
怖かった・・・、本当に。
この異様な赤みを帯びた昨日の夕日に不安は感じていましたが・・・。

昨日のお昼過ぎ、島の中心部Kaunakakai カウナカカイの街中から
そう遠くないところに、煙が上がりました。
「火事じゃない??」と、向こうを指差す姿があちこちに。
でもこの時点では、そんな大事になるとは思っていなかったのですが・・・、

煙は一向におさまらず、消火活動を行うヘリコプターが上空を何度も往復。
煙の範囲は山を広がっているように見えるし・・・。
山側の家では、裏庭のキアヴェの木を切って万が一に備えていた人もいたそうですが、
全体的に見るとローカルの人達は特に大騒ぎしている様子もなく、
野次馬のように家の前の道路から眺める人が、たま〜にいるくらい。

そして夜20時過ぎ、住宅街からも炎を確認できるほどに。
(この写真↑は少し望遠で撮ったので、実際はもう少し遠い感じでした)
私は『これは結構危ない状況なのでは???』とかなり不安になっていたけど、
島の人達の様子は、さほど変わらず・・・。
『郷に入っては郷に従え』かしら?!・・・と、おとなしく家に帰ることに。
でも・・・眠れないんですよ。
だって、外から漂ってくるきな臭さは強くなっていくし、
電気を消してベッドに入っても窓からオレンジ色の光がどんどん差し込んでくるし・・・。

で、午前3時頃に部屋の窓のスクリーン越しに見えたのが、これ。
もう全く眠れない訳です。
とはいえ、深夜なので自ら誰かを起こすのも気が引けてしまい、
とにかく辺りの様子をこまめにチェックしてたけど、
近所のお宅はどこも電気が消えたまま物音もしないので、寝ている様子。
落ち着かないから、大事なものなどをまとめてみたりしながら、
引き続き、辺りの様子をまめにチェック。
もうジッとしていられない気分で・・・。
でも『もう限界だ〜〜〜!!怖い〜〜〜!!』と思った午前5時頃、
警察官が『避難してください』とまわってきました。
お、遅いよぉぉぉーーーー!!!
しかも徹底して避難を呼びかけているという程でもなく、
もし私が寝ていたらそのまま気づかれず放置されていた気がしないでもないような・・・。
そして近所の人達の素早さに驚き。
今まで寝ていたはずの人達が、あっという間に小さなバッグひとつで家を後にし、
気づけば私が最後ーーー?!?!という状況。
初めての状況でよく解らないけど、取り急ぎ、
現金・パスポート・PC・洗面道具などを持って慌てて私も家を去りました。
まずはグランマと友達をチェックした後、避難所として解放していると言われた
ミッチェル・パウオレ・センターへ。
しかーし!誰もいない・・・。
家族の多いモロカイ島、どうやら避難センターではなく、
親戚など家族のところへ行ったりするのが大方らしいとか・・・。
その様子で緊張感が少し緩んだ私は、
『やっぱり、他にも持ってきたいものがある!』と思い、ひとり家に戻ってみることに。
しかし!我が家に続く道は既に煙で道路も見えないほど。
まだ家を出てから20分位しか経ってないのに・・・。
煙の奥に一瞬見えた家の後ろでは大きな炎が燃え盛っていて・・・、
呆然とするしかなくて・・・。
あまりのショックで涙がポロポロこぼれて、そのままグランマのところへ行きました。
やっと安心できる場所にきたはずなのに『一体どうなっちゃうんだろう・・・』という
不安な気持ちで一睡もできず。
空が明るくなってからは、再びヘリコプターが頭上を往復する音が響き渡り、
火事の大きさを物語っていました。

朝9時過ぎ、どうやら私の家のエリアも落ち着いたらしいとわかり飛んで行くと、
なんと、家の裏庭まで火はまわっていたけど、家自体は無事でした!!!!!
周りの他の家も同じ状況!!
裏に回るとそこは一面真っ黒で、まだあちこちで小さな煙が上り、
むせ返るような息苦しさはあるけど、
今のところ、民家の火災やけが人なども確認されていないとのこと!
本当に良かった!! この後も無事を願うばかりです。
ただ、今現在(ハワイ時間で約16時半)も消火活動は続いていて、
煙と焦げ臭さで心地良いものではありません。
後になって聞くと、余り動じていないように見えたローカルの人達も、
実はきな臭さや不安で眠れなかった人が多いよう。
さすがに今回の火事は皆の予想を上回る大きさになってしまったようです。
ただ、その表し方が違うのは文化の違いもあるのかも・・と思いました。
全てが落ち着くまでにはまだ少し時間がかかりそうですが、
私はこのままグランマのところで暫く落ち着かせてもらってから、
焦げ臭さの充満するお部屋のお掃除に取りかかることにします。
という訳で、私は無事です。
外国での火事、勝手が解らず戸惑いましたが、学んだことも多くありました。
災害時、日本で良しとされる“早め早めの対策”が見当たらないことで
余計に不安になってしまった気がします。
それと、どこでも親しい知り合いがいると、いざという時は本当に心強いですね。
また何かあったら、お知らせします。
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