一匹住めないような町は人間だって味気なくて住みたくはないでしょう。昔の東京では野良犬もよくいましたが、今は皆無。野良猫だってどこかしらびくびく必死に生きている感じですが、イタリアの野良猫はのんびり、ゆったり、気ままな日々を満喫しているようです。そんな野良猫の後について行くと、せっせと手仕事をしている職人さんの工房に行き着いたり、またまた面白い出会いと発見があったりするのです。古代ギリシア時代には"美しい都市”と呼ばしめたガッリポリですが、現在のイメージは鄙びた雰囲気の漁港や庶民の生活臭が漂う路地裏が魅力ですね。ですから、前回紹介したジェラテリアのような、あまり大都市のスタイルをコピーしたような店はないほうがいいのですが、どうやらこの街も時代の趨勢にはかてず経済的な発展を目差して変貌しつつあるようです。

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獅子と聖母が守るバルコニー
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町のいたるところに祠がある
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葦を編んで籠などを作る工房

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コメント (1)

Venere:

素敵な町ですね!行ってみたいです。

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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