ヌマーナからグラン・サッソを抜けてローマへ

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ロッソ・コーネロの葡萄畑

12月4日の午後14時50分発の成田行きアリタリア機に乗るべく、ヌマーナを朝8時半に出発しました。コンテ・レオポルディ・ディッタユーティのオーナー、ピエールヴィットリオの娘と息子がローマに住んでいるので、彼は週に何度か車で往復するそうです。その車に乗せてもらいローマのテルミニ駅まで送ってもらうことになったわけです。当初は冬場の山越えの道路が凍結などで通行止めになってはしないかと心配でしたが、それよりもアリタリア機のストライキや欠航の方が心配大だということでアウトストラーダでローマに向かう方法に決めました

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絵にしたい夕暮れの風景

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ヌマーナの夜空に寒さを忘れる

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Leopardi Dittajuti家の自宅の大きな松

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ヌマーナの伝統的な民家、壁の白い石が特徴

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ローマへ向かう途中に農家により野菜を仕入れる

まずはヌマーナからアドリア海を左に見ながらアブルッツォに入る。ヌマーナを出るとロレートの大聖堂がより大きく見えてきます。1291年にサラセンの追撃を受けて退散する十字軍、そのさなかにナザレにあった聖母マリアとヨセフの聖家族を天使があらわれ、この地に避難させたという伝説が15世紀に誕生し聖堂が建立されました。
朝日に輝くアドリア海を眺めながらさらに走り、アルバ・アドリアティコ、10年余り前にここから内陸に少し入ったトラノ・ヌオーヴォという村にあるアブルッツォのワイン造りの名人、エミディオ・ペペを訪ねたことがありました。車は海岸線に沿って更に先にあるジュリアノーヴァからテラモ方面へと内陸に向かいます。しばらくすると遠方に雪を被った山並みが見えてます。山脈の稜線が徐々に鋭角をましていくと、一気にイタリア半島の最高峰であるグラン・サッソの威容が眼前に迫ります。車はその山塊に突撃するように走り続け、そしてついにグラン・サッソを貫くトンネルを抜けます。アブルッツォの州都ラクイラが現れ、大地はとたんに優しい傾斜の山並みになりました。この自動車専用道路A24のドライブは左右の山並み、など風景がとても良く、変化に富んだ適度なカーブの連続で退屈な疲れを感じません。

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翌朝、ヌマーナからローマへ出発

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ロレート大聖堂。建築はブラマンテも大きな貢献をしている

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アドリア海沿岸からアブルッツォの山中へ

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グラン・サッソの雄大な山脈を眺めつつ走る

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イタリア半島を縦走するアペニン山脈の最高峰グラン・サッソ2912m

ローマのあるラツィオ州に入ると大地が暖かくなっているのか山からの冷たい冷気と大地から上る空気がぶつかり合い深い霧が発生しています。その霧が晴れたころ、風景はもうローマの中心に近いことを感じさせます。糸杉と笠松の並木が見え、青っぽい光がやや金色を帯びて、我々はローマの市外の外環道路に入って行きます。渋滞に少しイライラし始めるピエールヴィットリオを奥さんがなだめるように次を右、その次は左よ、と支持を出し、ついにテルミニ駅に到着した。予定より20分ばかり早い快適なドライブでした。車を止めて構内に入るとすぐにフィウミチーノ空港行き列車が止まっていました。列車の脇に特設の切符売り場があったのですぐに切符も買うことが出来11時22分発のその列車に乗れたのもラッキーでした。空港までは20分ほどで到着します。以前はローマ市内のホテルからタクシーを利用しましたが、この料金が条例では40ユーロとか決められているそうです、大きな荷物がどうのこうのと理由をつけ50ユーロを要求されたり、時にはそれ以上をぼったくる雲助タクシーも多いので、ローマから空港行きはこの列車が一番いいですね。

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グラン・サッソを貫く長いトンネルを抜けるととたんに景色が変わる

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ティヴォリの手前、ローマは近い。突然、霧が立ち昇る

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ティヴォリを過ぎると笠松の並木が見えてきた

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ローマ市内に突入。道路の渋滞がひどい

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ローマ、テルミニ駅に到着

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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