ヴェネツィアのカルネヴァーレ!

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冬の霧に包まれたカナル・グランデとヴェネツィアの町。サン・ジョルジョ・マジョーレ教会の鐘楼から

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リアルト橋にもカルネヴァーレの飾り

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サン・ジョルジョ・マジョーレ教会のある島を背景にポーズをとる、バウッダ(ドミノ仮面)の仮面の男

今、ヴェネツィアではカルネヴァーレ(「謝肉祭」)の真っ最中。サン・マルコ広場を中心に思い思いの仮装をした人たちが現れます。中世やルネッサンス風の豪華なドレスがやっぱり歴史的な街並みにはよく似合いますね。今年は今月10日から16日までがカルネヴァーレ期間ですが、ヴェネツィアではクリスマスを過ぎたあたりからもうカルネヴァーレ気分で、街中の飾りもカルネヴァーレの雰囲気です。また、お土産店や仮面の専門店では年中、仮面(マスケラ)を売っていますから、真夏でも観光客がカルネヴァーレの仮面姿で歩いていたりします。


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様々な仮面の下は、時には男性だったりすることも


カルネヴァーレに仮装して舞踏会に出るという風習はヴェネツィアが発祥だそうで、15世紀頃から始まりフランスやドイツなどヨーロッパ各地に広がりました。「謝肉祭」とか「仮装舞踏会」というタイトルの楽曲も多く作られています。ムード音楽のオーケストラで知られるマントヴァーニ楽団のアルバムに「ベニスの謝肉祭」というのがありましたが、その原曲がショパンが作曲した「ベニスの舟歌」でした。ショパンはイタリアに行ったことがなく、ずっと憧れを持っていたそうですが、この曲もそんな想いで作られたのですね。

オペラの巨匠、ジュゼッペ・ヴェルディも「仮面舞踏会」という作品を創っていますが、これは18世紀の終わりにスウェーデン国王グスタフ3世が仮面舞踏会に紛れ込んだ暗殺者に撃たれて死んだ事件をもとにしています。

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貴族制が廃止されてもコンテ、コンテッサなど称号は残るイタリアで、ヴェネツィアの貴族たちもカルネヴァーレはかつてのファミリーの栄光を楽しめるお祭だ

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ドゥカーレ宮殿の窓に登場した人たちはヴェネツィアの栄華な時代を思い起こさせる

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カルネヴァーレの衣装などを作っている店のオーナーが自らショーウィンドーの中に入って、道行く人を楽しませている

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ヴェネツィアで有名な仮面工房トラジ・コミカ(www.tragicomica.it)

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鏡の中のカップル

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道化師の衣装を着た可愛い赤ちゃんに周囲が注目


ヴェネツィアで仮面が流行したのは平民も貴族も身分を隠して自由に楽しめるからだそうですが、そのことで風紀や治安が乱れることにもなったようで、外国では禁止令を出したこともあります。ヴェネツィアでもペストが流行した18世紀から長く控えめになったり、世界大戦の影響で20世紀に入っても今ほど派手には楽しまれなかったようですが、イタリア経済が復興し、また観光立国として世界中から人々が訪れるようになると、ヴェネツィアでもより観光客を呼び寄せるプロジェクトとしてカルネヴァーレの期間中に様々なイベントが企画されたり、毎年異なるテーマ性を持ったお祭に変化し、年々、盛大になってきました。

今年はチョコレートを楽しむこともテーマのひとつのようで、プログラムを見るとカフェや舞踏会でチョコレートを使った様々なメニューが宣伝されています。また、いくつかの歴史的な館の中ではドレス・コードはカルネヴァーレ衣装ということで、舞踏会も開催されていますが、あの世紀のプレイボーイと呼ばれたカサノバをテーマにしたような仮装舞踏会もありちょっと怪しげです。カルネヴァーレが一番盛り上がるのは、やはり週末で今日から3日間は舞踏会やコンサートなど様々なイベントが開催されています。

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昨年の12月上旬に出会ったグループ。結婚目前の友人を祝福する独身最後のドンチャン騒ぎでもカルネヴァーレの仮面を被っている

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サント・ステファノ広場にあるちょっと変わったブティック

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コメント (1)

はじめまして・・イタリアは素敵なところですね。

ヴェネツィアにはその内、是非出掛けてみたいです。

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篠 利幸

1977年初渡欧、画家としてしばらく活動後、イタリアの写真を撮り始める。書籍、雑誌等で写真と文筆の両面で活動、「田園のイタリアへ!アグリトゥリズモの旅」(NTT出版)、「トスカーナの青い空」(東京書籍)など著書多数。 新ブログスタートしました→http://blogs.yahoo.co.jp/fotombra

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