11月中旬から下旬にかけてピエモンテからヴェネツィア、そしてミラノまで旅をした。ピエモンテからヴェネツィアまでは私が企画した「芸術と美食の旅」で8名の友人たちとの楽しい旅であった。成田からアリタリア機でミラノ、マルペンサ空港へ飛び、そこから出迎えの専用バスでピエモンテ州カネッリ郊外にあるアグリトゥリズモ、ルペストルに到着。そして、オーナーの友人、ジョルジョ・チリオが用意してくれたチーズや生ハム、サラミなどで彼の作ったドルチェットやモスカートのワインで軽い夕食。日本から12時間の空路とマルペンサから2時間半ほどのバス移動にも関わらず、一同元気にワインやチーズを楽しんだ。チーズは今回の旅でも訪問予定の工房が作るヤギのチーズ、ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノを熟成違いの3,4種を味わった。栄養価が高く消化しやすいチーズは旅の疲れをとるには一番だ。

アグリトゥリズモ、ルペストルの2階の部屋の窓からテラス越しに見えた風景。

ガヴィのレストランのカンティーナで撮影した1952年と1964年のバローロ。

ネイヴェで極上バルバレスコを生産するエリオ・フィリッピーノ夫妻。

トリノ、王宮広場の夜。

オルトレポー・パヴェーゼのワイナリー、カステッロ・ディ・ルッツァーノの葡萄畑の紅葉。
今回の旅は4月の取材でもここぞと思ったガヴィやモンフォルテ・ダルバのレストランでピエモンテ料理の真髄を味わい、ガヴィ、バルバレスコ、バローロのワイン生産者を訪ね、そしてトリノではカフェ文化とフランスの影響を受けたエレガントな街並み散歩を楽しみ、続いて、ロンバルディアのオルトレポー・パヴェーゼにある2つのワイナリー、アルバーニとカステッロ・ディ・ルッツァーノを訪ねてからヴェローナに入り1泊、ヴェネトを代表するヴァルポリチェッラやソアーヴェのワイナリーを訪れてから、ヴェネツィアで2泊してバーカロをハシゴしながら冬のヴェネツィアをたっぷり味わうという日程。日程的にはあと2日あるともう少しゆったりと歩けるのだが、主に現役の第一線で活躍するメンバーのグループだったので最初のアグリトゥリズモと最後のヴェネツィアだけが2泊であとはトリノとヴェローナに1泊づつというコンパクトなもの。しかし、季節はピエモンテでは白トリュフが旬であり、ロンバルディアやヴェネトでも秋の味わいを満喫した。
私はこのグループとの旅の後、ミラノで少し取材する必要があり、ひとり残り4泊ほどミラノに滞在し、路面電車のトラムを活用しながらミラノを歩いた。

ヴェネツィアで写真家を撮る。ドイツ人らしいがリンホフという4x5インチ判フイルムを使うカメラ。題して“Fotografo fotografa fotografo!(写真家が写真家を撮る)”。

写真家が撮影していた先に見える島の教会、サン・ジョルジョ・マジョーレの鐘楼からのパノラマ。この季節は霧に包まれることが多い北イタリアだ。

夜になると霧はますます深くたちこめ、サン・マルコ広場もご覧の通り。

ツアーのメンバーを空港まで見送り、馴染みの店のひとつ、“Al Milion”で独りランチ。そして慌しくミラノに列車移動。
イタリア旅行中に家人や友人に国際ローミングの携帯電話で写メールしたのだが、2,3年前にヴェローナからワイン博、VinItalyの記事を送った時にもその料金にびっくりしたが、今回はその倍になっていてより驚いた。原因は新しく買い換えたSoftbankの携帯が1千万画素、送信用に自動サイズダウンしても写真1つが295kb、その割にはパソコンで見るとせいぜいご覧のような程度。最近はコンパクトデジカメでも高画素を売りにするが、もともと受光素子が小さなところに画素数だけ無理に増やすのはあまり意味ないようだ。旅全体はとても満足したが、この写メだけは反省点。もともとアナログ人間ゆえの失敗。今後はよりデジタル人間を目差すか・・・
今回の旅の報告は一眼レフで撮影した写真とともに、近々、連載する予定だが、とりあえずはちょっと物足りないが携帯で撮影した写真で予告編。

ミラノの親友、サンドロのアパートからは右手に中央駅が見える。

ミラノに着いて初めて一日中太陽が輝き、青空が広がった。徒歩とトラムで夕方まで市内を歩いた。

中央駅左側のトラムのターミナル。夜空には三日月も見えた。

